埼玉県県名の発祥地といわれる行田市には、令和2年に埼玉県で初の特別史跡に指定された「埼玉古墳群」をはじめ、県内随一の歴史スポットの多い街です。
それらのスポットでは古代にとどまらず、近代・現代にわたって幅広い時代の歴史が体感できるのが特徴でもあります。
そんな行田の歴史好きにオススメしたい各時代のスポット8選を紹介。
良く知られたものから少しマイナーなものまでありますので、行田のまちの歴史散策の参考にしてみて下さい。
目次
埼玉古墳群・八幡山古墳・古代蓮の里で古代のロマンに触れる
「埼玉古墳群」出土された鉄剣が国宝指定に

稲荷山古墳
最初に紹介するのは県名発祥地の地・埼玉(さきたま)に所在する「埼玉古墳群」です。
古墳群で最も古い古墳・稲荷山古墳から出土された鉄剣は、大和朝廷と地方豪族との繋がりが伺える貴重な資料として国宝指定されています。
実物も併設の「さきたま史跡の博物館」内で見学することができますよ。
さらに埼玉古墳群は令和2年(2020年)に特別史跡にも指定されましたが、これは埼玉県内では初となるものです。
古墳群は「さきたま古墳公園」として整備されており、前方後円墳8基・大型円墳1基の計9基の古墳が残ります。
前述の稲荷山古墳や、戦国時代に石田三成が本陣を構えた丸墓山古墳では墳丘に登ることもできますよ。
公園内の散策路は良く整備されているので、ハイキング気分で気軽に古墳めぐりに出かけてみましょう。
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埼玉古墳群、国宝・鉄剣出土の稲荷山古墳を中心に古墳公園をめぐる【埼玉・行田市】
埼玉県行田市にある埼玉古墳群は、稲荷山古墳から出土された鉄剣が国宝指定されていることで知られています。2020年には、県内では初めての特別史跡にも指定されました…
「八幡山古墳」関東の石舞台は隠れた名遺跡

行田市では埼玉古墳群以外にも多くの古墳が見つかっており、その一つである若小玉古墳群は県内でも埼玉古墳群に次ぐ規模の古墳群です。
その若小玉古墳群に残る「八幡山古墳」は、石室が剥き出しの状態で保存されている珍しい古墳で、関東の石舞台とも呼ばれています。石室内部の見学もできるんですよ。
八幡山古墳は埼玉古墳群の影に隠れた、名遺跡スポットです。
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関東の石舞台 八幡山古墳は、埼玉古墳群に代わる権力者の墓【埼玉・行田市】
埼玉県行田市は古墳の多いエリアで、10ヶ所もの古墳群があります。中でも国宝指定されている鉄剣が出土された、埼玉古墳群は全国的にも有名です。今回紹介する八幡山古…
「古代蓮の里」数千年前の古代蓮が咲き誇る!田んぼアートも

自然と歴史ロマンの両方が楽しめるのが「古代蓮の里」。
昭和48年(1973年)にこの地域で工事がおこなわれた際、地中深く眠っていた蓮の実が水を得て、静かに目覚め開花し始めたんですね。
その蓮はなんと、1400年~3000年前の時代のものと推定されるものでした。
古代の蓮の花がこのように一斉に自然に開花するのは、全国的に見ても大変珍しいそうですよ。
古代蓮の他にも世界各地の花蓮が集められており、約42種類・約12万株もの蓮の花が見られるのも楽しい。
そして、隣接した田んぼで毎年開催されるのが「田んぼアート」。
これは”世界最大の田んぼアート”としてギネス認定もされており、古代蓮とともに季節の風物詩となっています。
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古代蓮の里へ千年前の花蓮と田んぼアートを見に行こう!【埼玉・行田市】
ある時、工事現場で掘り起こされた千年以上昔の時代の蓮の種が息を吹き返し、花が咲きました。「古代蓮の里」はそんな太古のロマンを感じられる古代蓮を中心に、42種類…
関東60カ所の古墳・古墳群を、わかりやすい実測図掲載にて紹介!
各県とも結構見応えのある様々な古墳があるんですね!
「忍城」戦国時代、石田三成の水攻めに落ちなかった堅城
「忍城址」のぼうの城の舞台となった続日本100名城

