埼玉県日高市にある巾着田は、秋になると約500万本の曼珠沙華(彼岸花)が咲き誇る、全国有数の群生地です。
高麗川が大きく蛇行して生まれた「巾着」のような地形に、赤い花が一面に広がる光景は圧巻。
さらに、巾着田周辺には高麗川やあいあい橋、ドレミファ橋など、歩いて楽しみたい見どころも点在しています。
曼珠沙華の群生をじっくり楽しみながら、高麗の歴史を感じられる高麗郷古民家や高麗神社などの散策スポットの紹介も交えつつ、巾着田の魅力をご紹介。
目次
【2026年】「巾着田曼珠沙華まつり」が開催されます
以下の概要にて、2026年の巾着田曼珠沙華まつりが開催されます。
「2026年 巾着田曼珠沙華まつり」の開催概要
会場:巾着田曼珠沙華公園
開催期間:令和8年(2026年)9月21日(月・祝)~ 10月6日(火)
開催時間:9:00~16:30
入場料:曼珠沙華の開花期間中のみ有料(有料期間は決まり次第発表)。
※まつり開催期間と有料期間は異なるので注意
イベント内容:
・地元のグルメや特産品の販売など(出店情報等は順次掲載予定)
・第8回ひだか栗フェスティバス(10月4日(日)9~14時、栗つかみ取りなど)
・無料シャトルバス運行
※運行日)9/21(月・祝)、22(火・祝)、23(水・祝)、26(土)、27(日)、10/3(土)、4(日)、時間)9:00から16:30まで(30分間隔)、乗降場所)高麗神社駐車場(無料)- 巾着田
【曼珠沙華開花状況について】
・テレホンサービス 050-3490-0873 (9/1~10/10)
・巾着田管理事務所ホームページ
・巾着田管理事務所インスタグラム
当方の紹介記事も参考にして頂き、ぜひ足を運んでみてください!
『巾着田』500万本の曼珠沙華が咲く日本最大級の群生地
高麗川が生み出した「巾着」のような地形に曼珠沙華が広がる
日高市は埼玉県南西部、首都圏から約40kmに位置し、西部には奥武蔵の山々や高麗丘陵、東部にはなだらかな台地が広がります。
その間を清流・高麗川(こまがわ)が流れ、巾着田をはじめ豊かな自然が育まれてる地。
四季を通じて比較的穏やかな気候で、巾着田(きんちゃくだ)の曼珠沙華のほか、日和田山のハイキングや高麗神社、聖天院など、自然と歴史が楽しめる観光地として親しまれています。

今回ご紹介する巾着田は、荒川水系の河川である高麗川の長い年月をかけた蛇行が、独特の形の土地を造りだしたもの。
土地を上から見た形が巾着(きんちゃく)の形に似ていることから、その名が付きました。
巾着田は全国屈指の曼珠沙華(まんじゅしゃげ)の群生地として知られています。
巾着田の曼珠沙華の見頃時期はいつ?

そんな巾着田に、「曼珠沙華まつり」が開催されている期間中に訪問。曼珠沙華まつりは、例年9月中旬~10月上旬にかけて開催されているイベントです。
巾着田の曼珠沙華の見頃は?というと、やはり曼珠沙華まつりが開催される9月中旬から10月上旬にかけてと、いうことになります。
なかでも秋のお彼岸の時期に最盛期を迎えることが多いですが、気候により年によっては見頃が10月上旬にずれ込むことも。
やはり、訪れる際は事前に公式サイトの開花速報を確認するのがオススメです。
本日は平日10時頃の訪問で、駐車場へはスムーズに入れたものの、平日にも関わらず結構な人出にちょっと驚く。休日は混みそうですね。。。

入場料を払って園内へ進むと、お~、さっそく曼珠沙華のレッドカーペットが現れました。これは見事ですね!
川岸の堤防状になったところが幅50m程の花地となっており、これが約600m続く。そして、そこに咲く花の数はなんと約500万本!
この規模は全国的に見ても最大級といわれています。
曼珠沙華(彼岸花)ってどんな特徴の花?

