埼玉県熊谷市の荒川堤防沿いにある「熊谷桜堤」は、さくら名所100選にも選ばれている、埼玉を代表する桜名所の一つです。
熊谷桜堤には約2㎞にわたって、500本のソメイヨシノが植えられています。
桜の季節には、遥か彼方まで続く桜並木の絶景に出会えますよ!
そんな熊谷桜堤へ、熊谷さくら祭開催中の季節に訪問。
桜堤の歴史なども振り返りながら、見どころを紹介します。
目次
「熊谷桜堤」2kmにわたり続く500本の桜並木
さくら名所100選の一つ、駅から5分の好立地!
荒川の堤防沿いにある熊谷桜堤には、約2㎞にわたって500本のソメイヨシノが植えられています。
熊谷桜堤は熊谷市のシンボルであり、埼玉県有数の桜の名所でもあります。
平成2年には、日本さくらの会による「さくら名所100選」にも選ばれているんですよ!
そんな熊谷桜堤へ訪問した日は、熊谷さくら祭の開催期間中でした。
入口付近には屋台が並び、多くの人々で賑わっていました!
2024年度 熊谷さくら祭
期間:令和6年3月25日(月)~4月14日(日)
*当初4月7日(日)までの予定でしたが、桜の開花状況により延長されています。
時間:10時~21時まで
内容:ぼんぼりの設置とライトアップ、露店出店、気球体験搭乗(指定日のみ)
※夜桜・ライトアップは18時から21時まで
期間中の臨時駐車場:荒川河川敷臨時駐車場(250台)、コミュニティひろば臨時駐車場(50台)
夜はライトアップされた夜桜も楽しめるんですね!
隣接する荒川公園には公衆トイレのほか、仮設トイレが増設されていました。
堤に上がると、広々した河川敷に、遥か彼方まで続く桜並木が出現。
これはなかなか凄いですね~。
純白の美しいソメイヨシノが咲く風景に出会うと、ホント、春が来たのを実感します。
桜堤と呼ばれますが、桜が植えられているのは堤の下の方。
堤を歩きながら桜を見る形になるので、高い位置の花が見やすいのが特徴ですね。
訪問日は4月7日。
開花状況ですが、箇所によってはまだ咲きっておらず、満開一歩手前という感じ。
都内の桜スポットは満開!と報道されてましたが、熊谷が都内より北という地域差なんですかねぇ。
開花状況にあわせて、熊谷さくら祭も一週間延長されています。
この点は臨機応変で良いですね。
ソメイヨシノと菜の花のコラボが美しい
東側に進んでゆくと、堤斜面に植えられた菜の花とのコラボレーションが楽しめます。
2色のコントラストが綺麗ですね~。
堤の上から眺めたり、はたまた下りて黄色の絨毯に埋もれてみたり。
お気に入りのアングルを探しつつ、ウロウロするのが楽しかったりします(笑)。
桜の枝が下に垂れている箇所が多くある、
桜と菜の花を一緒に見れるポイントがあるのも、なかなか良いなぁ。
菜の花の周囲は、ちょっと強めの香りに包まれていました。
江戸時代から桜の名所として知られた
熊谷桜堤の歴史をさかのぼると、戦国時代に鉢形城(現、寄居町)の城主・北条氏邦が、荒川氾濫に備えて築いたのに始まるといわれます。
そして江戸時代にはすでに、熊谷の花見は名所として江戸でも知られていたそうだ。
しかし明治に入り、桜は枯れてしまった。
明治16年(1883年)には、熊谷桜の再現を志す竹井澹如(たんじょ)・高木弥太郎という方々により、東京から450本の桜が購入され堤に植えられました。
しかしこれらは、大正時代の熊谷の大火の影響を受け、衰えてしまったそうな。
そして、昭和27年(1952年)より市制20周年記念事業として、新たに新熊谷堤に桜の植樹が始まりました。
それが、現在ある熊谷桜堤のみごとな景観に引き継がれています。
今日に至るまでには、紆余曲折あったのですね!
本日は訪問者は多かったですが、桜並木が広範囲に分散しているため、比較的人混みを気にせずに花が楽しめた。
ゆっくり見れるという点では、穴場スポットかもしれません。
周囲に目をむけると、ラグビー場が。
河川敷で運動場は良く見かけますが、ラグビー場を見かけるのは珍しい!
さすが、日本ラグビー東の聖地である熊谷ラグビー場を有する熊谷だ。
ラグビーワールドカップ2019では、熊谷は試合会場にもなってますものね。
広々して開放的な河川敷。
レジャーシートを敷いて、のんびりお弁当を広げるのも気持ち良さそうでした。
熊谷桜堤の詳細情報・アクセス
熊谷桜堤
住所:埼玉県熊谷市河原町2丁目(GoogleMapで開く)
電車)
・JR高崎線・秩父鉄道「熊谷駅」南口から南へ直進徒歩5分
車)
・関越自動車道「東松山IC」から約15km
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熊谷桜堤に出かけてみませんか?
2kmにもわたる規模の広大な桜並木、熊谷桜堤を紹介しました。
さくら名所100選にも選定されている桜の名所が、熊谷駅から歩いて5分のアクセスのしやすい場所にあるのはやはり魅力的ですよね。
本日は開放的なロケーションに咲く美しいソメイヨシノで、春の到来を感じられました。
熊谷桜堤に出かけてみませんか?
記事の訪問日:2024/4/7
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