山梨県甲府市にある「昇仙峡」は国内でも有数の景勝地です。
長い年月をかけて自然によってつくりだされた巨石・巨岩に囲まれたエリアにある、雄大で魔訶不思議な仙娥滝や覚円峰の風景を紹介します。
また、昇仙峡は国産水晶発祥の地ともいわれ、滝入口付近には水晶にちなむ楽しい開運スポットが沢山あり、あわせて楽しめますよ。
目次
「昇仙峡遊歩道」 仙娥滝や覚円峰の絶景に出会う
見どころ多い「仙娥滝」周辺
山梨県甲府市にある「昇仙峡」は、国の特別名勝に指定されている国内有数の景勝地。
「日本一の渓谷美」ともいわれていますよ。
山梨県で自然を楽しむスポットといえば富士山が代表格ですが、昇仙峡は甲府駅から車で20~30分程度の距離にありアクセスしやすいのが魅力!
自然が創り出した独特の景色の中で、気軽に四季折々を楽しむことができます。
昇仙峡のなかでも見どころが多い、「仙娥滝(せんがたき)」周辺の散策を紹介します。
「水晶と宝石の町」 金峰山には水晶鉱山があった
山梨県は実は水晶と宝石の町といわれています。
そしてここ昇仙峡は、国産水晶発祥の地なんだそうですよ!
昇仙峡の金峰山(きんぷさん)にはかつて水晶鉱山が多数存在し、明治時代には盛んに発掘された。
江戸時代の天保年間(1930~1944年)に、京都の職人を迎え手磨き方法を習得したのが当地の加工技術の始まりとのこと。
その後、水晶の研磨・加工に優れたことから、甲府は日本一の宝飾の町へと成長しました。
現在稼動している鉱山はありませんが、加工技術は現在まで継続・発展しているとのことです。
そんなわけで仙娥滝の入口エリアには、水晶をはじめ宝石類の販売店が多く並びます。
「昇玉堂」 日本一の開運水晶玉
「昇玉堂(しょうぎょくどう)」という祠には、巨大水晶玉と不動明王像が祀られています。
どど~ん!と置かれている水晶玉は直径85cmで日本一とのこと。デカっ!
水晶はパワーストーンといわれますから、良い氣を頂いてゆきましょう。
ガラスに比べて水晶は倍以上も硬く、そのため加工は難しく時間を要するらしいですよ。
周囲に鈴が沢山掛かっていますが、これは昇玉堂鈴結びという願掛け。
これで、金運や商売繁盛が鈴なりに叶うらしいです。
開運スポットが多数、願掛け様々
他にも周囲には開運スポットがあり、見てまわるのが楽しい。
こちらは「八珠願い(やたまねがい)」。
願掛けの仕方はというと。。。
- ■ガチャガチャの機械で「願い石」を購入。
- ■「願い石」を七福神の石壺めがけ、それぞれ奉納する。
- ■中央の石壺に、水晶玉を奉納する。
- ■最後に手を合わせ願いを込めて、願掛け終了。
だそうです。
面白いシステムですね。
次に紅水晶を見つけました。
こちらは、なになに。。。
- ■まず、石を持ち上げて重さを覚えます。
- ■次に、両手を当て願いを込めます。
- ■もう一度、石を持ち上げます。
- ■軽く感じればその願いは叶う。
試してみたが。。。、う~む、正直違いは良く分からんかったわ(苦笑)。
こちらの巨大なのは、レッドジャスパーという石。
安定した精神をもたらし、ポジティブな感情を促すとあります。
とりあえずナデナデしておきました。
これはちと怪しげな雰囲気。
正体未確認です。
「金櫻神社の鳥居と布袋様」
楽しい土産物屋街を抜けて、昇仙峡に入ってゆきます。
鳥居は「金櫻(かなざくら)神社の鳥居」。
金櫻神社は、昇仙峡を登りつめた場所に鎮座しています。
金櫻神社の御神木ウコンザクラは「金の成る木の金櫻」といわれ、花の季節に拝み水晶のお守りを受けると一生涯金運に恵まれるそうです。
一生涯の金運かあ、機会があればあやかりたいですなぁ。
鳥居の傍らには、なんか凄いことになっている布袋(ほてい)様。
3つの願札に願いを書き、叶えて欲しい順に貼ってゆくと、ご利益が頂けるそうだ。
なるほど、優先順位があると布袋様にも伝わりやすいので、合理的かもな。
布袋様はこんな岩場のたもとにいらっしゃいます。
「仙娥滝」 日本の滝百選
鳥居を抜けると、一気に涼し気な渓谷の景色に包まれます。
遊歩道の階段を下ってゆきます。
階段を下りたところに、この「仙娥滝(せんがたき)」。
周囲は落下する水の音に包まれ、滝は花崗岩の岩肌に陽が当たり美しく輝いています。
歩き始めて1分で絶景に出会えるのが、昇仙峡の良いところです。
荒川上流が作りだす滝の落差は30m。
元々は大きな一枚岩だったのが、侵食で削られて現在のような岩肌になったそうだ。
途方もない年月を要した結果なんでしょうねえ。
仙娥滝は、日本の滝百選にも選ばれています。
「昇仙橋」 崩れ落ちない!?石のトンネルも迫力
おおっ!仙娥滝の先に、迫力の「石のトンネル」が現れます。
ダイナミック!
