
埼玉県加須市では梅雨になると、遊歩道に植栽された1万本のあじさいが咲き誇り、多くの訪問客を楽しませてくれます。
一直線に伸びた「あじさいロード」の景色は圧巻!あじさいの名所スポット「あじさいロード」「玉敷公園」を紹介します。
梅雨の季節を花で楽しみましょう!
加須市騎西の「ふじとあじさいの道」について
埼玉県加須市の騎西(きさい)には「ふじとあじさいの道」と称する道があります。
ボランティアなどの手により約1万本のアジサイが植栽されており、開花シーズンには毎年多くの訪問者が訪れます。
そんな加須市騎西に、6月中旬のあじさいの季節に訪問しましたので、あじさいの花スポットを中心に紹介します。
なお、例年6月中旬に「あじさい祭り」が開催されるのですが、今年2021年度は残念ながら新型コロナの影響中止となっています。
『騎西総合公園』 あじさいロードは見事!

騎西総合体育館「ふじアリーナ」に駐車をさせて頂きました。
騎西という地名は、2010年に加須市に合併する前の地名。以前は騎西町という町でした。

ふじアリーナから外に出ると。。。、おー、これはまさに「あじさいロード」な景色ですね!なかなかのものだ。
両側をあじさいが飾る真っすぐな農道が、騎西文化・学習センター方面に向かって続いています。

北米原産の「ハイドランジャ・アルボケレスケンズ・グランディフローラ」という品種をオランダで改良した品種で 、寒暖に強い強健性質。花期も長いとのことです。 (元種は更に長い名だ。。。)
真っ白に咲く花はボリューム感があって形が良い。
少しだけライム色に染まった部分との、グラデーションの感じが良いですね!

説明板には「咲き始めは白色で、やがて緑色になる」とあります。色合いの辺かも楽しめそうです。

アナベルが植えられている農道は約400m続いています。
日陰が無いので、日差しが強い日はちょっとお天道様にご注意。

騎西総合体育館・ふじアリーナは、「騎西総合公園」内に位置します。
公園は整備されて緑が綺麗な公園で、散策するにも良さそうですよー。

面白いものもありました。何が入っているのやら。。。
住所:埼玉県加須市外川355(GoogleMapで開く)
アクセス:
電車)
・東武伊勢崎線「加須駅」から、鴻巣駅行き又は免許センター行きバスで「福祉センター前」下車、徒歩10分
・JR高崎線「鴻巣駅」から、加須駅行きバスで「福祉センター前」下車、徒歩10分
車)
・駐車場約300台分あり
『玉敷公園』 藤とあじさいで知られる

騎西総合公園からは歩いて10分程の距離にある、「玉敷(たましき)公園」にやって来ました。
落ち着いた感じの公園ですが、滑り台やブランコなどの遊具の設置もありますよ。
公園の中心には藤棚がメインに据えられており、”藤を楽しむ”仕様で公園が造られているのが伺えますね~。それについては後述。
「玉敷公園」 多彩なあじさいを楽しむ

この公園もあじさいの名所になってます。
先ほどの「あじさいロード」の様な迫力は無いですが、バリエーション豊かなあじさいが楽しめます。

ほんのり掛かる、紫のグラデーションが素敵だ。

根が張っている場所の性質で色が変化するらしいです。 酸性の土壌なら花が青くなり、中性ないしアルカリ性なら花は赤くなるそうですよ。
面白い性質ですよね!

青色のガクアジサイは時々見ますが、ほのかなピンクっていうのも上品な感じでいいねえ。


周囲の一見花びらのような部分は、ガクと呼ばれる部分。
中央で地味に咲いているのが、本当の花の部分。

これもあじさいですか。可愛らしい可憐な花だ。

あじさいといってもホントに色々な種類があるんですね。

玉敷公園には、推定樹齢450年以上の天然記念物の大藤があります。
今年の花の時期は終わってますが、幹の迫力は凄いですね!
見頃となるゴールデンウィークの時期には、約1mの花房と甘い香りで多くの花見客を魅了します。
藤の開花の様子はこちらをご覧下さい。
住所:埼玉県加須市騎西535番地1 (GoogleMapで開く)
電車)
・東武伊勢崎線「加須駅」から、鴻巣駅行き又は免許センター行きバスで「騎西一丁目」下車、徒歩約7分
・JR高崎線「鴻巣駅」から、加須駅行きバスで「騎西一丁目」下車、徒歩約7分
車)
・駐車場約30台分あり
「玉敷神社」 森林に囲まれた神社

玉敷公園と隣接して「玉敷神社」が鎮座しています。

埼玉県の「ふるさとの森」にも指定されている社叢には、豊かな緑が生い茂っています。
マイナスイオンに包まれた、気持ちの良い境内です!

神楽殿は、藁ぶき屋根が良い味を出している。

樹高約30m・幹回り6m・枝張15mで、推定樹齢は500年の立派な木。
古くからこの辺りの人々は、玉敷神社のイチョウの色づきを見て麦まきの時期を知るなど、生活に近い存在として親しまれてきたそうですよ!
「旧河野邸跡」 綺麗な庭園

玉敷神社の手前にある「旧河野邸跡」。
こちらは元国学院大学長で文学博士であった、故河野省三先生の旧宅の跡地です。建物自体は残っておらず庭園として楽しめます。
後に国学院大学・曹洞宗大学(現駒沢大学)他の大学でも教鞭をとりました。(何足のわらじなんだ。。。)
騎西町(現加須市騎西)出身で、国から紫綬褒章を受章され、騎西町では名誉町民第1号となっています。

旧河野邸跡にも藤が植えられていました。
埼玉県加須市騎西535-1(GoogleMapで開く)
ランチ、加須はうどんの街!

加須市はうどんの街として有名なんですよ。個性的なうどん屋さんが点在しているので是非立ち寄ってみたい。
本日のランチは、加須の駅からは約1km程の場所の「久下屋脩兵衛(くげやしゅうべえ)」へ。

「ごま汁天セイロうどん」を注文。
うどんはツヤツヤしてコシが強くて歯ごたえが良いです!
”ゴマは半分程度すりつぶして、そこにごま汁を”とのこと。ゴマ汁は風味が良い。汁はちょっと甘めですね。
市内にはかなりの数のうどん屋があり個性派も多いので、ハシゴするのも楽しいと思います。
「本日の街歩きマップ」と加須市へのアクセス
電車)
・JR宇都宮線「上野駅」から久喜駅のりかえ東武伊勢崎線「加須駅」まで約70分
・東武伊勢崎線「浅草駅」から「加須駅」まで約70分
車)
・東北自動車道「川口JCT」から「加須IC」まで約30分
・東北自動車道「宇都宮IC」から「加須IC」まで約50分
出かけてみませんか?
いかがでしたか?あじさいの花の魅力を知ると梅雨の季節がちょっとだけ待ち遠しくなっちゃりしますかね?埼玉県や近隣にお住まいの方、ぜひ加須のあじさいスポットに立ち寄ってみて下さい。
ランチのうどん屋訪問も忘れずにね!

サステナブルにお得な買い物ができるって、いいんじゃない。
【記事の訪問日:2021/6/12】