初夏の訪れとともに、一面に広がる爽やかな香りと美しい紫の絶景――。
埼玉県嵐山町にある「千年の苑(その) ラベンダー園」は、日本最大級のラベンダー畑です。
「見頃や開花状況はいつからいつまで?」「駐車場やアクセス方法は?」「現地で体験できるイベントや、グルメが知りたい!」
そんな疑問をお持ちの方に向けて、実際に現地に足を運んだ筆者が、千年の苑の魅力を写真たっぷりで徹底解説!
品種による見頃の違いや、香りを楽しむおすすめの時間帯など、出かける前に知っておきたい、お役立ち情報をまとめました。
目次
【2026年】らんざんラベンダーまつりが開催されます
下記にて、らんざんラベンダーまつりが開催されます。
【基本情報】
開催期間:2026年6月13日(土)~6月28日(日) ※期間中無休
開園時間:9:00~16:00(最終入場 15:15)
見学料:無料 ※協力金のお願いあり
会場:千年の苑(ラベンダー園)
イベント・体験:
■ラベンダーつみとり体験 ※土日のみ開催
時間:9:00~15:45(随時受付 15:15)※事前予約不可
料金:1,000円(はさみ貸出費込・現金のみ)
制限:渡される筒に収まる本数まで
■ラベンダークラフト体験
内容:ラベンダースティック作製、ボトルフラワー作製など
会場:千年の苑クラフト工房
時間:9:00~15:45(随時受付 15:15)
料金:1,000円(現金のみ)
■1日限定!ナイトイベント
日時:6月20日(土) 18:00~21:00(最終入場 20:15)※荒天中止
見学料:無料
駐車料金:500円
内容:飲食、雑貨などの出店予定
お出かけの前にはらんざんラベンダーまつりのサイト や 嵐山町公式X で開催要領や開花状況をご確認ください。
当ブログ記事も参考に頂き、ぜひ出かけてみてくださいね。
関東で楽しめる!日本最大級、千年の苑ラベンダー園の魅力
埼玉県のほぼ中央に位置する嵐山町は、都心からでも1時間程度でアクセスできる首都圏近郊にありながら、景勝地・嵐山渓谷に代表される自然豊かなエリアとして知られています。

そんな嵐山町にあるのが、日本最大級のラベンダー園「千年の苑(その)・ラベンダー園」。
約3.6ヘクタールの植え付け面積に、約13,000株のラベンダーが植えられています。(令和8年1月現在)
観光農業創出による町の活性化を目的として、令和元年(2019年)に開園された比較的新しいスポットです。
「千年の苑」のネーミングの由来は?
この地は平安末期に活躍した木曽義仲や畠山重忠など、戦国武士ゆかりの地です。
当時から約千年の時を経た今、悠久の時の流れとともに、美しい花園を創ることに思いをこめたのが由来とのこと。
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千年の苑ラベンダー園のベストな見頃はいつ?詳しく解説
基本は「6月中旬〜下旬」!ラベンダーまつり期間中が狙い目

最初にそのその存在を知った時は、”広大なラベンダー畑といえばやはり北海道”のイメージがあるので、「ホントに埼玉にあるの?」って感じだった(苦笑)。
でも首都圏近隣でラベンダーが楽しめるなら楽しいよね!って感じで、「2022年 らんざんラベンダーまつり」に出かけてみた。訪問日は開催の最終日でした。
ちなみにラベンダーまつりは、新型コロナの影響で2020年・2021年は開催中止でしたので、本年は3年振りの開催でした。
2022年らんざんラベンダーまつり概要 ※このイベントは終了しています。
開催期間:2022年6月10日(金)~6月26日(日)
見学料:500円(小学生以下無料)
開催イベント:
・摘み取り体験、ラベンダースティックづくりの体験
・地元特産品、ラベンダーグッズの販売など
らんざんラベンダーまつり終了後は刈り取り作業を行うので、ほ場に入ることはできません。
ラベンダーまつりが終わって空いてから見学しよう、というのは不可なのでご注意ください。
広い敷地一杯に広がる薄紫のカーペット