あらためて曼珠沙華ってどんな特徴の花か?おさらいしておきましょう。
曼珠沙華の特徴
曼珠沙華は中国が原産国の多年草です。
花名はインドのサンスクリット語で”天界に咲く花”という意味で、仏教の経典に出てくる「天から降ってくるという赤い花」に由来するとのこと。
別名は彼岸花(ひがんばな)で、秋のお彼岸の時期の数週間だけ咲く性質から付いたもの。
曼珠沙華は花期になると、葉も付けずにスッと伸びた茎に鮮やかな花を咲かせます。
花が終わった後、今度は葉が伸びてきて青々としたま冬越しします。
なんだか一風変わった周期を持つ、ちょっとミステリアスな性質の植物ですなんですよね。

球根に毒を持つことから、モグラや野ネズミ除けとして墓地に植える習慣もあったとのこと。
そのためオリエンタルで妖艶な花姿に加え、「あの世に通じる時期や場所で咲く花」のイメージがあったりもします。
その曼珠沙華の花言葉は、情熱、悲しい思い出、独立、再会、あきらめ、などなど。
巾着田の曼珠沙華を散策!下流・上流エリアの見どころ
下流エリア|群生する曼珠沙華を間近で楽しむ

では、巾着田をめぐって、曼珠沙華花模様を満喫しましょう。
園内は「下流エリア」と「上流エリア」の2つのゾーンからなります。正面入口から入ると、そこが下流エリアです。

二手に分かれた群生地は、花壇を外側から鑑賞するレイアウト。
これは、写真を撮る際に人を映さない構図が作りやすい、というメリットを感じました。
一方、「曼珠沙華の花に埋もれてみました!」という絵を作りたい人には、ちょっと埋もれにくい配置かもしれません(苦笑)。

群生地の随所に立つ二セアカシアの木々が、どこかの高原にやって来たような雰囲気を醸しだしており、良い感じ。
ちなみに巾着田の曼珠沙華の多くは自生したものらしく、川の上流から流された球根が巾着田に漂着し、そこから群生したのでは、といわれています。

カメラを上に向けている方々がいたが、そんな所に花なんか。。。と見上げてみると、奇跡の一輪が!
上流エリア|林間に咲く彼岸花は写真映えも抜群!

そして、上流エリアへ。

こちらの方は太めの木々が、群生地のアクセントとなっていた。
より森林の中にいる雰囲気が感じられ、花模様にも陰影が感じられます。

上流エリアの方が群生地の幅が広く、花の密集度も高かったように思います。

蕾の状態のままの箇所もありましたが、陽当たり具合で開花にも差がでるんですかね?
それと入口付近で、ちょこっと白い曼珠沙華を見かけましたが、基本的に園内は深紅一色でした。
「あいあい橋」と「ドレミファ橋」は、撮影スポットにおすすめ
あいあい橋|写真映えする日本一長い木造トラスト構造の橋

こちらは下流エリア北側にある、「あいあい橋」という大きな橋。下からの眺めは、なんだか恐竜の骨みたい。
これは、巾着田から高麗川を越える形で架かっている、歩行者用の長さ91.2mの橋。木造のトラスト構造の橋としては日本一の長さを誇るそうですよ。
トラスト構造とは、柱や梁を三角形に組合わせることにより、軽量で大きな空間を支えることを可能にするというもの。
橋は有料エリアの外側にあり、帰りに渡ってみよう!と思いつつ忘れてしまった。。。皆さんは、お忘れなく。
ドレミファ橋|冒険心をくすぐるアウトドア感あふれる橋

上流エリアには高麗川の川べりに近づける箇所があり、そこには「ドレミファ橋」と呼ばれる、あいあい橋とは対照的な素朴な木橋が架かっていた。

元々ここは橋脚だけの渡り場だったとのこと。
その橋脚を「ドレミファ!」と、歌いながら飛び越えて渡っていたことから、その名が付いたんだとか。
誰が歌ったのかは知りませんが(苦笑)。
橋桁の幅が狭いため、人と交差する時はちょっぴりスリリング!

川の水は澄んでおり、とても綺麗。
周辺の高麗川も比較的流れが緩やで、釣りや水遊びができるスポットが多くあるようです。
開花シーズンには「巾着田曼珠沙華まつり」を開催(令和5年度の模様)
例年、曼珠沙華の花期には、日高市観光協会・日高市商工会主催の曼珠沙華まつりが開催されています。

令和5年度 巾着田曼珠沙華まつり 概要 ※このイベントは終了しています。
日時:令和5年9月16日(土)~10月6日(金) 9:00~16:30
※開花が遅れたため、当初の最終日10月1日から延長されました
イベント:日高市内の特産・うまいもの市、栗フェスティバル(9月30日)など
上流エリアと下流エリアの中間地点にある広場では、特産・うまいもの市を開催。多くの屋台が並び、賑わっておりました。
ちなみに日高市は栗が特産品なんですね。今回初めて知りましたよ。

会場内でおこなわれていた、猿回しのイベント。
猿使いの方の軽快なおしゃべりと、芸達者なお猿さんのコンビが会場を沸かせていました。
巾着田を起点に「日高の自然」と「高麗の歴史」に触れる
巾着田と併せて日和田山でのハイキングもおすすめ

