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江戸の歴史に触れる旅【東京十社めぐり】。ルート・御朱印帳・見どころを徹底解説!

本ページには広告が含まれています

23区内に点在する古社をめぐる「東京十社」。そのルーツは明治天皇によって定められた「准勅祭社(じゅんちょくさいしゃ)」にあります。
では、江戸時代から明治時代へと移り変わった激動の時代、何故その十社が東京の鎮護の役割として選ばれたのでしょうか?

本記事では専用御朱印帳の入手方法、効率的な回り方、各社の見どころなどを、実際に歩いて分かった生情報を交えて詳しく紹介するとともに、一歩踏み込んだ「歴史探訪としての十社めぐり」を提案してゆきます。

目次

【概要】元准勅祭神社・東京十社めぐりとは?

歴史:明治時代の准勅祭神社の制定に始まる

最初に明治時代に制定された准勅祭神社(じゅんちょくさいしゃ)から、東京十社に至った歴史についてご紹介します。

日枝神社にある皇城之鎮の扁額(東京都千代田区)

准勅祭神社と十社めぐりについて
■慶応3年(1867年)10月、徳川15代将軍慶喜による大政奉還にて徳川幕府に終止符が打たれました。
■同年、明治天皇が王政復古を宣言し、年号は慶応4年に明治と改元。江戸は東京と改められ、江戸城は皇居となり首都東京が新しくスタートしました。
■明治元年11月8日、明治天皇は東京の鎮護を祈るための准勅祭(じゅんちょくさい)神社を定めまます。(その後、明治時代において准勅祭社制度は廃止。)
■昭和50年(1975年)に天皇御即位50年を迎えた際、東京23区にある准勅祭神社だった十社が東京十社として定められ、東京十社めぐりが設定されました。

現在は准勅祭社制度自体はないことから、「元准勅祭社」と呼ばれています。

めぐり方と楽しみ方:東京十社専用御朱帳とミニ絵馬

東京十社巡拝路程図
東京十社巡拝路程図(東京十社めぐりパンフレットより)

東京十社の巡拝のしかた
東京十社を順にめぐって行くと、その総距離は40km程。
巡拝の期限や順番などの決まりは特にないので、好きな時に参加して好きな順番でめぐることができるので、気軽にスタートできるのが特徴です。
パンフレットにある上記の地図などを参考にして、まわりやすい順番で巡拝すれば良いでしょう。

東京十社専用御朱帳とミニ絵馬

東京十社めぐりの専用御朱印帳

東京十社めぐりでは、専用御朱印帳ミニ絵馬(各社オリジナル)大絵馬(ミニ絵馬を掛けて飾るもの)が用意されています(有料)。
折角なので私も専用御朱印帳を購入、価格は1,500円(御朱印料は別)でした。

御朱印帳は表紙が木製という立派な造りのもの。右側には各神社の由緒書きもあり、とても良い記念になります。
その一方、木製なのでわりと重量があり、東京十社の重みを感じつつの巡拝となりましたわ(苦笑)。

※神社によっては専用御朱印帳 ・大絵馬を取り扱いしていない場合もあるので、各神社へ確認して下さい。

東京十社めぐりの専用御朱印帳

御朱印帳は一般的な御朱印帳と同じく、蛇腹状の形態のもの。

東京十社めぐり ミニ絵馬

そして各社の木製のミニ絵馬も記念に頂きながら巡りました。こちらは各500円。
可愛らしいサイズの絵馬には各社の社殿などが描かれており、集まってくると楽しくなります。
壁掛け用の大絵馬は2,000円です。

どうですか、楽しく巡れそうな気がしてきたでしょ?
ということで、次から東京十社各社の歴史や見どころについて紹介してゆきます。

神田神社(千代田区)

幕府・庶民から崇敬を受けた江戸の総鎮守

神田神社の拝殿(東京都千代田区)

歴史と見どころ

天平2年(730年)の創建と伝わる、江戸東京の中でも最も歴史のある神社の一つです。
徳川家康は天下分け目の関ヶ原の戦いの際、神田神社で戦勝を祈願。結果、見事に勝利し天下統一を果たします。以後「江戸総鎮守」として幕府や江戸庶民から崇敬を受けました。神田明神とも呼ばれる。