入園して休憩施設のテントの脇を抜け園内に進むと、視界一杯にラベンダー畑が現れます。
群生して、薄紫のカーペットのように一面を覆っている景観は見ごと!
そして周囲に漂う、ほのかな甘い香りがたまりません。癒されますねえ。
ラベンダー畑は花壇というよりは、文字通り「畑」のイメージ。
畑の中には入れず外側から鑑賞する形になりますので、”ラベンダー畑に埋まってみました!”という構図で記念写真を撮るのには、ちょっと工夫が必要かな。

ラベンダーは地中海沿岸原産のシソ科の常緑低木で、初夏に紫色の美しい花を咲かせる「ハーブの女王」と称されます。
大きな魅力はその豊かな香りにあり、リラックス効果が高く、アロマや香水、精油の原料として世界中で愛されてきました。
観賞用としてはもちろん、料理の風味付けやハーブティー、ドライフラワーとしても広く親しまれている植物です。
「夏に雨が少なく乾燥していること」「寒冷で爽やかな気候」を好む点で、やはり北海道は育成地として適してるようです。
関東で広大なラベンダー畑を維持・管理するのは比較難しそう、という点で千年の苑は貴重な存在といえそうだ。
【品種の秘密】濃い紫なら上旬、圧倒的なボリュームなら下旬
千年の苑で見られるラベンダーの品種は、ストエカス系・イングリッシュ系・ラバンディン系という3つの系統に分かれます。
それぞれの特徴と見ごろ時期について見てみましょう。

植えられているラベンダー畑を見た目で分けると、
■背が低い品種が植えられている畑・・・比較的コンパクトな品種であるストエカス系・イングリッシュ系
■背の高い品種が植えられている畑・・・大株に育つ特長のある品種であるバンディン系
となっています。
では、それぞれの品種の特徴を見てみましょう。
ストエカス系

オーシャンブルー(ストエカス系)
ストエカス系の「オーシャンブルー」は、”苞葉(ほうよう)”と呼ばれる、可愛らしいウサギの耳のような部分があるのが特徴。花屋ではフレンチラベンダーの名で見掛けるもの。
ストエカス系は早咲きの品種で、5月下旬頃から真っ先に千年の苑の畑を染め始めます。
耐暑性が強く、次々と花を咲かせ開花期が長いのも特徴です。
イングリッシュ系

フラノブルー(イングリッシュ系)
こちらはイングリッシュ系の「フラノブルー」で、幅が細い葉をつけ、背が低くコンパクトなつくりなのが特徴。
花穂の「濃い紫色」が特徴であると共に、香料の原料に最もよく使われるほど香りが良いのが魅力。
北海道ではよく栽培されている品種で、耐寒性がある一方、高温多湿の日本の夏は苦手です。
イングリッシュ系は中咲きの品種で、6月上旬頃から咲きだします。
ラバンディン系

満開のグロッソ(ラバンディン系)
そして3番目のラバンディン系は、芳香の強いイングリッシュ系と、耐暑性があって丈夫な原種ラベンダーであるスパイクラベンダーを交配させた系統で、両者の良いとこ取りした性質を受け継いだ品種です。
大きな花穂と美しい花色、そして成長も早く大株に育つ特徴があり、日本の暖地でも育てやすいとされます。
ラバンディン系の「グロッソ」が、千年の苑では最も多く植えられている品種。花が咲くタイミングとしては遅咲きで、6月中旬が開花時期です。
ラベンダーまつりは、このグロッソの開花時期に合わせて開催されています。

グロッソホワイト(ラバンディン系)
こちらは「グロッソホワイト」。白いラベンダーもあるんですね!って、ちょっと驚きました。珍しいですよね。
品種ごとの見頃時期
千年の苑には複数の品種が植えられているため、実は見頃の波が2回あります。
「濃い紫の写真を撮りたいなら上旬」「圧倒的なスケールと香りに包まれたいなら下旬」といった視点で、都合や好みに合わせて訪問日を決めてみても良いかもしれません。
【時間帯】香りと撮影を最大限楽しむなら「午前中」に行くべき理由

