ここ日本!?「宮代町」の異国的な小学校、象設計集団の建築を楽しむ【埼玉・宮代町】

埼玉県の東部の町、宮代町にある個性的な建物を紹介。

異国情緒あふれる不思議な建物を見たら、きっとアナタもビックリすること間違いなし!

そんな驚きの建物と、都心近郊だけど自然多めな宮代町と立ち寄りたいスポットもあわせて紹介します。

目次

埼玉県宮代町って?

東武動物公園駅

埼玉県の東部中央に位置する、宮代町をご存じですか?

町の中心にある駅が東武動物公園駅というと、「おっ!」って思うかもしれません。
そう、関東最大級の面積を誇るレジャー施設、東武動物公園がある町なんですよ。

東京方面からは浅草駅から、東武スカイツリーラインの急行を使って約50分です。
利根川水系の河川に恵まれている地域で、水田や雑木林なども多く自然豊かな風土です。

本日はそんなノンビリした感じの町で、変わった建物に出会えると聞いてやってきましたよ!

『えっ、これ公共施設!?』 個性的過ぎる建築物!

「宮代町コミュニティセンター 進修館」

埼玉県宮代町 進修館

東武動物公園駅・西口を出て、まっすぐ歩いて行くと。。。おー、ありました!
不思議な感じの空間に、これまた不思議な感じの建物を発見!

宮代町のコミュニティーセンター「進修館」です。

こちらは昭和55年(1980年)に、象設計集団という名の建築家により設計されました。
建物が個性的なら、設計した会社の名前も個性的ですなあ。。。

埼玉県宮代町 進修館

建物全体の形状ですが、全体どんな形?って聞かれると、説明がちょっと難しいなあ。
写真でわかり辛いかもしれませんが、建物は広場を囲む様に緩やかに楕円形にカーブしてます。

後で知りましたが。。。建物の南北の軸と、彼方の富士山に向かう軸を意識して敷地の設計がされているとか。
なんかスケールのデカい発想だなあ。

埼玉県宮代町 進修館

ダイナミックなアーチ型の通路の空間。
ちょっと日本の建物っぽくないですねえ。

そして、建物を眺めると入口がどこなのか、良く分からない形じゃないですか?
実際は入口はここかしこにあって、非常にオープンな造りなんですね。

建物がある場所は高台になっていて、敷地内は結構アップダウンあり。
こんな場所で缶蹴りやかくれんぼをしたら面白いだろうなあ。。。と、一瞬童心に帰ったり(笑)。

埼玉県宮代町 進修館

通路のタイルのモチーフは、宮代町を代表する農産物のブドウ。
ツル系の植物が屋根から伸びて建物を覆ってますが、それもブドウ(巨峰)だそうです。

建物全体がブドウ畑なんて素敵だな!

埼玉県宮代町 進修館

内部も吹き抜けを使った、贅沢な造り。
外部光が多く取り込まれる、開放的な空間が広がります。

建物の印象としては、アジアンテイストを感じるし、ヨーロピアンな部分も。

私的に施設全体の印象を総括すると。。。、「秘密基地のような場所」。
これが一番しっくりきたりして。

基本情報・アクセス

コミュニティセンター 進修館公式ページ
住所:埼玉県南埼玉郡宮代町笠原1-1-1(GoogleMapで開く
開館時間:9:00~21:30
休館日:12月29日~1月3日、臨時休館あり
アクセス:
電車)「東武動物公園駅」西口より徒歩5分
車)駐車場有、45台+障がい者用2台

「宮代町立笠原小学校」

埼玉県宮代町 笠原小学校

この町にはもう一件、象設計集団設計の超個性的な建物があるんですよ!
それがこちらの「宮代町立笠原小学校」。

場所は東武動物公園東口のすぐそば。
動物公園に向かう人が、足を止めて写真を撮ってる姿もチラホラ見かけますね~。

埼玉県宮代町 笠原小学校

こちら日本にある小学校ですが、何か?
独特なたたずまいに、「ここはどこ?ホントに日本?」感に襲われクラクラしちゃいました。

埼玉県宮代町 笠原小学校

笠原小学校は、昭和56年(1981年)に開校した学校です。

校舎は宮代町に古くからある、切妻型瓦葺きの2階建て農村住宅をモチーフとして設計されているそう。
全国から建築関係の方が度々見学に訪れているそうです。

埼玉県宮代町 笠原小学校

野外の様な、室内の一部の様な、そんな中間的な空間が多いのも特徴的だと感じます。
先のコミュニティセンターでも、そんな印象を受けました。

埼玉県宮代町 笠原小学校

生徒からは竜宮城みたいな学校と、呼ばれているそうです。
なるほど、言い得て妙ですな。

校内各所で様々な雰囲気の風景が見られ、学校全体がちょっとした村を形成している様な印象が残った。

生徒達の感性を大いに刺激するであろうデザイン、であることは間違いなさそうだ!

