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歴史好きならば、歴史を感じられる街・埼玉県行田市をめぐってみませんか?
県名発祥地ともいわれ、県内随一の歴史スポットの多い街です。
年代も古代から近代・現代にわたり、幅広いのが特徴。
特別史跡「埼玉古墳群」をはじめ、城下町や日本一の足袋生産地としての歴史などなど。
良く知られたスポットから少しマイナーなものまで、歴史好きにオススメしたい8スポットを紹介。
行田の街を歴史探訪しましょう!
埼玉県名発祥の地・行田の町歩きに出かけよう!

行田市には埼玉と書き「さきたま」と読む地名があり、そこが埼玉県名の発祥地と言われているんですね。
県名発祥地でもある行田市には、歴史を感じさせるスポットが沢山あります。
そして、さまざまな時代の歴史に出会えるのがその魅力ですね。
古代のロマンをはじめ、戦国時代から江戸時代の歴史スポット。
そして、大正時代から昭和にかけての産業遺産なども。
そんな行田の歴史が楽しめるスポットを、時代順に追って紹介してみます。
『埼玉古墳群・八幡山古墳・古代蓮の里』 古代のロマンに触れる
「埼玉古墳群」 出土品は国宝指定に

まずは古墳時代の歴史スポットの紹介から。
令和2年に、埼玉県内では初となる特別史跡に指定されたのが「埼玉古墳群」です。
県名発祥地の地・埼玉(さきたま)に所在し、出土された鉄剣が国宝指定されるなど、行田を代表する歴史スポットといえます。
「さきたま古墳公園」として整備された敷地には 前方後円墳8基・大型円墳1基の計9基の古墳が残されています。
良く整備された散策路が続き、ハイキングがてら、気軽に古墳めぐりができますよ!
そして、国宝の鉄剣が出土された稲荷山古墳や、戦国時代に石田三成が本陣を構えた丸墓山古墳には登墳することもできます。
公園内に併設された「さきたま史跡の博物館」で国宝の鉄剣も見学できるし、まずは必見の歴史スポットですね!

住所:埼玉県行田市埼玉(GoogleMapで開く)
「八幡山古墳」 関東の石舞台!?

行田市では多くの古墳が見つかっており、若小玉古墳群は県内では埼玉古墳群に次ぐ規模の古墳といわれます。
中でもこちらの「八幡山古墳」はとても印象的ですね。
奈良県の飛鳥石舞台は有名ですが、関東でこのような剥き出しの古墳石室が見れるのは珍しいですよね!
しかも、なんと石室の内部の見学もできるんですよ。
街外れの工業団地に隣接した、ちょっぴりへんぴな場所に位置していることもあり、知名度はイマイチな気がします。
ですが、歴史好きの貴方に「こんなのあるんだ!」と唸らせること請け合い。
機会があれば、是非立ち寄って欲しいオススメのスポットです。

住所:埼玉県行田市藤原町1-27-2(GoogleMapで開く)
「古代蓮の里」 世界最大の田んぼアートも!

花好きの方にもオススメできるのが「古代蓮の里」。
昭和48年にこの地域で工事が行われた際、地中深く眠っていた蓮の実が静かに目覚め開花し始めたんですね。
その蓮はなんと1400年~3000年前のものと推定されました。
そんな悠久のロマンを感じさせる花蓮が、一面に咲き誇る姿に出会えるのが古代蓮の里です。
蓮は花期が長く、夏期のけっこう長い期間にわたって花が楽しめますよ!
また、隣接した田んぼで毎年開催されるのが「田んぼアート」。
これは”世界最大の田んぼアート”として、ギネス認定もされているんですよ!
季節の風物詩となっており、古代蓮と併せて見学したいイベントです。

住所:埼玉県行田市大字小針2375番地1(GoogleMapで開く)
『忍城・石田堤』 戦国時代・江戸時代を歩く
「忍城址」 のぼうの城の舞台は続日本100名城!

さて、時は戦国時代・江戸時代へと移ります。
忍城は室町時代に築城された城で、かつて関東七名城の一つに数えられました。
時が変わり現在では、続日本100名城の一つに数えられています。戦国時代の豊臣秀吉の関東征伐の際、石田三成軍の水攻めに屈しなかった城として有名。
「浮き城」の異名を持ちます。
そのエピソードは映画「のぼうの城」の題材にもなり、歴史ファンには人気のある城ですね。
本丸周辺だった場所が、城址公園として整備されています。
御三階櫓(やぐら)が、公園のシンボルとして外観復元されています。
公園内には行田市郷土博物館を併設。
博物館からは、内部でつながっている御三階櫓の中に入ることもできます。

住所:埼玉県行田市本丸17-23 (GoogleMapで開く)
「石田堤」 石田三成の忍城水攻めの遺構!

石田三成は忍城を水攻めしたといわれますが、湖があったわけでもないのにホントかいな?なんてちょっと思ってたのです。
三成は周囲の利根川や荒川から水を引き、忍城周囲に堤防で囲って水をせき止めようとしたんですね。
その目論みでつくった堤防の遺構が、「石田堤」の呼び名で一部残っているんですね~。
行田市の端から隣の鴻巣市にかけて、これまたちょっとへんぴな場所にあります。
解説ボードが整備されており、はたまた堤の断面が見れたりとかなりマニアックなスポット。
実に歴史好きの心をくすぐりますねぇ。

住所:埼玉県行田市堤根1251(GoogleMapで開く)
『日本一の足袋のまちをめぐる』 大正から昭和へ
「足袋とくらしの博物館と蔵めぐり」 ドラマ・陸王のロケ地

行田は足袋のまちとして良く知られています。
平成29年にはその「足袋蔵のまち行田」を中心とした、県内初の日本遺産に認定されました。
足袋づくりは江戸時代中頃から盛んになった。
昭和の最盛期には、全国シェアの約8割の生産がされたそうですよ!
凄いですね~。
「足袋とくらしの博物館」は大正13年頃に建てられた建物をもとに、全盛期の足袋工場が再現されています。
足袋作り体験もできますよ!

そんな行田の市内には、足袋を保管した足袋蔵が現在でも70棟余り残っています。
足袋蔵のマップを片手に、町中を散策するが楽しいです。
足袋蔵は、店舗として使用されているのも多い。
写真の蔵は人気の蕎麦屋として、現役で活躍中です。
そして行田は、足袋の技術を使い最新のランニングシューズを開発するドラマ「陸王」の舞台にもなりました。
街中でロケ地に出会うと、ドラマの感動が蘇ってきますなあ。

住所:埼玉県行田市行田1-2(GoogleMapで開く)
『前玉神社・行田八幡神社』 行田を見守り続ける古社
「前玉神社」 延喜式の古社の看板猫!

「前玉(さきたま)神社」は、平安時代の延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)にも記載がある、歴史ある古社。
鎮座地は埼玉(さきたま)で、埼玉古墳群に隣接する神社なんですね。
実はこの前玉神社が、県名発祥の神社だともいわれています。
そんな古社には、看板猫が参拝客を案内してくれる、という楽しい話題があったりもします。
猫の限定御朱印をお目当てに参拝される方も、多いようですよ!

住所:埼玉県行田市大字埼玉字宮前5450(GoogleMapで開く)
「行田八幡神社」 花手水weekでは町も花一杯!

「行田八幡神社」は街の中心部にあり、足袋蔵めぐりや忍城跡訪問と併せての参拝もしやすいです。
かつては忍城主からも深く崇敬を受けた、城下の総鎮守でした。
境内にはさまざまな開運スポットがあり、楽しく参拝ができますよ。

行田八幡神社では、手水(ちょうず)に花を生ける花手水がおこなわれています。
さらに毎月1日~14日には、「花手水week」のイベントが町ぐるみで開催されるんですね。
この週には神社のみならず、周辺の商店や民家の軒先にも一斉に花手水が飾られます。
花手水weekで華やぐ週にあわせて街を歩くのも楽しいですよ!

住所:埼玉県行田市行田16-23(GoogleMapで開く)
『観光物産館 ぶらっとぎょうだ』 行田観光の拠点

街歩きの行き帰りには、「観光物産館 ぶらっとぎょうだ」にぶらっと立ち寄ってはいかが?
街歩きの情報収集や、地元のお土産を入手してゆきましょう。
住所:埼玉県行田市忍2丁目1(GoogleMapで開く)
各スポットの位置情報・行田市へのアクセス
各スポットの位置情報と市内循環バスについて

主なスポットの位置概要
■足袋とくらしの博物館:行田市駅より約350m、行田駅より約4.4km
■忍城址:行田市駅より約1kmm、行田駅より約4km
※足袋とくらしの博物館・忍城址間:約750m
■埼玉古墳群:行田市駅より約3km、行田駅より約5km
※埼玉古墳群・古代蓮の里間:約3km
※埼玉古墳群・八幡山古墳間:約2.5km
■石田堤碑・石田堤史跡公園:行田駅・行田市駅より約5km(近隣駅のJR吹上駅より約3km)
※石田堤碑・埼玉古墳群間:約4km
市内循環バスについて
行田市内の移動には、市内循環バスの便利が便利。
JR行田駅や秩父鉄道の行田市駅などから利用することができます。
詳細は、行田市・市内循環バスのページを参照下さい。
行田市へのアクセス方法
行田の街を歩きに出かけませんか?

行田の歴史スポットを紹介しましたが、気になる場所は見つかりましたか?
スポットをめぐっていると、戦国時代に古墳上に本陣が置かれた話に出会ったり、蔵めぐりの途中に忍城関連の石碑を見つけたり。
時代によってスポットを分けてみましたが、時おり時代が交錯するのが、行田歩きのもう一つの面白さかなとも感じました。
そんな行田のまちを歩きに、出かけてみませんか?
\ 行田市は埼玉有数の米どころですよ! /