江戸時代は町人町としての発展を見せた神田にある神社らしく、江戸の生活を支えた商人との結びつきを強く感じさせる境内社が並びます。
現在も商売繁盛・縁結び・除災厄除の神として広く信仰され、都心の守り神として親しまれています。

ワンポイントメモ

江戸の歴史を感じさせる神社であるとともに、アートな恵比寿像があったり、人気アニメとのコラボがおこなわれたりと、進歩的な一面も。
文化の発信地としとも注目で、出かける前にイベント情報などもチェックしてみたい。
神田神社については詳しい記事をまとめていますので、こちらもご覧ください。

神田神社(神田明神)

公式ページ
住所:東京都千代田区外神田2-16-2(GoogleMapで開く
アクセス:
電車)
・JR「御茶ノ水駅」聖橋口より徒歩5分、JR「秋葉原駅」電気街口より徒歩7分地下鉄
・東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」1番口より徒歩5分
・東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」B1出入口より徒歩5分
・東京メトロ銀座線「末広町駅」より徒歩5分
・東京メトロ日比谷線「秋葉原駅」より徒歩7分
車)
・高速最寄り出口:首都高速都心環状線「神田橋出入口」、首都高速1号上野線 「上野出入口」
・参拝者用駐車場:若干数あり

神田神社周辺のおすすめスポット

湯島聖堂
神田神社の直ぐ向かいにある、江戸幕府直轄の昌平坂学問所の跡。
異国情緒豊かな世界感を感じられるとともに、その歴史を知ると、現代の日本の教育の礎となった凄い場所だったことに驚かされます。

住所:東京都文京区湯島1-4-25(GoogleMapで開く

神田神社周辺ランチは事前予約やクーポン利用で、並ばずお得に!!

根津神社(文京区)

徳川幕府の威厳が凝縮された、現存する権現造り

根津神社の楼門(東京都文京区)

歴史と見どころ

根津神社は約1900年前に日本武尊が創建したと伝わる、都内でも有数の古社です。
元々甲府藩の屋敷地だった鎮座地は徳川6代将軍・家宣の生誕地で、将軍ゆかりの地。
境内には徳川5代将軍・綱吉命による本殿や拝殿など、江戸時代の建造物一式が戦火を逃れて奇跡的に残っており貴重。国重要文化財に指定されています。

緑豊かな境内は歴史的景観と自然が調和しており、落ち着いた空間で参拝ができます。乙女稲荷神社の参道に並ぶ千本鳥居も人気のスポット。

ワンポイントメモ

例年4月になると、境内のつつじ苑で開催されるのがつつじ祭り。約3千株のつつじが織りなす花模様は実に見事です。千本鳥居を背景につつじ模様を収めれば、映える写真が撮れますよ。
つつじ祭りの時期に参拝した詳しい記事がありますので、こちらもぜひご覧下さい。

根津神社

公式ページ
住所:東京都文京区根津1-28-9(GoogleMapで開く
アクセス:
電車)
・東京メトロの千代田線「根津駅」「千駄木駅」、南北線「東大前駅」よりいずれも徒歩5分
・都営地下鉄・三田線「白山駅」より徒歩10分
車)
・駐車場は境内パーキング(25台分)、その他周辺のコインパーキングや駐車場を使用

根津神社周辺のおすすめスポット

上野東照宮
上野まで足をのばして、やはり江戸時代の社殿が残る上野東照宮の参拝はいかが?根津神社からの距離は1.7km(約25分)程。
こちらには徳川3代将軍・家光命により造営された金色に輝く権現造の社殿が残っており、江戸さんぽの続きにうってつけのスポットです。

住所:東京都台東区上野公園9-88(GoogleMapで開く

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王子神社(北区)

王子権現と呼ばれた古社、江戸時代は行楽地としても栄えた

王子神社の社殿(東京都北区)

