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「前玉神社」は埼玉県名発祥の神社!猫の限定御朱印が人気【行田市】

「前玉神社」は埼玉県名発祥の神社!猫の限定御朱印が人気【行田市】

埼玉県行田市の「前玉(さきたま)神社」は、歴史好きにも、可愛い御朱印が好きな人にも、猫好きにも楽しめる神社。

埼玉古墳群に隣接する神社で、当社もなんと古墳の上に鎮座するという歴史ロマンに満ちた神社。埼玉県名発祥の神社とも言われているんですよ。

一方、神社に住む猫を描いた限定御朱印が人気という”ユルさ”が楽しめたりもして、色々な方に参拝して欲しい前玉神社を紹介します。

『前玉神社』歴史と由緒のある神社

さきたま古墳群と「前玉神社」について

埼玉県行田市にある「埼玉(さきたま)古墳群」は5世紀後半~7世紀中頃に掛けて築かれた大型古墳が密集する古墳群。前方後円墳8基と円墳1基が残り全国的に見ても規模の大きい古墳群です。

前玉神社はその埼玉古墳群に隣接する神社で、起源についても古墳との関連性が深いとされています。そして、なんとなんと、 前玉神社自身も古墳の上にある神社なんです!

埼玉古墳群や前玉神社があるこの地域は「埼玉(さきたま)」という地名で、県名発祥の地といわれています。そんな歴史のロマン溢れる神社への参拝に出かけました。

「大鳥居」忍城主 家臣により建立

行田市「前玉神社」

駐車場脇に建つ大鳥居がまず参拝客をお出迎え。

この大鳥居は、江戸時代の延宝4年(1676年)に忍城主阿部正能家臣と忍領氏子によって建立されたもの。柱に由来を示す銘文が刻まれているのが貴重で、市指定文化財になっています。

「忍城(おしじょう)」は埼玉郡にあった城で、戦国時代には関東七名城の一つとされました。豊臣秀吉の小田原征伐の際に水攻めに耐え抜いた逸話が有名で、”落ちない城”として受験生からの人気も高い!

話逸れかけましたが(苦笑)、古墳時代にとどまらず歴史好きの心をくすぐる神社ですね、ここ。

行田市「前玉神社」

鳥居の石の扁額には「富士山」とあり、江戸時代の当地でも富士山信仰が盛んだったことが伝わってきます。

行田市「前玉神社」

真っすぐ続く参道の先、茂みに覆われた小山の頂上が社殿がある場所。

静けさ漂う落ち着いた雰囲気の神社です。

「二の鳥居」「三の鳥居」を抜け境内へ

行田市「前玉神社」

二の鳥居には「前玉神社」の額が掛かっています。鳥居の右側に社務所がありますので、参拝の帰りに立ち寄ります。

行田市「前玉神社」

三の鳥居の先が小山の入口。富士山に見立てた浅間神社を設置するには好都合な地形の場所ですね。

一点。落ち着いてロマンに浸り参拝されたい方は。。。季節によっては虫除けスプレー持参が良いかもしれません。本日も結構やられました(苦笑)。

「本殿」古墳の上に鎮座

行田市「前玉神社」

頂上に前玉神社の社殿があるこの小山は「浅間塚古墳」と呼ばれる古墳なんです。

「本当に古墳か?」とも言われましたが、平成9・10年の発掘調査により幅10mに及ぶ周溝が確認され、古墳であることが判明。直径約50m、高さ8.7mの円墳だそうです。

石室の石材と思われる角閃石安山岩(かくせんせきあんざんがん)も発見されているそうで、埼玉古墳群終焉期の7世紀前半頃のものとする時代考察がされています。

行田市「前玉神社」

平安時代に当時の官社とされていた全国の神社がまとめられた「延喜式神名帳(えんぎしき じんみょうちょう) 」という一覧が作られましたが、 前玉神社はそこに記載があります

