埼玉県の中央に位置する嵐山町に、日本最大級のラベンダー園「千年の苑ラベンダー園」があります。
自然豊かな開放的なエリアでさまざまな種類のラベンダーを眺め、香りを感じて楽しむ。
そして、摘み取って少しだけラベンダー畑の余韻を持って帰りましょう!
2022年ラベンダーまつりの園内の様子や見どころを紹介します。
目次
『千年の苑ラベンダー園・ラベンダーまつり』
「千年の苑ラベンダー園の概要」

埼玉県のほぼ中央に位置する嵐山町。
都心からでも1時間程度でアクセスできる近郊にもかかわらず、名所・嵐山渓谷に代表される様に自然豊かなエリアです。
そんな嵐山町にある「千年の苑(その)・ラベンダー園」。
こちらには、東京ドーム1.4倍の約6.5ヘクタールの植付面積に、約2万2,000株のラベンダーが植えらています。
観光農業創出による町の活性化を目的として、2019年に日本最大級のラベンダー園として開園されました。
比較的新しいスポットなんですよね。
「千年の苑」のネーミングについて
この地は、平安末期に活躍した木曽義仲公や畠山重忠公など、戦国武士ゆかりの地です。
当時から約千年の時を経た今、悠久の時の流れとともに美しい花園を創ることに思いをこめた、とのこと。
畠山重忠の居住跡を改造した城郭の跡、菅谷館跡の詳細はこちらへ。
「2022年らんざんラベンダーまつりの概要」

ラベンダー畑っていうと、やはり北海道のイメージ。
しかし、埼玉に日本最大級のラベンダー畑があるってことで、2022年「らんざんラベンダーまつり」の最終日に訪問してみましたよ。
ラベンダーまつりは、2020年・2021年は新型コロナの影響で開催中止で、今年は3年振りの開催となります。
開催できて良かったですね~。
- 2022年らんざんラベンダーまつり概要 ※このイベントは終了しています。
- 開催期間:2022年6月10日(金)~6月26日(日)
- 見学料:500円(小学生以下無料)
- 開催イベント:
・摘み取り体験、ラベンダースティックづくりの体験
・地元特産品、ラベンダーグッズの販売など - らんざんラベンダーまつり終了後は刈り取り作業を行うので、ほ場に入ることはできません。
ラベンダー園は嵐山渓谷バーベキュー場の近くにあるので、他の行楽と併せての訪問も良さそうですよ!
「ラベンダー畑を観賞」

入園口から入って休憩所のテントを横目に進むと、ラベンダー畑のお目見えです。
穂の高いラベンダーが群生しているのは映えますね!

ガブリ寄って眺めると、さらにラベンダー畑に埋まってる感がでます。
実際は。。。畑の区画の外側から鑑賞するので、畑の中に埋もれている感は全体的に希薄ではあります。

爽やかなラベンダーの香りが、周囲にほのかに香ります。

奥に進んで行くと背が高いのものだけでなく、様々な品種に出会えます。
園内全部で15種類のラベンダーが植えられているとのこと。
以下、紐づけに自信があるもののみ品種名を記載しておきます。

フラノブルー(イングリッシュ系)
こちらは背が低く小振りですが、色が濃~い感じがします。
イングリッシュ系は、寒さに強く、夏の暑さにやや弱い。
北海道に多い品種だそうです。

オーシャンブルー(ストエカス系)
ウサギの耳みたいな形が可愛らしい、ストエカス系と呼ばれる系統。
花屋ではフレンチラベンダーの名で見掛けますよね!

品種名失念。。。

グロッソホワイト(ラバンディン系)
あまり見た記憶が無いですが、白いラベンダーもあるんですねえ。
ラバンディン系は、イングリッシュ系よりも暑さに強いそうです。

さらに奥には見晴台があります。

記念写真はここで撮るのが良さそうですね!