歴史と見どころ

源義家が奥州征伐の折に慰霊祈願をおこなった聖地に、元亨2年(1322年)、領主・豊島氏が紀州熊野三社より王子大神をお迎えしたのに始まると伝わります。当地の地名・王子もこれが起源とされます。
徳川将軍家の庇護を受けた江戸時代には王子権現と呼ばれ、近隣の花見スポット・飛鳥山とともに、江戸の名所として知られました。

境内には戦災を逃れた樹齢600年と伝わる大イチョウが残るのをはじめ、歴史と自然が調和しています。
現在も地域の守り神として親しまれている神社です。

ワンポイントメモ

参拝にお薦めの季節は春の桜の季節
近隣にある飛鳥山公園は桜の名所として有名ですが、王子神社に隣接する音無親水公園の桜も、それに負けず劣らず風情があります。隠れた桜の名所としてお勧めしたい。

王子神社

公式ページ
住所:東京都北区王子本町1-1-12(GoogleMapで開く
電車)
・JR京浜東北線「王子駅」北口、東京メトロ南北線「王子」3出口より、徒歩3分
・都電荒川線「王子駅前」より徒歩5分、または「飛鳥山」より徒歩7分
車)
・首都高速「王子北IC」、または「王子南IC」より約5分 15台あり
・無料駐車場あり(15台)

王子神社周辺のおすすめスポット

飛鳥山公園
江戸時代中期に桜の名所として整備された公園。現在も650本の桜が植えられており、花見の季節には賑わいます。
渋沢栄一の晩年の邸宅があった場所でもあり、渋沢栄一資料館があるとともに、渋沢邸関連の建物の一部残っており貴重です。

住所:東京都北区王子1-1-3(GoogleMapで開く

音無親水公園
江戸時代、この一帯を流れていた音無川(現在の石神井川)は滝もある景勝地で、歌川広重の浮世絵にも描かれていました。その旧流路を整備した、渓谷風の公園が音無親水公園です。
風情ある花模様が楽しめる、穴場的な桜の名所としてお勧めのスポット。

住所:東京都北区王子本町1丁目(GoogleMapで開く

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白山神社(文京区)

加賀の白山信仰を勧請、徳川綱吉ゆかりの格式高い古社

白山神社の社殿(東京都文京区)

歴史と見どころ
平安時代に加賀(現石川県)一宮の白山神社を勧請したのが、白山神社の起源。
元々の鎮座地が館林藩主・徳川綱吉(後の5代将軍)の屋敷の用地となったため、現在の鎮座地に移転。その縁で徳川綱吉と生母・桂昌院との繋りが深く、将軍家の厚い帰依を受けました。

境内は閑静な住宅街の中にあり、都会の喧騒を忘れさせてくれる、緑豊かな境内で参拝ができます。
歯痛止めの神としての信仰も集めているとのことだが、その由来は「白山=歯苦散」ということらしい。

ワンポイントメモ
あじさいの名所として知られており、例年6月に開催される文京あじさいまつりは梅雨の季節の風物詩。
境内及び隣接の白山公園において、約20種類3千株の多種多様なあじさいの花が咲く景観は実に見事です。

白山神社

住所:東京都文京区白山5-31-26(GoogleMapで開く
アクセス:
電車)
・都営地下鉄三田線「白山駅」より徒歩3分
・東京メトロ南北線「本駒込駅」より徒歩5分
・都バス草63「白山上」より徒歩3分
車)駐車場無し

白山神社周辺のおすすめスポット

小石川植物園
白山神社から歩いて10分程度(約700m)の場所にある東京大学大学院理学系研究科の附属施設で、日本の近代植物学発祥の地となるスポット。植物園として一般公開されています。
台地、傾斜地、低地、泉水地などの地形を利用して様々な植物が配置されており、散策していると都内に居ることを忘れてしまう、実に広大な敷地の植物園です。

住所:東京都文京区白山3丁目7-1(GoogleMapで開く

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日枝神社(千代田区)

皇城の鎮護として江戸城内から発展、格式高き「山王さん」

日枝神社(東京都千代田区)