時代は戦国時代・江戸時代に移り、続日本100名城の一つにも数えられる忍城を紹介。
室町時代に築城された忍城は、かつては関東七名城の一つにも数えられた堅城です。
戦国時代、豊臣秀吉が関東を支配していた小田原北条氏に対し小田原征伐をおこなった際、北条氏配下だった忍城に対し石田三成軍が水攻めをおこないました。
しかしこれに落ちなかった忍城には「浮き城」の異名が付き、このエピソードは映画「のぼうの城」の題材としても取り上げられています。
本丸周辺だった場所が城址公園として整備されており、天守の役割を担っていた御三階櫓(やぐら)が公園のシンボルとして外観復元されています。
御三階櫓の中には、公園に併設されている行田市郷土博物館内から入ることができます。
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忍城址公園や周辺をめぐり、難攻不落な城の面影を探してみた【埼玉・行田市】
埼玉県行田市にかつてあった「忍(おし)城」は、戦国時代は難攻不落を誇る堅城でした。特に豊臣秀吉の小田原征伐の際、石田三成軍の水攻めに落ちなかったことは語りぐさ…
「石田堤」石田三成による忍城水攻めの遺構

石田三成の忍城水攻めの話を最初に聞いた時、”それホントの話なの?”と思っちゃいましたが、実はそれを裏付ける遺構の一部がしっかり残っているんですね。
三成は忍城周囲を堤防で囲い、そこに近隣の利根川や荒川から引いた水を貯めました。
その際に築かれた堤防は「石田堤」と呼ばれ、その一部が残っているというわけです。
石田堤は行田市とお隣の鴻巣市の両側で保存されており、解説板のほか、堤の断面が見られるといった少々マニアックな展示まであり、歴史好きの心をくすぐる隠れたスポットとなっています。
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石田堤、石田三成による忍城水攻めの実態が見えてくる遺構【埼玉・行田市】
歴史好きなら立ち寄ってみたい、埼玉県行田市にある少々マニアックなスポットを紹介。 行田にかつてあった忍城は、戦国時代の豊臣秀吉による小田原征伐において、石田三…
明治時代の初めにはまだこれだけ様々な城が残されていたんですね。
貴重な写真の数々に思わず釘付け!
「日本一の足袋のまちをめぐる」大正・昭和の行田の面影
「足袋とくらしの博物館と蔵めぐり」ドラマ・陸王のロケ地にも出会える

足袋とくらしの博物館
行田市は足袋のまちとして良く知られています。
足袋づくりは江戸時代中頃から盛んになり、最盛期となった昭和13年(1938年)頃には、年間約8,500万足もの足袋が生産され、その量は全国シェアのなんと!約8割にあたるそうですよ。
そんな歴史を持つ行田市は、平成29年(2017年)に「足袋蔵のまち行田」を中心とした、県内初の日本遺産に認定されています。
足袋のまちを象徴する施設である「足袋とくらしの博物館」では、大正13年(1924年)頃に建てられた建物をもとに全盛期の足袋工場が再現されています。
こちらでは足袋作りの体験もできますよ。

行田の市内には足袋を保管した「足袋蔵」が現在でも70棟余り残っており、足袋蔵マップを片手に町中の散策するが楽しいです。
写真は人気の蕎麦屋ですが、足袋蔵は現在も店舗として使用されているものも結構多く、蔵造りの雰囲気ある店での食事や買い物を楽しむことができます。
行田は足袋の技術で最新のランニングシューズを開発するドラマ、「陸王」の舞台にもなりました。
市内でロケ地として使用された場所には案内板が立っているので、足袋蔵めぐりとともに探してみるのも楽しいですよ。
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日本一の足袋のまち行田で、足袋蔵をめぐってレトロ散歩【埼玉・行田市】
埼玉県行田市は足袋のまちとして知られ、最盛期には全国の足袋生産の8割のシェアを誇りました。そんな行田の市内にはかつて足袋を保管した足袋蔵が今も70棟ほど残ってお…
「前玉神社・行田八幡神社」行田のまちを見守る古社
「前玉神社」延喜式の古社を看板猫が案内!?

行田市埼玉(さきたま)にある「前玉(さきたま)神社」は埼玉古墳群に隣接して鎮座しており、古墳群との強い関連性を持った神社です。実はこの前玉神社こそが県名発祥地である、ともいわれています。
そしてこの前玉神社自体もなんと!古墳の上に鎮座しているんですよ。
平安時代には延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)にも記載された由緒も持っています。
そんな歴史ある埼玉神社には数匹の看板猫が住んでおり、境内で参拝客を案内してくれるという楽しい話題もあったりします。
毎月22日には猫の絵柄の限定御朱印も頂け、それを目当てに参拝される方も多いようですよ。
詳細レポートはこちら!
前玉神社、埼玉県名発祥地の古墳に鎮座する延喜式社【埼玉・行田市】
埼玉県行田市には埼玉県名発祥の地といわれている、埼玉(さきたま)という住所の場所があります。この地域を象徴するスポットが県内最大の古墳群・埼玉古墳群ですが、そ…
「行田八幡神社」花手水weekでは町も花一杯!

「行田八幡神社」は、かつては忍城主からも城下の総鎮守として深く崇敬を受けた神社です。
現在は各種封じの御利益のあることで知られており、多くの参拝者が訪れています。
街の中心部にあるので、足袋蔵めぐりや忍城跡訪問と併せての参拝がしやすいロケーションです。
境内に様々な開運スポットがあるの、楽しく参拝ができますよ。

行田八幡神社では手水(ちょうず)に花を生ける、”花手水”がおこなわれています。
さらに毎月1日~14日に町ぐるみで開催されるのが「花手水week」のイベントです。
この期間は行田八幡神社を中心に、周辺の商店や民家の軒先にも一斉に花手水が飾られます。
そんな花手水で華やぐ週に合わせての行田訪問もオススメですよ!
詳細レポートはこちら!
行田八幡神社、花手水ウィークで境内も町も花で一杯!【埼玉・行田市】
埼玉県行田市の「行田八幡神社」は、忍城城下町の総鎮守として鎮座しました。現在は虫封じの祈祷でよく知られるほか、癌封じやぼけ封じなどの祈願ができます。境内には…
神社に参拝に行くと、神々についてや神社施設の呼び名・役割について知りたいけど、聞ける相手もいない!
ってことありません?そんな時、網羅範囲が広い本書は結構頼もしいですよ!
関東の強力なパワーを持った神社を、その位置関係から紐解くなど読み応えのある本。
関東周辺に沢山の素晴らしい神社があることに改めて驚きますね。写真も綺麗!
「観光物産館 ぶらっとぎょうだ」行田観光の拠点

観光の行き帰りには行田市商工センターの1階にある「観光物産館 ぶらっとぎょうだ」に立ち寄って、
街歩きの情報収集や地元のお土産を入手しましょう。
車の場合は商工センターの駐車場が使えるので、行田観光の拠点として便利ですよ。
観光情報館ぶらっとぎょうだ
住所:埼玉県行田市忍2丁目1(GoogleMapで開く)
営業時間:9:30~17:00
定休日:なし ※12月29日~1月3日は休館
各スポットの位置情報・行田市へのアクセス
各スポットの位置情報と市内循環バスについて

行田市作成のお出かけガイドより抜粋
主なスポットの位置概要
■足袋とくらしの博物館:行田市駅より約350m、行田駅より約4.4km
■忍城址:行田市駅より約1kmm、行田駅より約4km
※足袋とくらしの博物館・忍城址間:約750m
■埼玉古墳群:行田市駅より約3km、行田駅より約5km
※埼玉古墳群・古代蓮の里間:約3km
※埼玉古墳群・八幡山古墳間:約2.5km
■石田堤碑・石田堤史跡公園:行田駅・行田市駅より約5km(近隣駅のJR吹上駅より約3km)
※石田堤碑・埼玉古墳群間:約4km
市内循環バスについて
行田市内の移動には、市内循環バスの便利が便利。JR行田駅や秩父鉄道の行田市駅などから利用することができます。
詳細は、行田市・市内循環バスのページを参照下さい。
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行田市へのアクセス方法
埼玉県行田市へのアクセス
電車)
・東京駅から:JR上野東京ライン・籠原行乗車で1時間8分、「行田駅」下車
・浅草駅から:東武スカイツリーライン区間急行・館林行乗車で約1時間20分、「羽生駅」下車。秩父鉄道乗換で約14分乗車、「行田市駅」下車。
車)
東北自動車道「羽生IC」から国道125号経由で約14km・約30分
東北自動車道「加須IC」から県道128号経由で約17km・約35分
関越自動車道「花園IC」から国道140号経由で約22km・約40分
関越自動車道「東松山IC」から県道173号経由で約22km・約40分
圏央道「桶川加納IC」から国道17号経由で約20km・約40分

行田の街を歩きに出かけませんか?
行田の歴史スポット8選をご紹介しましたが、気になる場所は見つかりましたか?
各スポットをめぐっていると、古墳上に戦国時代の本陣が置かれたエピソードに出会ったり、蔵めぐりの途中で旧忍城関連の石碑を見つけたりと、複数の時代が同居しているスポットがあるのも面白いところだったりもします。
そんな行田のまち歩きに、出かけてみませんか?




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