園内にある見晴らし台
同じ日でも、午前と午後での鑑賞体験の価値はガラっと変わってきます。
おすすめは午前中(できれば開園直後!)
朝のほうがラベンダーの香りが空気中に強く残りやすく、切り花(摘み取り体験)をする場合も水分を含んでいて長持ちします。
また、美しい写真を撮りたい場合も、強い順光や逆光を避けられるので、遮るもののない広大な敷地が綺麗に撮影できますよ。

見晴らし台からの眺め
午後の注意点:
日差しが強くなると花が少しお疲れ気味になります。
また、人間側も注意!ラベンダー畑は日影が少なく、熱中症のリスクが上がります。
この時期の日中の日差しは真夏並みになるので、その点でも早い時間での鑑賞をおすすめしたいところです。
【香りの秘密】実はギャップあり!開花と香りのベストタイミング

実はラベンダーには、「見た目の満開」と「香りのピーク」が少しずれる特性があります。
香りのピークについて
一番香りが強くなるのは、花穂のツボミが2〜3輪咲き始めたタイミングから満開直前にかけて。
千年の苑の主力である「グロッソ」は特に香りが強い品種なので、6月中旬の「咲き始め〜7分咲き」の時期に訪れると、敷地に入った瞬間の香りの濃厚さが格段に違います。
ラベンダーの爽やかな「香り」に存分に癒されたいなら、満開の少し前に行くのが良さそうですよ。
炎天下での屋根付き苑内歩道はまるでオアシスだ

苑内の北側には40~50m程続く、とっても長~い屋根を持つ建物がありました。

苑内歩道
こちらは苑内歩道と呼ばれるもの。
木のベンチが続く休憩所なんですが、ベンチの両脇に広めのスペースが取られているため、屋根付きの歩道として歩けるんですね。
訪問日はまだ6月だというのに、気温35度以上ある炎天下の真夏日でとろけそう。。。こんな日には、まさに砂漠の中のオアシスのような存在でした。
ちなみにラベンダー畑側に自動販売機はないので、飲み物は管理棟付近の自動販売機で入手するなど、事前に準備してからめぐりましょう。
また、帽子や日傘など日射病対策の準備も必須ですよ。
千年の苑ラベンダー園の体験イベントとグルメ情報
爽やかな香りをお土産に!ラベンダーの摘み取り体験
ラベンダーの爽やかな香りを自宅でも楽しみたい!と、思ったら、ラベンダーの摘み取り体験に参加してお土産に持って帰りましょう。

私も参加してみましたよ!体験料を払って剪定ばさみを借り、摘み取り会場へと入場します。

摘み取りは、仕切りで囲まれた専用エリアでおこなわれています。

エリアに入ると、最初に摘み取り方法を教えてくれます。
摘み取りの方法
花穂の下の方の蕾がちょっと開花しているくらいが摘み頃。写真左にあるくらいが適期ですね。
これを上から2つ目の節の上部分あたりで切る。根っこの方から切ってはダメ!
それと、根元の土が盛られている畝部分は、根を傷めるので踏まないように注意です。
摘み取りの最中、耳元でブンブンと鳴るミツバチの羽音にちょっとドキドキ。
ミツバチは大人しいので刺したりしないと聞くが。。。一応、刺激しないように注意しつつの摘み取りだった。

一握りくらいの摘み取りが可能で、摘み取った分は持って帰れます。
ほのかな甘~い香りに包まれながら、ラベンダー摘みを楽しみました。
大人気!ラベンダーソフトクリーム&限定グルメ
ラベンダーを堪能した後は、入口付近にあるイベントエリアの休憩用テントで一休み。

もう一つの体験イベント「ラベンダークラフト体験」は、こちらのイベントエリアの一画でおこなわれており、有料でラベンダースティックやボトルフラワーの作製体験ができます。

エリア内にはキッチンカーの出店がありました。
一番人気のキッチンカーは、なんといってもこちらのラベンダーソフトクリームですね。
順番待ちの行列が、ソフトクリーム状に車周囲を渦巻いて取り囲んでいましたよ(苦笑)。
根気よく並びましょう。