歴史と見どころ
文明10年(1478年)、太田道灌が江戸城築城の際、鎮護として川越の仙波日枝神社を勧請したのに始まる。
江戸時代になると、徳川将軍家から産土神として深い崇敬を受けます。現在の永田町への移転後は、江戸城の裏鬼門を守る江戸の鎮護を担いました。
明治時代以降も皇居を守護する皇城の鎮とされ、政治の中心地に位置する格式高い神社です。

外堀通りに面した参道入口には巨大なコンクリート製の山王鳥居が立ち、東京十社の中でも屈指の都会派の印象を持つ神社です。

ワンポイントメモ
日枝神社において御祭神のお使いとされているのが。猿の像やイラストは境内の様々な場所で見ることができるので、探してみるのも楽しみの一つ。
日枝神社については詳しい記事をまとめていますので、こちらもご覧ください。

日枝神社


住所:東京都千代田区永田町2丁目10-5(GoogleMapで開く
アクセス:
電車)
・地下鉄千代田線「赤坂駅」出口2より、徒歩3分
・地下鉄南北線・銀座線「溜池山王駅」出口7より、徒歩3分
・地下鉄千代田線「国会議事堂前駅」出口5より、徒歩5分
・地下鉄銀座線・丸の内線「赤坂見附駅」出口11より、徒歩8分
車)
・首都高速「霞ヶ関IC」より5分
・駐車場有り

日枝神社周辺のおすすめスポット

皇居東御苑・皇居周辺
皇城の鎮を参拝した後は、江戸城跡(皇居)を歩いてみるのはいかがですか?
本丸を含むかつての江戸城の中心部だった場所は、皇居東御苑として一般公開されており、予約無しで見学ができます。
また、皇居の内堀沿いを歩くと多くの城門跡を見ることができ、かつての江戸城の面影が感じられます。

住所:東京都千代田区千代田1-1(GoogleMapで開く) *Mapは大手門

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【東京十社を楽しむ】東京十社と江戸の祭の話

江戸時代、江戸は一年を通じて活気に満ちた祭りの都でした。
庶民にとって祭りは信仰の場であると同時に、日々の暮らしの鬱屈を晴らす最大の娯楽であり、町ごとの結束を誇る晴れ舞台でもあります。

それら祭りの多くは、神社の神事である例大祭としておこなわれていました。

赤坂氷川神社の神輿
赤坂氷川神社の神輿

江戸の祭りの頂点に君臨したのが天下祭
神田神社の「神田祭」と日枝神社の「山王祭」は巨大な山車が江戸城内まで練り込み、将軍がその勇壮な姿を直接観覧するという、他では類を見ない特別な格式を誇りました。

その神田祭・山王祭とともに江戸三大祭りの一つに数えられたのが、富岡八幡宮の「深川祭」。沿道の観衆から担ぎ手に清めの水が浴びせられ、担ぎ手と観衆が一体となる下町の風物詩です。

その他の東京十社についても、地域ごとに個性が光る例大祭がおこなわれました。
現在も続くそれらの伝統の祭りには、江戸っ子の心意気が脈々と受け継がれています。

東京十社における主な祭りの開催時期

神社名祭名開催時期
神田神社(神田明神)神田祭5月中旬(奇数年本祭)
根津神社例大祭9月中旬
王子神社槍祭(例大祭)8月上旬
白山神社例大祭9月中旬
日枝神社山王祭6月中旬(偶数年本祭)
赤坂氷川神社赤坂氷川祭(例大祭)9月中旬
品川神社例大祭6月上旬
芝大神宮だらだら祭り(例祭)9月中旬〜下旬
富岡八幡宮深川八幡祭り8月中旬(3年に一度本祭)
亀戸天神社例大祭8月下旬

祭の開催時期に参拝に出かけると、神社が最も輝いている瞬間に出会えるかもしれません。

赤坂氷川神社(港区)

徳川吉宗が造営した社殿が残り、江戸の風情を今に伝える

赤坂氷川神社の社殿(東京都港区)

歴史と見どころ
赤坂氷川神社は平安時代に創建されたと伝わる古社。
江戸時代には赤坂に徳川8代将軍・吉宗を輩出した紀州藩の中屋敷があったため、赤坂氷川神社は幕府からの篤い保護を受けました。
関東大震災や戦災を奇跡的に免れた境内に残る徳川吉宗命により造営された社殿は、江戸時代当時の面影を残しており希少です。

港区赤坂のビルが林立する一角にありながら、大都会の隠れ家のような静寂に包まれた境内。
祭神は縁結びの神としても知られているため、婚礼の場としても人気が高い神社です。

ワンポイントメモ
境内には都内における現存最古の石造りの狛犬があるほか、とても多くの狛犬に出会えるのも狛犬好きにはたまらないところです。

赤坂氷川神社

公式ページ
住所:東京都港区赤坂6-10-12(GoogleMapで開く
アクセス:
電車)
・東京メトロ千代田線「赤坂駅」(6番出口)から、徒歩約15分
・東京メトロ日比谷線・都営大江戸線「六本木駅」(7番出口)から、徒歩約15分
・南北線「六本木一丁目駅」(1番出口)から、徒歩約10分
・銀座線「溜池山王駅」(12番出口)から、徒歩約10分
車)
・境内に9台の駐車スペース有

赤坂氷川神社周辺のおすすめスポット

岡本太郎記念館
南青山の閑寂な場所に、岡本太郎が没するまで40年以上にわたり筆を振るった、旧アトリエ兼住居が記念館として公開されています。赤坂氷川神社からの距離は約2.3kmほど。
岡本太郎氏の息遣いが伝わってくるような、刺激に満ちた空間に立ち寄ってみませんか?

住所:東京都港区南青山6-1-19(GoogleMapで開く

赤坂氷川神社風辺ランチは事前予約やクーポン利用で、並ばずお得に!!

品川神社(品川区)

源頼朝の勧請に始まった、東海道の要衝・品川宿の守護神

品川神社の社殿(東京都品川区)

歴史と見どころ
品川神社の創建は平安時代末期に源頼朝が安房国(現千葉県)の洲崎明神をお迎えして、海上交通安全・祈願成就したのに始まると伝わります。
また、徳川家康が関ヶ原の戦いへ向かう際に、品川神社で戦勝祈願をしたことでも知られます。

江戸時代には品川宿が東海道の第一宿となるなど、品川が交通の要所となるのに伴い品川神社も発展しました。
境内には都内有数の古い鳥居があったり、また様々な時代の狛犬に出会えるなど、歴史を感じさせる見どころも多いです。

ワンポイントメモ
境内には都内有数の大きさの富士塚・品川富士があります。富士塚とは、江戸時代を中心に流行った富士山信仰において築かれた、富士山を模して人工的に築かれた山のこと。
参拝の際には是非とも登頂して、いにしえの人々が望んだ風景を思い浮かべてみたい。

品川神社

公式ページ
住所:東京都品川区北品川3丁目7-15(GoogleMapで開く
アクセス:
電車)
・京浜急行「新馬場駅」北口から徒歩1分
・JR「品川駅」から徒歩15分(800m)
・JR・東急「大井町駅」から東急バス(品94・渋41)で、「新馬場駅」下車徒歩3分
車)
・駐車場あり(国道15号側から入場)

品川神社周辺のおすすめスポット

東海寺
徳川3代将軍・家光が名僧・沢庵のために創建した、かつて広大な敷地を持っていた臨済宗大徳寺派のお寺。
鐘楼にある東海寺梵鐘は元禄5年(1692年)の鋳造されたもので、5代将軍・綱吉の母、桂昌院が将軍家光の冥福を祈るために寄進したもの。

住所:東京都品川区北品川3丁目11-9(GoogleMapで開く

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芝大神宮(港区)

多くの武将が崇敬した、関東のお伊勢さま

芝大神宮(東京都港区)

歴史と見どころ
平安時代の寛弘2年(1005年)の創建とされる、港区芝大門に鎮座する歴史ある神社。
鎌倉時代には源頼朝から社地の寄贈を受け、江戸時代においては徳川幕府の篤い保護を受けました。