行田市「前玉神社」

古くから埼玉郡の総社として信仰を集めていた由緒正しい神社。前玉神社が最初に祀られたのは古墳時代ともいわれます。

行田市「前玉神社」

えらく年季の入った提灯ですね。

行田市「前玉神社」

拝殿の奥に本殿の一部が見えますが、外側からは本殿の外観は見えない造り。

前玉神社の御祭神は、古事記にも記載がある出雲系の神様「前玉比売神(サキタマヒメノミコト)」と「前玉彦命(サキタマヒコノミコト)」の二柱。

男女一対の神様が祀られていることから、恋愛成就や夫婦円満を祈願する参拝者や、縁結びの祈願が多くみられるそうですよ。

「万葉灯籠」 最も古い万葉集の歌碑

行田市「前玉神社」

「万葉灯籠」が本殿へ登る階段の両脇に建っています。これは江戸時代の元禄10年(1697年)に奉納された物。

万葉集のなかの埼玉の地を詠んだ歌が刻まれており、万葉集に掲載された歌の歌碑としては全国でも最も古いものの一つだそうです。万葉集は日本最古の現存歌集ですね。

行田市「前玉神社」

左側の灯籠に刻まれる「小崎沼」の歌。

「埼玉の 小埼の沼に 鴨そ翼霧(き)る 己(おの)が尾に 降りおける霜を 払ふとにあらし」。鴨が羽ばたきをして水しぶきを上げている様子を詠ったもの。

右側の灯籠に刻まれているのは「埼玉の津」の歌。

「さきたまの 津に居(を)る船の 風をいたみ 綱は絶ゆとも 言(こと)な絶えそね」。船を留めておく綱は風で切れることがあるが、切れないで欲しい我々の恋の絆。ロマンティックな歌か、もっと刹那的な心情なのかもしれませんなあ。

行田市「前玉神社」

「西行法師奥州途上に詠みたる歌碑」。

平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活躍した僧侶・歌人の「西行の歌碑」。当時の前玉の宮の栄華を詠った歌が彫られていて、昭和に奉納されたもの。

「境内社:浅間神社」初山のお祓いで知られる

行田市「前玉神社」

墳丘の中腹にある「浅間神社」。

元々は忍城中にあった浅間神社を勧請し、古墳頂上の社を「上の宮」、中腹にあるこちらを「下の宮」と呼んでいたそうです。

明治時代に上の宮は前玉神社に、下の宮は境内社としての浅間神社として定められたそうです。

御祭神は「木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメ)」で、子育て・安産・産業の神様として崇敬されているそうです。

行田市「前玉神社」

一般的に扁額が掛けられているところには、絵の額が掛けられています。どういう設定の絵なんでしょうね?気になります。

行田市「前玉神社」

「浅間神社」では当歳児から三歳児の額に朱印を押して、御利益を頂き成長を祈る「初山」のお祓いが有名なんだそうです。小さい子供本人は激しく嫌がりそうですなあ。。。

行田市「前玉神社」

浅間神社の向かいに建つ石碑。

中央は江戸時代に作られた常夜灯。左は、”富士登山三十三度大願成就”の明治時代の石碑。本物の富士山に33回登ったとなると凄いが、この山を富士山に見立てて登ったとなるとそれほどでは。。。真偽のほどは?

「末社:天神社・大黒社」

行田市「前玉神社」

古墳の中腹に末社の祠があります。

行田市「前玉神社」

左側は学問の神様といわれる菅原道真公を祀った「天神様」。

行田市「前玉神社」

右側の祠には恵比須様と大黒様が祀られています。左側の打ち出の小槌が大黒様で、右の太っ腹な感じなのが恵比寿様。

「境内社:明治神社」裏手には埼玉古墳群

行田市「前玉神社」

三の鳥居の手前に境内社の「明治神社」があります。明治41年に埼玉地区の神社を合祀(ごうし)した神社で、16もの神様が祀られています。

行田市「前玉神社」

明治神社の脇の生い茂る林を進んで行くと。。。隣接する埼玉古墳群の「鉄砲山古墳」が見えてきます。江戸時代に忍藩が鉄砲の練習場として使ったのが呼び名の由来。

う~む、このまま古墳見学になだれ込みたい気持ちですが。。。所用により本日はグッと抑えます。

「龍泉池」と「御神木」

行田市「前玉神社」
祭壇?