基本情報・アクセス

宮代町立笠原小学校公式ページ
住所:埼玉県南埼玉郡宮代町字百間1105番地(GoogleMapで開く
アクセス:
電車)
・「東武動物公園駅」西口より徒歩約13分
・バス:西口「東武動物公園」行きバス(乗車約5分)、「東武動物公園東口ゲート」より徒歩1分

「象設計集団について」

埼玉県宮代町 笠原小学校

進修館と宮代町立笠原小学校を設計した「象設計集団」。
昭和56年(1981年)に沖縄県名護市庁舎の設計で、建築界で権威のある日本建築学会賞の作品賞を受賞。

独創的な実力建築家集団で、教育施設や文化施設などの設計が多い様です。

[象設計集団のホームページ]

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『宮代町のオススメスポット!』

建物物以外も宮代町はちょっと面白そうな町。
町内スポットをいくつか紹介。

「東武動物公園」 看板人気スポット!

東武動物公園

宮代町の最もメジャーな人気スポット「東武動物公園」。

”動物園と遊園地が融合したハイブリッドレジャーランド”として、昭和56年(1981年)に開業。
総面積61ヘクタールの広大な敷地を持ちます。(東京ドーム13個分)

県の内外から根強い人気のある、宮代町の顔となるスポットです。

基本情報・アクセス

東武動物公園公式ページ
住所:埼玉県南埼玉郡宮代町須賀110 (GoogleMapで開く
営業時間:10:00〜19:30(GW・お盆等、多客日は開園時間が早まる場合あり)
休園日:6月の水曜日、元日、1月の火・水曜日、2月火・水・木曜日
アクセス:
電車)
・「東武動物公園駅」駅西口より徒歩約10分
・「東武動物公園駅」駅西口より「東武動物公園」行きバス(乗車約5分)、「東武動物公園東口ゲート」下車
車)
・東北自動車道の蓮田スマート(ETC専用入口)が高速道路の最寄りICでそこから約15分、久喜ICからは約25分、岩槻ICからは約35分
・圏央道の白岡菖蒲IC、及び幸手ICから約20分

「新しい村」 美味しいランチを!

埼玉県宮代町 新しい村

笠原小学校の裏手にある「新しい村」は、農産物直売所があったりカフェで食事ができたりする、開放的な観光農業施設です。


埼玉県宮代町 新しい村

天気が良い日は、テラス席での食事が気持ちいいねー。

森の野菜カレーはコクがあって美味しいし、ピザも焼き立てで旨し!
甘さ控えめな、お芋のケーキの素朴もなかなかだ。

そんな新しい村はグルメだけじゃなく、一日農業体験や市民農園などの農業に触れ合う場も提供。

農家向けには水稲苗を作っての販売や、遊休田んぼを利用した米作りなど、 町から”農”を減らさない活動も行っているそうですよ!

基本情報・アクセス

新しい村公式ページ
住所:埼玉県南埼玉郡宮代町字山崎777-1 (GoogleMapで開く
車)駐車場:無料駐車場あり(約100台分)

宮代町へのアクセス

宮代町へのアクセス情報

宮代町(東武動物公園駅)までのアクセス
電車)
・「渋谷駅」から半蔵門線直通急行で約80分
・「大宮駅」から東武アーバンパークラインで約30分(春日部乗換)
・「柏駅」から東武アーバンパークラインで約43分(春日部乗換)
車)
・東北自動車道最寄りICは「蓮田スマートIC」、または「久喜IC」
・圏央道最寄りICは「白岡菖蒲IC」、または「幸手IC」

宮代町へでかけてみませんか?

変わった建物に出会える宮代町、いかがでしたか?

紹介しきれませんでしたが、この地には江戸時代の将軍が日光山の参拝に使った「日光御成道」が通っていました。

また古い遺跡もあったりするので、自然に囲まれた周辺を歩いたりサイクリングしたりでリフレッシュするのも楽しそうですよ!

宮代町に出かけてみませんか?

記事の訪問日:2020/7/24

近隣スポットもチェック!

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