伊勢神宮の御祭神である天照大御神(内宮)と豊受大神(外宮)の2柱を祀っており、特に江戸時代には「関東のお伊勢さま」として広く崇敬を受け、大変賑わいました。
現在もビジネス街にありながら、常に多くの参拝者が訪れています。

ワンポイントメモ
境内入口の鳥居の横に立っているのは、生姜塚なる変わった石碑。
神社の創建当時、周辺は一面の生姜畑だったという。祭礼の際には地元産の生姜を売る生姜市が立って賑わうなど、当地ゆかりの農産物だったようだ。

芝大神宮

公式ページ
住所:東京都港区芝大門1-12-7(GoogleMapで開く
アクセス:
電車
・JR山手線・京浜東北線「浜松町駅」下車、北口 徒歩5分
・都営地下鉄浅草線・大江戸線「大門駅」下車、A6出口 徒歩1分
・都営地下鉄三田線「御成門駅」下車、A2出口 徒歩5分

・駐車場無し

芝大神宮周辺のおすすめスポット

増上寺
徳川家康が徳川家の菩提寺に定めた増上寺には、2代将軍・秀忠をはじめとする6人の歴代将軍が眠っています。
江戸時代から残っている三解脱門や霊廟惣門などの建築物が、かつての面影を感じさせます。
増上寺ついては詳しい記事をまとめていますので、こちらもご覧ください。

住所:東京都港区芝公園4-7-35(GoogleMapで開く

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富岡八幡宮(江東区)

深川の八幡さま、庶民の信仰を集めた商売繁盛の神

富岡八幡宮の社殿(東京都江東区)

歴史と見どころ
深川の総鎮守である富岡八幡宮は、寛永4年(1627年)の八幡神(応神天皇)のお祀りから始まりました。
その後、江戸幕府の保護を受けて江戸最大の八幡様へと発展し、周辺も江戸随一の門前町として繁栄しました。
地元の人々からは、親しみを込めて「深川の八幡さま」と呼ばれています。

例年8月に開催される例祭「深川八幡祭り」は下町文化を代表する、全国に知られている熱いイベントだ。

ワンポイントメモ
境内には巨大な横綱力士碑があるほか、相撲関連の石碑が多く残っています。これは大相撲の前身にあたる江戸勧進相撲の発祥地だったため。
富岡八幡宮が庶民文化と深く結びついていたことを感じさせるものです。

富岡八幡宮

公式ページ
住所:東京都江東区富岡1-20-3(GoogleMapで開く
アクセス:
電車)
・東京メトロ東西線「門前仲町駅」より徒歩3分
・都営地下鉄大江戸線「門前仲町駅」より徒歩6分
・JR京葉線「越中島駅駅」より徒歩15分
・JR「東京駅」より車で15分
車)
・首都高速「箱崎IC」より10分、「木場IC」より5分、「枝川IC」より7分

富岡八幡宮周辺のおすすめスポット

深川不動堂
富岡八幡宮にも程近くにある成田山新勝寺の東京別院。
かつて江戸時代には成田山からこの地に御本尊を出張させる出開帳がおこなわれ、江戸における成田詣ブームのきっかけとなりました。現在は護摩祈禱で知られています。

住所:東京都江東区富岡1丁目17-13(GoogleMapで開く

富岡八幡宮周辺のランチは事前予約やクーポン利用で、並ばずお得に!!

亀戸天神社(江東区)

太宰府になぞらえた、江戸の梅と藤の名所

亀戸天神社の社殿(東京都江東区)

歴史と見どころ
寛文元年(1661年)、菅原道真を祀るために創建。九州の太宰府天満宮を模して太鼓橋と池を配した庭園は、江戸の人々に景勝地として愛されました。

現在の境内にも太宰府天満宮同様に心字池や3つの橋が架かるなど、東京に居ながらにして大宰府天満宮参拝気分が味わえます。
また、菅原道真ゆかりの梅の花の名所であるほか、春の藤、秋の菊など、四季折々の花の景観が楽しめる花の神社でもあります。受験シーズンには、多くの合格祈願者が訪れる。

ワンポイントメモ
東京スカイツリーに近いロケ―ションにあるため、境内の至る所でツリーがチラ見できるのも、参拝時の楽しみの一つ。参拝の後にスカイツリーを訪問するのも、セットでお薦め。

