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「蔵の街 栃木」日光例幣使街道と巴波川舟運で栄えた宿場町【栃木・栃木市】

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江戸時代の栃木市は、朝廷の使者である例幣使が日光に向かう際に使った「日光例幣使街道」の宿場町として栄えました。
さらに、その街道と並行して流れる巴波川の舟運を利用した江戸との交易が活発になり、商業の町としても発展しました。

今も蔵造りを中心とした商家の古い建物が多く残っている、趣を感じさせる蔵の街・栃木市の歴史散歩を紹介します。

目次

「蔵の街・とちぎ」 日光例幣使街道と巴波川の舟運で繁栄

日光例幣使街道とは?

日光例幣使街道(栃木県栃木市)

元和3年(1617年)、徳川家康の霊柩が久能山(現静岡県)より日光山に改葬されました。
その後の正保3年(1646年)より毎年、朝廷から日光東照宮へ、幣帛(へいはく)を奉納する勅使(=例幣使)が遣わされるようになります。その勅使が通った道が日光例幣使街道です。 *幣帛:神前に奉献する物

例幣使は京都を出発すると中山道を下り、倉賀野(現高崎市)の追分から例幣使街道に入って柴宿・太田宿・栃木宿などを経た後、楡木宿で日光西街道に合流して日光に至りました。

例幣使街道は日光参拝をおこなう西国諸大名にも使われ、街道沿いの宿場はにぎわいをみせました。
ちなみに日光例幣使は慶応3年(1867年)まで派遣され、221年間も続いたんですよ。

巴波川の水運で商業都市としても発展

栃木市が栄えたもう一つの背景は、街道と並行して流れる巴波川(うずまがわ)の水運を利用した、商業の街としての発展です。

舟運により江戸から日光向けの荷や塩などが運ばれたのに始まり、江戸との交易が盛んになります。
木材・米・醤油・織物などの流通の拠点となり、商都・栃木を形成。江戸時代末期には商人達の隆盛を極め、巴波川の両岸には豪商たちの白壁土蔵が建ち並びました。

これが今も残る蔵の町・栃木の景観につながっています。

重要伝統的建造物群保存地区「嘉右衛門町」を歩く

蔵の街の概要

パンフダウンロードは栃木市観光協会のHP

栃木市の蔵の街の全体マップです。

かつての日光例幣使街道の面影が残り、栃木県唯一の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている北エリア。そして街の中心部にあたる東西エリアでは、豪商が建てた蔵造りの重厚な建物が多く見られます。
今回は北エリアから南下するルートで歩いてみました。

100件以上の伝統的建造物が残る伝建地区

日光例幣使街道 嘉右衛門町(栃木県栃木市)

東武鉄道の新栃木駅西口から嘉右衛門町(かうえもんちょう)重要伝統的建造物群保存地区(以下、嘉右衛門町伝建地区と略します)の入口までは、県道沿いを歩いて10分程度(約700m)。

入口の看板が現れるので、これを左折して日光例幣使街道に入ります。

日光例幣使街道 嘉右衛門町(栃木県栃木市)

この7~8m幅で続く日光例幣使街道を中心としたエリアが、嘉右衛門町伝建地区に指定されています。

重要伝統的建造物群保存地区 嘉右衛門町の概要
国指定時期:平成24年(2012年)7月9日
指定対象物件:伝統的建造物 110件 (建築物 76件 / 工作物 34件)、環境物件 5件
所在地:栃木市泉町・嘉右衛門町・小平町・錦町及び昭和町の各一部
面積:約9.6ha

日光例幣使街道 嘉右衛門町(栃木県栃木市)

少し歩いた先に、歴史を感じさせる木造の建物がありました。
こちらは1781年創業の老舗味噌専門店「油伝味噌株式会社」で、店内では味噌を使った田楽が味わえるそうです。

日光例幣使街道 嘉右衛門町(栃木県栃木市)

街道風情を感じさせる庚申塔がありました。古い街並みが本格的に現れるのは、この庚申塔を過ぎた辺りから。

日光例幣使街道 嘉右衛門町(栃木県栃木市)
野尻家

裏手に入ったとこにあった2階建ての石蔵「野尻家の蔵」。
この地区の石蔵は大正時代から昭和にかけてのもので、外壁には鹿沼産の深岩石(ふかいわいし)や大谷石が使われています。ともに県内で採れる石ですね。

嘉右衛門町伝建地区における蔵の種類は大きく2つあります。
一つは食料・財産などを保管するこのような倉庫としての蔵で、もう一つは店舗として利用される土蔵による見世蔵(みせぐら)」です。

「嘉右衛門町伝建地区拠点施設 ガイダンスセンター」

嘉右衛門町伝建地区拠点施設 ガイダンスセンター(栃木県栃木市)

その先には嘉右衛門町の案内施設「嘉右衛門町伝建地区拠点施設 ガイダンスセンター」がありました。建物は江戸時代末期の主屋を改修したものだそうだ。

嘉右衛門町伝建地区拠点施設 ガイダンスセンター(栃木県栃木市)

中はけっこう広々していました。
こういう気軽に立ち寄れる施設があるのは有難いですね。入手したパンフレットなどをめくりつつ、しばし一服。

ガイダンスセンターは令和3年にオープンした比較的新しい施設で、地元のNPO法人が運営しています。
ちなみにここは、かつて日本一の生産高を誇った益子味噌株式会社の味噌工場があった場所とのことです。

嘉右衛門町伝建地区拠点施設 ガイダンスセンター

嘉右衛門町伝建地区の情報サイト
住所:栃木市嘉右衛門町2-11(GoogleMapで開く
開館時間:9時~18時
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/29〜1/3)

