
埼玉県行田市の歴史スポットを紹介します。
県名発祥地ともいわれる行田市には、国の特別史跡「埼玉古墳群」をはじめ様々な時代の魅力的な歴史スポットが点在します。
時代毎に、良く知られたスポットやちょっとマイナーな場所なども取り交ぜてオススメのスポットを紹介!
行田市散策の参考にされてみて下さい。
行田町歩きのオススメポイント

埼玉県行田市には歴史や文化が楽しめるスポットが多くあります。
その特徴としては、古墳時代まで遡る古代のロマンから戦国時代へ、そして江戸時代から昭和にかかる歴史・文化など、幅広い時代に渡っている点です。
その中で、それぞれの時代が交錯するスポットに時々出会えるのが、行田の歴史散策の面白いところでもあります。
行田で歴史が楽しめるスポットを年代順に紹介してみますので、惹かれるスポットを探してみて下さい!
『古墳時代の歴史スポット巡り』 埼玉古墳群ほか
まずは古墳時代の歴史スポットの紹介。
「埼玉古墳群」 稲荷山古墳の出土品が国宝に!

「埼玉古墳群」は5世紀後半~7世紀中頃にかけ、150年以上にわたり大型古墳が連続して築造された、全国でも有数の大型古墳群です。
前方後円墳8基・大型円墳1基の計9基の古墳が残されており、「さきたま古墳公園」として整備されています。
「稲荷山古墳」から発掘された鉄剣は全国的にも一躍話題になり、世紀の大発見として国宝指定されました。
日本最大級の円墳「丸墓山古墳」は、戦国時代に石田三成が忍城攻めの際に墳頂に本陣を構えたことで知られます。
詳細なレポートはこちらへ!(さきたま史跡の博物館と全9基の古墳を紹介)
「八幡山古墳」 石室が見れる!関東の石舞台

もう一ヶ所、印象的な古墳「八幡山古墳」を紹介します。
奈良県の飛鳥石舞台は有名ですが、関東近辺でこの様な剥き出しの古墳石室が見れるのは珍しいのでは?しかも、なんと石室の内部をのぞいたり、入っての見学もできるんですよ!
埼玉古墳群との比較で知名度が低いですが、「こんなのあるんだ~」と歴史好きを唸らせること請け合いのスポット。
詳細なレポートはこちらへ!(八幡山古墳の紹介、石室内部も覗けます)
「古代蓮の里」 ギネス認定!田んぼアートも

花好きの方にもオススメしたいスポットが、こちら「古代蓮の里」。
昭和48年、この地域で工事が行われた際、地中深く眠っていた蓮の実が静かに目覚めました。
その蓮は原始的なもので、1400年~3000年前のものと推定されました。そんな悠久の古代のロマンを感じさせる花が咲き誇るのが、こちら。
また、近隣の田んぼで毎年開催される「田んぼアート」は、”世界最大の田んぼアート”としてギネス認定もされているんですよ!
詳細なレポートはこちらへ!(古代蓮池の様子や蓮の生態の紹介、田んぼアートの紹介もあり)
『戦国時代の歴史スポット巡り』 忍城を中心に
「忍城址」のぼうの城の舞台は続日本100名城

忍城は室町時代に築城された城で、関東七名城の一つに数えられます。また、続日本100名城にも選定されています。
戦国時代、石田三成の水攻めに屈しなかったことから「浮き城」の別名が付いています。映画「のぼうの城」の題材にもなった城です。
元々本丸だった場所が現在は城址公園となっており、外観復興された御三階櫓(やぐら)が立てられています。
公園内には「行田市郷土博物館」が併設されており、入館すると内部でつながっている御三階櫓の中に入ることができますよ。
詳細なレポートはこちらへ!(城址公園の見どころの他、郷土博物館や御城印の紹介もあり)
「石田堤」 忍城水攻めの遺構