亀戸天神社

公式ページ
住所:東京都江東区亀戸3丁目6番1号(GoogleMapで開く
アクセス:
電車)
・JR「亀戸駅」北口から徒歩約13~15分
・JR・東京メトロ「錦糸町駅」北口から徒歩約15分
車)
・駐車場あり

亀戸天神社周辺のおすすめスポット

亀戸梅屋敷
名産品販売やイベントをおこなう観光施設。JR亀戸駅と亀戸天神社のちょうど中間地点にあり、立ち寄りやすい場所にあります。江戸切子ガラスのショップ・ギャラリーなどもあり、覗いて見るだけでも楽しい。

住所:東京都江東区亀戸4丁目18-8(GoogleMapで開く

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【東京十社を楽しむ】浮世絵に見る、江戸の「行楽地」としての神社

英泉『芝神明宮祭礼生姜市之景』. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1301972 (参照 2026-04-27)
英泉『芝神明宮祭礼生姜市之景』
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1301972 (参照 2026-04-27)

上記は歌川広重によって描かれた浮世絵、「芝神明宮祭礼 生姜市之景」です。
江戸時代の芝大神宮(当時の呼称は芝神明宮)における、生姜市での賑わいが描かれています。

江戸時代の神社は信仰の場であると同時に、最高の行楽地でした。江戸庶民にとっては遠出をせずとも楽しめる、一大レジャースポットだったんですね。

人々が集まり活気を見せる神社は、絵師にとっても恰好の題材となり、多くの浮世絵にその賑わいが鮮明に描かれています。

広重『名所江戸百景 亀戸天神境内』,魚栄,安政3. 
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1312301 (参照 2026-04-27)
広重『名所江戸百景 亀戸天神境内』,魚栄,安政3.
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1312301 (参照 2026-04-27)

浮世絵に描かれた鳥居や境内を見ると、案外現在と変わらぬ配置であることも多く、当時の人々と同じ景色を見ていることに軽く胸がトキメキます。

かつて江戸の人々が絵を見て行楽地に出向いていったように、現在の我々も浮世絵というガイドブックを手に出かければ、時空を超えた江戸散歩が楽しめるのではないでしょうか。

■国会図書館の電子展示会「錦絵と写真でめぐる日本の名所では、多くの浮世絵を無料で見ることができます。

\ 手元に置いて江戸名所の浮世絵の名が見たければ、こちらをお勧め!/

江戸時代に歌川広重が描いた名所江戸百景を、現在の写真や地図と対比して解説したガイドブック。
東京歩きが楽しくなる1冊!

【巡拝のヒント】東京十社はこう巡ろう!

お勧めの巡拝スケジュールはこれ

東京十社をまとめて巡る場合は、やはりパンフレット記載の巡拝路程図の順でまわるのが一番効率が良さそうです。
以下にモデルコース、タイムラインを作ってみましたので、巡拝の行程スケジュールの叩き台にしてみて下さい。

1日目
9:00~9:45 神田神社 → 10:15~11:00 根津神社 → 11:30~12:15 王子神社 =昼食= →13:30~14:15 白山神社 → 14:45~15:30 日枝神社

2日目
9:00~9:45 赤坂氷川神社 → 10:45~11:30 品川神社 → 12:00~12:45 芝大神宮 =昼食= →14:00~14:45 富岡八幡宮 → 15:30~16:15 亀戸天神社

※各社における参拝時間及び昼食時間は45分で想定。

一日での巡拝も可能でしょうが夜間参拝を含む形となり、社務所も開いていない時間帯になるので、当記事としてはお勧めできず。
2日間で巡るイメージとしてみましたが、正直、これでも少々慌ただしい感じにはなると思います。

【スケジュールを組む際のポイント】
エリアでまとめて移動:エリア毎にまとめて巡るイメージを持つと、スケジュールが組みやすいです。
白山神社と根津神社は約10〜15分程度の徒歩圏内、日枝神社と赤坂氷川神社間も徒歩での移動が可能。
ランチをとる場所の当たりも付けやすくなるのでは。
御朱印受付時間に注意:多くの神社の社務所は16:30〜17:00で閉まりますので、夕方に到着する神社については、事前に社務所の窓口時間の確認をしておくのがベターです。
イベント等の事前確認:お祭りや季節のイベント期間中(根津神社のつつじ祭り、亀戸天神社の梅まつりなど)は境内が非常に混雑し、移動や参拝に時間が掛かることがあります。
交通系ICカードの準備::電車の場合は都営地下鉄や東京メトロを乗り継ぐことが多いため、チャージ残高を多めにしておくとスムーズ。

ちなみに私の巡り方はというと。。。、基本一日一社ずつ、コツコツと巡りました(苦笑)。
そのお陰で、「今週はどこを参拝しようかな?ランチは何があるかな?」と、毎週週末が待ち遠しくなりましたよ。

東京十社めぐりにお得な乗車券の紹介

一日で数社をめぐる際にお得で便利な乗物一日乗車券がありますので、上手く利用してみては?

~ JR関連 ~
■JR都区内パス
★東京23区内の普通列車(含、快速)の普通車自由席が乗り降り自由の切符。
販売所:モバイルSuicaアプリ及びフリーエリア内のJR東日本の主な駅の指定席券売機等及び主な旅行会社。
発売価格:大人760円、小児380円
発売期間・利用期間:通年
有効期間:1日間
JRの都区内パスのページ

~ 東京メトロ関連 ~
■東京メトロ24時間券
★使用開始から24時間、東京メトロ線全9路線が乗り降自由な乗車券。前売りもあり。東京メトロ線の初乗り運賃180円の区間(1~6km)で乗り降りする場合、4回以上乗るとおトクに。
発売価格:大人600円、小児300円
発売所(当日券):東京メトロ線各駅の券売機
有効期間(当日券):発売日において使用開始から24時間に限り有効

■東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券
★購入者が指定した1日において、始発から終電まで東京メトロ線全9路線・都営地下鉄線全4路線が乗り降り自由な乗車券。
発売価格:大人900円、小児450円
発売所(当日券):東京メトロ線各駅の券売機、都営地下鉄各駅の券売機
有効区間:東京メトロ線全線・都営地下鉄線全線

■東京フリーきっぷ
★発売日から1か月間のうち購入者が指定した1日に限り、始発から終電まで、東京メトロ線全9路線、都営地下鉄線全4路線、東京さくらトラム(都電)、都バス(含、多摩地域)、日暮里・舎人ライナーの全区間およびJR線の都区内区間が乗り降り自由な乗車券。
発売価格:大人1,600円、小児800円
発売所:東京メトロ線各駅の券売機(除、日比谷線 北千住・中目黒・中野・代々木上原・和光市・半蔵門線/副都心線 渋谷・目黒)
有効期間:発売日から1か月間のうち、購入者が指定した1日限り有効
有効区間:東京メトロ線全線、都営地下鉄線全線、東京さくらトラム(都電)、都バス(含、多摩地域)、日暮里・舎人ライナーの全区間、JR線の都区内区間

東京メトロの各種一日乗車券のページ


【記事の参考にした情報】
東京十社めぐり 東京十社会
JR「おトクなきっぷ」

東京メトロ「各種一日乗車券」


古地図と現代地図を見比べながら 江戸のなりたちを巡りませんか?
歴史好きならば、東京の街歩きが楽しくなる一冊!

関東の強力なパワーを持った神社を、その位置関係から紐解くなど読み応えのある本。
関東周辺に沢山の素晴らしい神社があることに改めて驚きますね。写真も綺麗!

東京十社めぐりに出かけませんか?

東京十社を巡る旅は、そのまま「東京という街のアイデンティティ」を探る旅でもあります。
一社ごとに異なる創建の由緒や、時代を越えて守り継がれてきた社殿の佇まい。すべてを巡り終えたとき、見慣れた東京の景色が、これまでとは少し違った深みを持って見えてくるはずです。

「歴史の断片」を見つけに、是非とも東京十社に足を運んでみてください。

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