私はあまり見たことがなかった、こちらの「いちごけずり」というものを購入。
凍らせた苺を削ったもので、埼玉県深谷市の名物とのこと。
これは甘酸っぱくて爽やかでいいですわ。こちらも暑い日にはおすすめですよ。
タイトル通り、いまいちばん美しい日本の絶景写真が楽しめます!
その場所・その季節・その時間帯などの組合わせが創り出す絶景。
絶景本は数々あれど、埼玉にしぼられているのが良い。
一年中楽しめる、埼玉の花の名所と里山の風景の紹介。
千年の苑ラベンダー園へのアクセス情報や立寄りスポット
千年の苑ラベンダー園のアクセス情報
千年の苑ラベンダー園
公式サイト
住所:埼玉県比企郡嵐山町大字鎌形2326(GoogleMapで開く)
アクセス:
電車)
・東武東上線「武蔵嵐山駅」西口よりせせらぎバスセンター行き(と02)乗車、約10分「休養地入口」バス停下車すぐ
・武蔵嵐山西口より約2.7km、徒歩約35分
車)
・関越自動車道(東京方面より)「東松山IC」より約8km(約15分)
・関越自動車道(高崎方面より)「嵐山小川IC」より約8km(約15分)
【混雑対策】土日は渋滞必至!駐車場をスムーズに利用するコツ
千年の苑ラベンダー園には複数の駐車場(有料)が用意されていますが、ラベンダーまつり期間中の土日は大変混雑します。
特に梅雨の晴れ間の土曜・日曜は、開園直後の午前9時過ぎには満車になり、周辺道路で渋滞が発生することも。。。入場口でも行列ができるケースがあるため、車で訪れる際は以下の対策がおすすめです。
- 車なら朝9:30までに到着!(または空き始める14:00以降)
- 「武蔵嵐山駅」からのバスを利用すると駐車場の混雑知らずで快適
- 少し離れた臨時駐車場から歩くこともあるため、歩きやすい靴が安心
せっかくの絶景をイライラせずに楽しむためにも、土日は少し早めの行動を心がけてみると良いと思いますよ。
周辺のおすすめ立ち寄りスポット
嵐山渓谷バーベキュー場
紅葉の名所として知られる景勝地・嵐山渓谷にあるバーベキュー場です。豊かな緑や川のせせらぎに包まれてのバーベキューが楽しめます。
野外炉・携帯炉のレンタルや食材の購入(要予約)もできるので、手ぶらでのバーベキューも楽しめますよ。
公式サイト
住所:埼玉県比企郡嵐山町鎌形2857(GoogleMapで開く)
菅谷館跡・埼玉県立嵐山史跡の博物館
鎌倉幕府の有力御家人に一人だった坂東武者・畠山重忠の居館跡にある城跡です。
国指定史跡に指定されているほか、続日本100名城にも認定されています。敷地内には埼玉県立嵐山史跡の博物館を併設。
埼玉県立嵐山史跡の博物館の公式サイト
住所:埼玉県比企郡嵐山町菅谷757(GoogleMapで開く)
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JA埼玉中央 嵐山農産物直売所
国道254号線沿いにある、野菜が安くて新鮮と評判の農産物直売場。立ち寄って野菜のお土産を購入してみては?
住所:埼玉県比企郡嵐山町千手堂686-1(GoogleMapで開く)




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初夏のドライブを兼ねて嵐山ラベンダー園へ!
自然に囲まれた埼玉県嵐山町の「千年の苑ラベンダー園」は、見渡す限りの紫の絨毯と、優雅な香りに心から癒やされる特別なスポットです。
現地を満喫するための重要なポイントを、最後におさらいしておきましょう。
熱中症対策: 園内は日陰が少ないため、帽子・日傘・飲み物は必須です。
ベストな見頃:やはり主力の「グロッソ」が咲き誇る6月中旬〜下旬がイチオシ!
おすすめの時間帯: 香りが強く、比較的混雑を避けられる午前中。
まるで北海道の富良野を訪れたかのようなスケール感を、都心から約1時間半で味わえるのが魅力の千年の苑。この時期だけの、五感で楽しむ絶景を体験しに出かけてみてください。
嵐山町のランチは事前予約やクーポン利用で、並ばずお得に!!
記事の訪問日:2022/6/26 *2026/5月一部追記
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