店舗建築は見世蔵と木造真壁出桁造

日光例幣使街道 嘉右衛門町(栃木県栃木市)
平澤商事(見世蔵)

こちらの平澤商事は、「見世蔵」と呼ばれる土蔵造りの店舗建築です。類焼を防ぐ目的の蔵造りの店舗は、関東を中心に発展しました。

日光例幣使街道 嘉右衛門町(栃木県栃木市)
天海家(木造真壁出桁造)

嘉右衛門町伝建地区のもう一つの代表的な店舗の造りが、「木造真壁出桁造(もくぞうしんかべでげたづくり)」と呼ばれるもの。これは軒先を出桁造りとしている木造建築です。

見世蔵・木造真壁出桁造とも、1階部分に木造の建具を設置して開放的な造りにしているのが、この地域の特徴らしいですよ。

「岡田記念館」地域を開拓した名主の屋敷

岡田記念館(栃木県栃木市)

「岡田記念館」では、550年以上の歴史をもつ旧家である岡田家の屋敷が整備・公開されています。

岡田家はこの町の開祖にあたる家系で、慶長期(1596年~1615年)に岡田嘉右衛門が開拓した嘉右衛門新田村が、後の嘉右衛門町の起源となっています。地名も開拓者・岡田嘉右衛門の名前から付けられたものです。

岡田記念館(栃木県栃木市)

岡田家は日光例幣使街道が開設されると名主役や本陣を勤めたほか、領主・畠山氏の時代には邸内にその陣屋も設けられました。それに伴い代官職などを務めるなど、地域発展にも寄与したそうです。

訪問日は休館日で、残念ながら内部の見学はできませんでした。

岡田記念館

公式ページ
住所:栃木県栃木市嘉右衛門町1丁目12(GoogleMapで開く
開館日:金・土・日・祝日 ※月~木曜日は予約5人以上のみ開館。お盆・秋祭り時は開館。
開館時間:9:30~17:00(16:30まで入館可)
入場料:代官屋敷・翁島別邸共通券 大人1,000円、子供500円
駐車場:有り(約20台分)

街道沿いに流れる巴波川

日光例幣使街道 嘉右衛門町(栃木県栃木市)

その先にも古い家並みが続いており、街道沿いの街の面影は結構残っていましたよ。

日光例幣使街道 嘉右衛門町(栃木県栃木市)

物資運搬に活躍したであろう、街道と並行して流れている巴波川。

日光例幣使街道 嘉右衛門町(栃木県栃木市)

外壁を黒漆喰仕上げされたこちらの大貫家は、麻問屋を営んだ商家の建物です。
天保5年(1834年)に建てられたもので、日本で3番目に古い見世蔵だといわれています。

日光例幣使街道 嘉右衛門町(栃木県栃木市)

蔵のある街ではちょっと異色の洋風建築「舘野家」。アーチ型の窓が印象的な昭和初期の建築物。
この舘野家を過ぎると、伝建地区の南側の出口となります。

日光例幣使街道「旧栃木宿」を歩く

蔵の街大通り(栃木県栃木市)

嘉右衛門町伝建地区を抜けた後の日光例幣使街道は、市内の中心部を通っている「蔵の街大通り」(県道11号)に続きます。

合流する交差点には蔵造り風の素敵な交番がありますが、この辺りがかつての日光例幣使街道の宿場町「栃木宿」の北側入口にあたります。当時は木戸が立っていたようです。

今度は蔵の街大通り沿いに、旧宿場町だったエリアを南に歩いてゆきます。

蔵の街大通りの「蔵の街第一駐車場」は観光に便利!

蔵の街大通り(栃木県栃木市)

蔵の街大通りの中心部まで来ると、”これぞ蔵の街”という景観が現れます。街中にもけっこう蔵造りが残っているんですね!

蔵の街大通り(栃木県栃木市)
コエド市場

車での訪問ならば、「蔵の街第一駐車場」の利用が観光には便利だと思います。

有料駐車場ですが、提携施設の利用や買い物で無料になるサービスがあるのがウレシイ。
隣接する栃木市アンテナショップ「コエド市場」もその対象店なので、こちらでお土産を買うのもオススメです。

コエド市場

公式ページ
住所: 栃木県栃木市倭町13-2(GoogleMapで開く
営業時間:9時〜18時(L.O.17:30)
アクセス:
電車)JR・東武「栃木駅」から徒歩約15分
車)蔵の街第1駐車場隣

蔵の街第一駐車場

住所:栃木市倭町13-1(GoogleMapで開く
営業時間:9時~18時
収容台数:普通車 30台、バス 5台(中型、大型含む)
料金:有料

蔵の街大通り(栃木県栃木市)

さらにコエド市場の隣には「観光総合案内所」もあります。

栃木市観光総合案内所

住所:栃木県栃木市倭町14-1(GoogleMapで開く
開館時間:9時~18時
休館日:12/29~1/3

「神明宮」 栃木県県名発祥の地!?

神明宮(栃木県栃木市)

その観光案内所の先に参道入口があった、”栃木のお伊勢さま”と親しまれている「神明宮(しんめいぐう)」を参拝してゆきます。

神明宮(栃木県栃木市)

室町時代に伊勢神宮より分霊された神社で、天照皇大神(あまてらすおおみかみ)が祭神として祀られています。

神明宮(栃木県栃木市)

ところで神社の案内板には、”この地が県名発祥の地といわれている”と気になる一文が!

「当社の御本殿にはその昔、天高くそびえる十本の千木(ちