
関東に約280社ある氷川神社の総社、埼玉県さいたま市「武蔵一宮 氷川神社」の見どころや歴史を紹介します。
長い参道をゆったりと歩いて参拝。帰りには醸造所直結の地元のビアパブに立ち寄ったりと、のんびりな参拝にお付き合い下さい!
『武蔵一宮 氷川神社』 のんびりと参拝
「二の鳥居」 参道は2kmに及ぶ

武蔵一宮・氷川神社は、地元では大宮氷川神社と呼ばれていますのでそう呼ばせて頂きます。
大宮氷川神社は参道が長いことで知られ、一の鳥居は境内から約2km離れた場所にあります。日本で一番長い参道とも言われているんですよ!
今日は境内までは800m程の距離の、二の鳥居から歩きます。

この「二の鳥居」、実は元々は明治神宮の大鳥居として1920年(大正9年)に作られたものです。
鳥居の材木は、当時既に樹齢1200年以上に達していたといわれる檜(ひのき)製です。
大宮氷川神社では、昭和51年(1976年)に移設後の竣工がされています。

参道沿いの「氷川だんご」のお店。
ここは団子だけでなくきしめんなんかもありますが、この季節、やはり人気はカキ氷のようで、皆さんベンチで頬張っておられました!
屋台でにぎわう正月や花見のシーズンを除くと、氷川参道は飲食店が少ないのがちょっと寂しい。成田山の参道の様に、お店をのぞきながら歩く楽しみは無いですねえ。

老舗のせんべい屋さん。
「三の鳥居」 神池へ進む

三の鳥居を抜けると、敷地内に入ります。

「神池」に掛かる太鼓橋。
氷川神社を代表する写真スポットの一つ。初詣や七五三シーズンに記念写真を撮る時は、ちょっと順番待ちが発生しますよ~。

昔、この辺りのさいたま市一帯は、古代の海の名残である”見沼”という沼があった地域。神池は見沼の水源の一つといわれます。
ちなみに。。。ホタルを再び!の取り組みの一環で、2018年にテレ東の番組「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」の中で”かい掘り”が行われ、放送されてます。
出島の様に浮かんでいる場所には、摂末社の宗像神社があります。
「楼門」 神社のシンボル

記念写真スポットの人気ナンバーワンは朱色も鮮やかなここ「楼門」ですね。楼門をバックにお子様に千歳あめの袋を持たせれば、記念写真が映えること間違いなし!
楼門は本殿・拝殿・幣殿・舞殿と共に、昭和15年(1940年)に改修されたものです。
「拝殿・本殿」 簡素な雰囲気

朱色で華やかなイメージの楼門や太鼓橋に対し、拝殿は比較的質素な雰囲気の造りですね。
大宮氷川神社は東京都・埼玉県近辺中心に約280社ある、氷川神社の総本社となります。
起源は、およそ二千年前の第五代孝昭天皇3年の創立と伝えられます。

御祭神には、須佐之男命(すさのおのみこと)・稲田姫命(いなだひめのみこと)・大己貴命(おおなむちのみこと)をお祀りしています。
「ふくろ絵馬」 綺麗で可愛い!

袋は全部で十色。これは大宮氷川神社のオリジナル。
個人情報保護という観点での時代のニーズと、見た目の可愛らしさ一挙両得のナイスアイディア!ですね。
「摂末社」

「松尾神社」は太鼓橋のたもとに位置します。

「稲荷神社」は稲荷神社らしく、朱色のちいさな鳥居がいくつも設置されています。

小さいお狐様が可愛らしい!


「宗像大社」は、神池の中に突き出た位置に鎮座します。

「天満神社」は二の鳥居の外側の参道沿いにありました。
ここも氷川神社の摂末社なんだって、そんな見逃されそうな場所にありました。
菅原道真公にお参りされる方、よく探してみて下さいネ。
「戦艦武蔵の碑」

三の鳥居をくぐった場所に、平成27年(2015年)に作られた「戦艦武蔵の碑」があります。
昭和17年8月5日に広島県呉で行われた竣工式には、氷川神社より6名の神職が出向し式が執り行われたとあります。
艦内神社には氷川神社が分祀された、武蔵神社があったそうです。
御朱印帳と御朱印

氷川神社で購入した御朱印帳です。
朱色の楼門と太鼓橋の柄の刺繍が素敵ですが、全体的にシックな雰囲気で気に入っています。

通常の御朱印。

茅の輪くぐりの限定御朱印があったので、こちらも頂きました。
アクセス
住所:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-407(GoogleMapで開く)
アクセス:
電車)
・JR「大宮駅」東口から徒歩約15分
・東武アーバンパークライン(東武野田線)「北大宮駅」から西駐車場まで徒歩約10分
車)
・首都高速道路「さいたま新都心西IC」から約15分、東北自動車道「岩槻IC」から約20分
![]() | 価格:1,430円 |

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『氷川ブリュワリー』 さいたま市初のクラフトビール

さいたま市では初のクラフトビールとなる「氷川ブリュワリー」。
この醸造所直結のビアパブが二の鳥居の近くにあるのですよ。
氷川神社に行った際寄ってみたかったのですが、車で来る時が多いので入りそびれてました。
ガラス越しにうっすら銀色の大きな器具が見えるのが醸造設備。工場みたいな大きなスペースが無くても、ビールってできるんですね!

お店部分はカウンターメインの、比較的こじんまりとした感じ。

カウンターに置かれているのはビールの原料の麦芽。
クラフトビールって色々種類が多くて注文にちょっと迷う。いずれ好みの系統を見つけ出したいところ。
本日は一番スタンダードっぽい”晶(AKIRA)”という名前の、アメリカンペールエールという種類のビールを頂いた。
クセが無くフルーティーな感じで飲みやすい。普段飲んでるビールメーカーのビールと比較すると、若干濃いめな感じ。

「今の時期限定のホップの天ぷらがありますが、いかがですか?」と店員さんに話しかけられる。
んんっ?ホップって食べれるんだ!限定という響きにも弱く(苦笑) 、”それ一つ” 。この季節に、これを食べにわざわざ来るお客さんもいるそうですよ。
味は、ほろ苦い独特の味。で、苦みは結構口に残るなあ。。。大人の味ということで。
「生まれ育った地域の誇れる名産品づくり」という思いで始まったという、氷川ブリュワリーのクラフトビール作り。応援の意を込めて、また一杯やりに立ち寄らせて頂きます!
住所:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-36-1(GoogleMapで開く)
営業時間:水曜日から金曜日 17:00~22:30、土曜日 12:00~22:30、日曜日 12:00~20:00 *LOは閉店30分前
定休日:月曜日・火曜日
アクセス:
電車)JR「大宮駅」より徒歩7分、氷川参道二の鳥居から徒歩2分
でかけてみませんか?

大宮氷川神社は、初詣や花見のシーズンに立ち寄ることが多かった神社。
空いている参道をぶらぶら歩くと、今まで目に入っていなかった物の発見もあり新鮮でした。
今度は長い参道の一の鳥居から歩いてみたいですね。
参拝して喉が渇いたら、氷川ブリュワリーのクラフトビールで喉を潤すのがオススメ!
季節感を感じられるビールやおつまみが、お出迎えしてくれると思いますよ!

たまには、少しリッチなお取り寄せを楽しみませんか?
【記事の訪問日:2021/7/23】