前玉神社の墳丘入口前に石の祭壇の様なものがあります。説明板は特にありませんが、祭事に使われる場所なんでしょうか。

神聖な雰囲気ですが、無防備な状態もありました。

行田市「前玉神社」
祭壇?
行田市「前玉神社」
龍泉池

敷地内に「龍泉池」という池があります。周囲ののぼりに龍伝説の文言が記載されていたのをちらっと見た気がしますが。。。内容の確認を失念しました。

この池のレイアウトイメージは。。。前方後円墳だ!と思ったのは私だけ?

行田市「前玉神社」
神楽殿
行田市「前玉神社」

御神木はイヌマキと称される常緑の高木で、推定樹齢600年・樹高20m、目通り幹周4m、根回り5.5mで現存するマキとしては県内最大のものだそうです。

駐車場入口にあるので、行き帰りに立ち寄ってみて下さい。

行田市「前玉神社」

「社務所」「御朱印」そして猫

行田市「前玉神社」

ここまでは、ガチガチの歴史好きが喜びそうな由緒の紹介でした。

一方、この神社には4匹の看板猫が住んでいて、参拝客を案内してくれるというゆる~い話題で人気の神社という一面があります。

お気に入りの猫に会うのを楽しみに参拝に来る方も多いとか。

行田市「前玉神社」

絵馬もやはり猫の形で可愛らしい!猫の顔は自分で書くのですね。

そういえば本日は境内で猫にあわなかったな、残念。

行田市「前玉神社」
社務所

さて、社務所で御朱印を頂いて引き揚げるとしましょう。

行田市「前玉神社」

おお!猫だ。。。文字通り看板猫状態だ!この子の名前は”きなこDX(デラックス)”。マツコデラックスみたいなネーミングだな、誰でも言いそうだけど。。。

とても人懐っこい猫でした。

行田市「前玉神社」

この、”きなこDX(メス)”が7年前に住み着き、その後、”さくら(メス)”、 ”ガガ(オス)”、”ミント(オス)”がメンバーに加わったそうです。

行田市「前玉神社」

猫(=リアル)も人気なのですが、毎月22日(ニャンニャンの日!)前後に頒布される限定御朱印が人気。4匹の猫のスタンプが月替わりで押されるもの。折角だからと、本日もニャンニャンの日に併せて参拝でした。

左が前玉神社の質実剛健な感じの通常御朱印。右が浅間神社の限定御朱印で”さくらちゃん”のスタンプ入りのもの。可愛いなあ。。。両方とも書置きのものでした。

限定御朱印は22日ドンピシャだけでなく、22日を含む7日間で対応されているので頒布日をホームページで確認されておでかけ下さい。

行田市「前玉神社」

こちらは色鮮やかな季節限定の御朱印。色々種類があって楽しい。

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アクセス

前玉神社公式ページ
住所:埼玉県行田市大字埼玉字宮前5450(GoogleMapで開く
アクセス)
電車:
・JR「行田駅」から市内循環バスで15分、「埼玉古墳公園前」下車で徒歩7分
・秩父鉄道「行田市駅」から市内循環バスで21分、「埼玉古墳公園前」下車で徒歩7分
車:
・駐車場あり

でかけてみませんか?

歴史の重みがとても興味深い神社で、周辺の埼玉古墳群や忍城などの歴史スポットとともに立ち寄ってみたい神社。

その一方で人懐っこい猫と出会ってほっこりし、猫の御朱印をもらってニッコリ楽しめる、そのギャップを楽しめるのがこの神社の面白いところだと思います。

癒しの魅力を持つ個性的な神社を、のんびり参拝しませんか?


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【記事の訪問日:2021/8/21】

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