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埼玉県行田市で、忍城城下町の守り神として鎮座した「行田八幡神社」。
その行田八幡神社を中心に、町を沢山の花手水で飾る「花手水week」のイベントが毎月行われ、行田の町は沢山の花で飾られます。
そんな、花手水weekに行田を訪問。
諸病・難病へのご利益があるとされる行田八幡神社、花手水イベントの模様を紹介します。
『花手水week ストーリー』 行田の町ぐるみイベント

神社や寺院には、お参りする前に手や口を清めるための手水舎(ちょうずや)と呼ばれる水場があります。
花手水(はなちょうず)は、それらを花で飾ることをいいます。
最近はこの花手水を良く見かけるようになりましたよね。
広がるきっかけは京都の楊谷寺(ようこくじ)のあじさいまつりで、生花を添えたのがSNSを通じ全国に広まったらしいです。
そして、同10月からは毎月1日~14日には商店や民家の軒先にも花手水を飾る「花手水week」が、町ぐるみで開催されるようになりました。
そんな「花手水week」の週に参拝した行田八幡神社を中心に、花一杯の行田の町を紹介します!
『行田八幡神社』 花手水と開運スポット参拝
「城主の尊崇を受けた忍城総鎮守」

車で訪問しましたが、最寄りの駐車場は満車で少し離れた大駐車場に停めました。
花手水weekだから、というのもあるのかな?参拝者の出入りも多く、とても活気を感じる神社ですね。

行田八幡神社の起源は古く、平安時代に源頼義・義家が奥州討伐のために滞陣した折、戦勝を祈願して勧請されたのが始まりとされます。

社殿の修補がされ城下総鎮守とされたため、城主八幡とも呼ばれました。
また、社殿の向きから西向き八幡の呼び名もあります。
その後も代々忍城主の尊崇が篤かったそうです。

拝殿前に鎮座の狛犬。
阿形の玉乗り狛犬は、目がギョロっとして凄みあり。

子供の上に乗っかっている吽形の狛犬。
こっちもなかなかの強面だ。
「拝殿・本殿」 五祭神と封じの宮

現在の社殿は、平成元年(1989年)に竣功されたものです。
行田の町は江戸時代に、元和・宝永・弘化年間の3度に渡る大火に見舞われています。
その都度、社殿の焼失・再建が繰り返されたそうです。
これらの大火は、後に行田が火災に強い蔵の建物が多くなったように、町の教訓として生かされました。

御祭神は五祭神。
- ■ 誉田別尊(ほむだわけのみこと)は第15代天皇・応神天皇のこと。
弓矢の神・文教の祖・殖産興業の神として崇められています。 - ■ 気長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)は安産・子育ての神。
- ■ 比売大神(ひめのおおかみ)は道中安全・交通安全・学芸の道のご神徳。
- ■ 大物主神(おおものぬしのかみ)は縁結びの神として知られる。
- ■ 神素盞鳴尊(かむすさのおのみこと)は天照大御神の弟神で、開運厄除のご利益あり。
五祭神いらっしゃると、幅広い御利益が頂けそうですね!

早速、拝殿前の手水鉢に花が活けてあります。
元気が頂けそうなビタミンカラーにまとまってます。
そしてこちらの行田八幡神社は、虫封(むしふうじ)の御祈祷で良く知られる神社だそうです。
虫封というと。。。、赤ちゃんが夜中泣き叫ぶのをかんむしと言いますね、あれです。
こちらでは、かんむしの他にも様々な封じの御利益が頂けるようです。
「戌亥八幡・なで桃」 戌年・亥年の守護神

御祭神の応神天皇は、戌(いぬ)の月・亥(いのしし)の日の生まれ。
応神天皇は100歳超えの長寿だったことから「戌亥(いぬい)八幡」とも呼ばれ、戌年・亥年(=いのししし年)生まれの守護神として崇敬を集めているそうです。
こちらはピンポイントな御利益ですな。

「なで桃」は延命長寿・病魔退散・厄災消除として信仰されているそうです。
桃は日本古来より、魔除けの果実として知られるそうなんですよ。
なでるとご利益が頂けますが、感染症対策にて”撫でないで!”との注意書き。
やむなく、エアーなでなでで済ませました。

なで桃の横の木にくくられている、「叶」のちっちゃい絵馬が可愛い!

その木の袂にある花手水。
大きいのはダリアかな?赤い花メインで艶やか。
「愛宕神社」 虫封じのいちょう、金運?健康?