見晴台からの眺め。
見晴らし台はもうチョイ入口寄りにある方が、鑑賞や記念写真の撮影スポット的に良さそうに感じるが。。。
個人の感想です。

低山が見える背景も、自然を感じられてなかなか良いですなあ~。

長い屋根が連なる建物がありました。

苑内歩道
こちら苑内歩道だそうです。
木のベンチがある休憩所ですが、ベンチ両脇に広めのスペースがあり屋根付きの歩道として歩けるんですね。
本日はまだ6月なのに、気温35度以上ある炎天下の真夏日でとろけそう。。。
こんな日にはまさにうってつけの施設でした。
一旦入ると、暑くて出れなくなっちゃいそうですがね(苦笑)。
ちなみに、見晴台や日除け棚・ベンチ等々の木工製品には、嵐山町と周辺地域のスギ・ヒノキが使われている点がアピールされてましたよ。
「ラベンダー摘み取り体験」

折角なのでラベンダーの摘み取りに参加して、良い香りを自宅に持って帰りたいと思います。
500円で剪定ばさみを借ります。

仕切りがある専用エリアでの摘み取りになります。

エリアに入ると、最初に摘み取りの方法を教わります。
ミツバチ君も写っている穂の写真で説明すると。。。花穂の下の方の蕾がちょっと開花しているくらいが摘み頃。
写真左のくらいが適期かな。
これを上から2つ目の節の上部分あたりで切ります。
根っこの方から切ってはダメ!
それと、根元の土が盛られている畝部分は根を傷めるので踏まない様に、との事です。
摘み取っている最中にも、耳元にブンブンと羽音が聞こえてくるのがちょっと気になるが。。。
一応、刺激しない様にしながら摘み取り続行です。

そんな感じで、ほのかな甘~い香りに包まれながら、ラベンダー摘みを楽しみました。
一握り位の摘み取りが可能で、摘み取った分は持って帰れます。

ところで、今年の6月初旬に関東の一部の地域で、雹(ひょう)が降ったのが報道されました。
この地域でも降ったそうで、根元部分に雹が当たった白い跡が残ってしまってるそうです。
こんなところに異常気象の痕跡が残るとはねえ。
かなり大きい物も降ったみたいですよね。
「体験・販売コーナーで一息」

やがて炎天下の中のラベンダー鑑賞も暑くて限界!となりまして、休憩所のテントへの逃げ込み態勢です。
何か冷たい物を、と物色。

一番人気のキッチンカーは、こちらのラベンダーソフトクリームですね。
行列がソフトクリーム状態で、車周囲を渦巻いているよ(苦笑)。
並んでいる間に自分が溶けそうで、ダメだな。

それよりも、テントの中で赤くて冷たそうな「何か」を食べている人がいたのが気になる。
そいつを探す。
こちらのイチゴの何かっぽいな。
並んでみた。

じゃじゃん!美味しそうな何かは、こちらの「いちごけずり」でした。
凍らせた苺を削ったもの。
あー、甘酸っぱくて爽やかでいいわ~。
いちごけずりは、埼玉県深谷市の名物だそうですよ。
場内ではその他、ラベンダースティック作りやポプリ作りの体験コーナーもありました。
千年の苑ラベンダー園の詳細情報・アクセス
千年の苑ラベンダー園
公式ページ
住所:埼玉県比企郡嵐山町大字鎌形2326(GoogleMapで開く)
アクセス:
電車)
・東武東上線「武蔵嵐山駅」西口よりせせらぎバスセンター行き(と02)乗車、約10分「休養地入口」バス停下車すぐ
・武蔵嵐山西口より約2.7km、徒歩約35分
車)
・関越自動車道(東京方面より)「東松山IC」より約8km(約15分)
・関越自動車道(高崎方面より)「嵐山小川IC」より約8km(約15分)
ラベンダーを見に嵐山町に出かけませんか?

嵐山町マスコットキャラクター・むさし嵐丸
埼玉県嵐山町の千年の苑・ラベンダー園のラベンダーまつりの様子をご紹介しましたが、いかがでしたか?
比較的都心からも近場なわりに自然に囲まれた場所で、本日は夏の入口の様な一日を過ごせてしてリフレッシュできましたよ。
ラベンダーの他にシャーレポピーも植えられており、こちらは5月中旬が見頃だそうです。
自然豊かな、嵐山町に出かけてみませんか?
記事の訪問日:2022/6/26
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