背の高い人だとつっかえそうなくらいの高さだ。
トンネルのを抜けると昇仙橋があります。
バックの一枚岩の山肌も迫力がありますね!
昇仙橋は、渓谷全体を見渡せるビューポイント。
仙娥滝からの水が渓流になり、岩山の間を流れ涼し気な渓谷美をつくります。
ここからは四季折々の表情が楽しめそうですね。
「覚円峰」 花崗岩が創り出した絶景
そして独特の景観の「覚円峰」が現れます。
岩山の頂上には、畳数枚分のスペースがあるそうなんですね。
その昔、そこで僧侶・覚円が修行した、というのがその名の由来です。
特にこのあたりは、紅葉の名所としても知られています。
標高差があるので場所により紅葉時期が少しずれ、長い期間紅葉が楽しめるらしいですよ。
峰は急峻で、直立約180mあります。
映画・アバターに出てきそうな風景ですよね。映画のモデルは中国らしいけど。。。
昇仙峡の断崖の奇岩・奇石などの巨石は、仙娥滝の岩肌同様、風化水食を受けた花崗岩がつくりだしたものです。
「石門」 凄っ!アーチ型の花崗岩
渓谷沿いの遊歩道を進みます。
散策路の道は、全般良く整備されていて歩きやすいです。
巨石で囲まれた川の風景も独特のもの。
しばらく進むと、人気スポット「石門」が現れます。
遊歩道が、巨大なアーチ型の花崗岩に囲まれています。
お~、これは迫力がありますね!
下をくぐる時は「ホントに落ちてこないんだろうな。。。」と、正直ちょっとおっかなビックリだわ。
右側から被さっている岩は、一見右手下の岩に乗っているように見えます。
ですが、実は隙間があり乗っかってないんですわ。
そんなことで、とっても自然の神秘を感じるスポットですよ。
散策路は、本来2~3km程下流の県営駐車場付近まで散策できます。
訪問した日は落石の影響で、途中通行止めになっていました。
ということで、本日の散策はここまで。
タイトル通り、いまいちばん美しい日本の絶景写真が楽しめます!
その場所・その季節・その時間帯などの組合わせが創り出す絶景。
昇仙峡の詳細情報・アクセス
昇仙峡
公式ページ
住所:山梨県甲府市高成町(GoogleMapで開く)
アクセス:
電車)
・JR「甲府駅」下車、南口バスターミナル4番乗降口から昇仙峡行きのバスに乗車。
*昇仙峡口(30分)/天神森(30分)/グリーンライン(40分)/滝上(60分)
車)
・中央高速道「甲府昭和IC」「双葉スマートIC」から約35分
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昇仙峡の散策に出かけませんか?
昇仙峡の仙娥滝エリアの散策を紹介しましたが、いかがでしたか?
このエリアは気軽に訪問できる割には、結構見どころが多くてなかなか良かったです。
今回は半日程度の立ち寄りでしたが、少し上がった所からは昇仙峡ロープウェイも運行しており、広範囲にまわれば一日中楽しめますよ!
そんな昇仙峡の散策にでかけませんか?
記事の訪問日:2022/8/14
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