「愛宕神社」の鳥居をくぐり、拝殿・本殿の周りを進みます。
愛宕神社に祀られる軻遇突智命(かぐつちのみこと)は、防火の神だそうです。

「結びいちょう」というものがありました。
金運・健康・縁結び・仕事・総合毎に色が分かれた結び文に願い事を書き、結びひもに結ぶといちょうのご利益が頂けるそうです。
結び目には神の御心が宿るそうです。
実を結ぶ、とも言いますしね。
境内に様々な開運スポットがある神社は、参拝が楽しいなあ。

天保4年(1833年)の古い手水鉢の花手水は、乾いたタッチでまとまっている。
ちょっとドライフラワーみたいな趣だな。
「医薬の祖神おやがみ」 無病息災の祈願

こちらは「医薬の祖神おやがみ」とあります。
八角形石柱には薬祖神が祀られており、無病息災・病気平癒の御利益があるそうです。

そのたもとの「鏡池」。
”水面に映る竹林をご覧下さい”とあります。
おー、綺麗に映ってるわ。素敵な自然の楽しみ方ですね。
「恵比寿神社・大国主神社」 商売繁盛と縁結び

境内の北側の境内社も巡ってみます。
「恵比寿神社」は商売繁盛の神、「大国主神社」は縁結びの神としての御利益が頂けます。
「瘡守稲荷社・目の神社」 癌封じも

左手の「瘡守稲荷社(かさもリいなりしゃ)」は食物の神、おでき・吹き出物・湿疹の神として信仰があるそうです。
右は「目の神社」で、眼病の神として信仰が厚いそうです。
2社ともその道専門分野の神様ですね。

瘡守稲荷社には癌封じの御利益もあるそうですよ!
「参集殿」 季節限定御朱印も

境内参拝後、参集殿の社務所で御朱印を頂きました。

左が通常御朱印、右は季節限定の御朱印。
書置きでの対応でした。
行田八幡神社へのアクセス
住所:埼玉県行田市行田16-23(GoogleMapで開く)
アクセス
電車)
・秩父鉄道「行田市駅」から徒歩7分
・JR「吹上駅」下車、朝日バス(行田折り返し場行・総合教育センター行き)乗車、約15分、「新町二丁目」または「行田本町」下車
車)
・東北自動車道「羽生IC」より約25分、または、「加須IC」から約30分
・関越自動車道「花園IC」より約50分、又は、「東松山IC」から約40分
・無料駐車場あり(参集殿前 11台、第二駐車場 18台、第三駐車場 16台、大駐車場 普通車61台、バス2台)
![]() | 価格:1,430円 |

『町の花手水スポット歩き』
花手水スポット写真集

参拝後は行田の町にでて、花手水weekの様子を見て回りました。
その中で印象的・個性的だったものをいくつかご紹介します。
季節的にはハロウィンシーズンでした。

ピンクのガーベラが明るさを演出!

丸い玉みたいのが可愛い。

ピーちゃん達が(勝手に命名)が、ヒマワリを眺めます。

パステル調のガーベラのグラデーションが艶やかだ。

酒屋前の花手水の中央には盃が!

何屋の前にあるか、もうおわかりですね(笑)?

行田 花手水week 散策マップ

「花手水week 散策マップ」にはSNSオススメスポットの記載もあるので、是非お気に入りの”映えるスポット”を探してみて下さい。
紙のマップは行田八幡宮や観光物産館ぶらっとぎょうだをはじめ、花手水を置いている一部の店先にもありました。
「カフェ閑居」 古墳通りの古民家カフェ

一通り巡ったので、行田八幡宮の通りからは一本隔てた通りにある、古民家カフェ「カフェ閑居(かんきょ)」で一息。
こちらは、戦後の行田市の近代化に貢献した初代行田市長の、昭和初期の邸宅を借りて開業したているお店だそうです。
同じ敷地内には大正時代の足袋蔵をリノベーションした店舗・オフィスなどがあり、ちょっと面白い場所なんですわ。

中は日本家屋の造りになっているのですね、和洋折衷だわ。
長い廊下の窓から芝の庭と植栽の緑を楽しみながら、コーヒーを頂きました。
これにて本日の行田八幡宮参拝と、花手水weekの町歩きを終了します。
楽しかったわあ。
行田八幡神社へでかけてみませんか?

いかがでしたか?
行田八幡神社は虫封じだけじゃなく色々な開運祈願ができるユニークな神社で、楽しく参拝が出来ましたよ。
そして、花手水が町ぐるみでおこなわれているっているのも素敵ですよね!
行田は歴史的な古い建物も多いので、花を巡りながらのんびり歩くのは楽しいですよ。
花がいっぱいの花手水weekに、行田八幡神社への参拝に出かけてみませんか?

サステナブルにお得な買い物ができるって、いいんじゃない。
【記事の訪問日:2021/10/3】