「石田堤」と呼ばれる忍城水攻めに関連する戦国時代の遺構が、行田市と鴻巣市の境目地域に残っています。
石田堤は水をせき止める広大な堤防ですね。ちょっと辺ぴな所にありますが、解説ボードもあり堤の断面図が見れたりと、歴史好きには興味深いスポットです。
詳細なレポートはこちらへ!(遺構の紹介や、石田堤に関する考察などを紹介)
『江戸時代以降の歴史スポット巡り』 足袋のまちを歩く
「足袋とくらしの博物館と足袋蔵めぐり」 陸王ロケ地巡りも

足袋のまちとしての行田は良く知られるところ。
行田では江戸時代中頃から足袋作りが盛んになり、昭和の最盛期には全国シェアの約8割の生産がされたそうですよ!凄いシェアです。
「足袋とくらしの博物館」は大正13年頃に建てられた店舗兼住宅を元に、全盛期の足袋工場を再現した施設です。足袋作り体験もできますよ!
行田市は2017年に「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」として、県内初の日本遺産に認定されています。

市内には、足袋を保管するための足袋蔵が70棟余り残っています。足袋蔵のマップを片手に町中を散策するのも楽しいですよ!
写真は蕎麦屋として使われている足袋蔵。店舗として現在も使用されている蔵は結構多いです。
行田は足袋の技術を使って最新のランニングシューズを開発するドラマ、「陸王」のロケ地にもなりました。そのロケ地巡りも人気のようですよ!
詳細なレポートはこちらへ!(足袋とくらしの博物館や足袋蔵巡りを紹介)
『歴史感じる神社2社を巡る』 前玉神社・行田八幡神社
歴史を感じる神社2社を紹介。
御朱印や花手水など現代的な楽しみもある神社につき、時代は現在としておきますかね。
「前玉神社」 延喜式記載の古社、看板猫!?

「前玉(さきたま)神社」は、平安時代の延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)にも記載がある由緒ある古社です。
場所は埼玉古墳群に隣接する場所にあり、前玉神社自身も古墳の上にある神社なんですよ!
全国的に見ても最も古い時代の万葉集の歌碑など、貴重な文化財もあります。
一方、神社に住む看板猫が参拝客を案内してくれるとか、猫の限定御朱印が人気、な~んて緩い話題が人気の神社だったりもします。
詳細なレポートはこちらへ!(前玉神社の見どころや、猫の月替わり限定御朱印の紹介なども)
「行田八幡神社」 花手水week

最後に歴史ある「行田八幡神社」と、行田八幡神社を中心に行田市内で行われている楽しいイベントを紹介。
行田八幡神社は、かつて忍城主に深く崇敬を受けた城下総鎮守。
現在では”封じの神社”といわれ、各種災いの封じの御利益が頂けます。境内の開運のスポットが多くあり、楽しく参拝出来ます!

行田八幡神社では、手水(ちょうず)に花を生ける花手水が行われています。
そして毎月1日~14日になると、行田八幡神社のみならず商店や民家の軒先にも花手水を飾る「花手水week」のイベントが町ぐるみで開催されてます。
花手水weekの散策マップも用意されているので、足袋蔵めぐりの傍ら花手水を探すのも楽しいですよ!
詳細なレポートはこちらへ!(行田八幡神社の見どころと、花手水weekの模様を紹介)
『観光物産館 ぶらっとぎょうだ』

町歩きの前に「観光物産館 ぶらっとぎょうだ」にぶらっと立ち寄って、情報収集をしてゆきましょう。
地場の商品の販売もあり。行田の地粉を使った語呂の良い「行田の餃子」は人気商品らしいですよ!
![]() | 価格:1,540円 |

出かけてみませんか?

いかがでしたか?歴史をテーマに行田の散策スポットを紹介をしました。
時代によって分けてみましたが、埼玉古墳の見学途中に忍城水攻めゆかりの古墳に出会ったり、城跡巡りで水城公園を訪問すると陸王のロケ地があったり。
違う時代がすれ違うスポットがあるのが、行田の歴史散歩の面白い部分でもあります。
興味のあるテーマを探して、行田の町を歩いてみませんか?
![]() | 価格:1,540円 |


サステナブルにお得な買い物ができるって、いいんじゃない。
【記事の訪問日:2021年において数回】