巾着田の周囲には、広々とした緑地が広がっています。
水車小屋があり、その近くの芝生広場では、遠足でやって来た幼稚園児たちがレジャーシートを広げてのランチタイム。のどかな光景に癒されますねぇ。

遠方に見えるのは、ハイキングコースとして人気の日和田山。
標高305mの低山で、1時間掛からない程度で登れるにも関わらず、なかなかの絶景が楽しめるスポット。
頂上から見降ろすと、巾着田が巾着の形になっていることも良く分かりますよ。
比較的気軽に登れるので、巾着田の見学とあわせてのハイキングもおすすめです。
\ 日和田山ハイキングの詳細についてはこちら!/
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高麗神社|なぜ日高に高麗の地名?立寄って高麗郡の歴史に触れる

下流エリアの入口には、こんな奇妙なオブジェが立っています。
これはかつて朝鮮半島の農村に見られた将軍標(しょうぐんひょう)と呼ばれた、魔除の役割だったもの。
実はこれ、日高市の歴史を象徴しているものなんですね。
かつて日高市にあった高麗郡
紀元前37年頃から668年頃にかけて、朝鮮半島には高句麗(こうくり)という大国がありましたが、戦いで国が滅びた際に多くの渡来人が日本にやってきた。
渡来人である高麗人たちは日本各地に散在していましたが、奈良時代にこの日高の地に集められ「高麗郡」が創設されました。
その歴史にゆかりのある神社が「高麗神社」で、かつての高麗郡の首長が祭神として祀られています。
巾着田から徒歩でも約30~40分程度で行ける場所にあり、パワースポットとしても知られているので、併せての立寄りをおすすめしたいスポットです。
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高麗郷古民家|巾着田の向かいにある国登録有形文化財

巾着田前の県道を挟んだ向かいには、国登録有形文化財「高麗郷古民家」もあります。
こちらも日高市の歴史に触れられるスポットなので、歴史好きには立寄りをおすすめ。

当地で代々名主などを務めた名士の旧住宅で、母屋と客殿を中心に、江戸末期から明治時代にかけて建てられた歴史的建造物が残っています。無料で見学できるのが嬉しい。
高麗郷古民家(旧新井家住宅)
住所:埼玉県日高市高麗本郷245(GoogleMapで開く)
休館日:祝日を除く、月曜日及び火曜日、年末年始(12月29日から翌年1月3日まで)
開館時間(見学):4月から11月迄:9時~16時、12月から3月迄:10時~15時
1万歩から2万歩で歩けるって条件がはっきりしているのがグッド!歩きたい場所満載。
タイトル通り、いまいちばん美しい日本の絶景写真が楽しめます!
その場所・その季節・その時間帯などの組合わせが創り出す絶景。
タモリさんならではの視点で、川越の歴史が解き明かされてゆきます。
読めば出かけてみたくなるはず!
巾着田曼珠沙華公園へのアクセス|曼珠沙華まつり開催中は電車がおすすめ
巾着田は特に曼珠沙華まつり開催中の週末は、駐車場の混雑が予想されます。できれば、主催者側も勧めている電車を利用したい。
車で訪問する際は、9時くらいまでには駐車場に入れたいところ。
また、曼珠沙華まつり期間中はシャトルバスの運行もあるので、別の場所(高麗神社等)に停めてバスでの移動なども検討してみてはどうだろうか。
巾着田曼珠沙華公園
公式サイト
住所:埼玉県日高市高麗本郷125-2(GoogleMapで開く)
アクセス:
電車)
・西武池袋線「高麗駅」下車、徒歩約15分
・JR川越線・八高線「高麗川駅」下車、徒歩約40分
・JR「高麗川駅」から国際興業バス、高麗駅経由飯能駅行乗車、「巾着田」下車徒歩約3分
・西武池袋線「飯能駅」から国際興業バス、高麗川駅行・埼玉医大国際医療センター行乗車、「巾着田」下車徒歩約3分
車)
・関越自動車道「鶴ヶ島IC」から14Km
・圏央道「圏央鶴ヶ島IC」から11Km
・圏央道「狭山日高IC」から8Km
・駐車場料金(1日): 二輪車 100円、普通車 500円、バス 3,000円
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500万本の曼珠沙華を眺めながら、日高の秋を歩こう
巾着田の曼珠沙華は、約500万本という圧倒的な規模だけでなく、高麗川がつくった独特の地形や、川沿いの自然を一緒に楽しめるのが魅力です。
せっかく訪れるなら、群生地を見て帰るだけでなく、高麗川沿いを歩いて高麗神社や日和田山まで足を延ばしてみるのもおすすめ。
秋の一日、真っ赤な花を目当てに、高麗の里をゆっくり歩きに出かけてみませんか。
記事の訪問日:2023/9/26 *2026年8月に情報追加




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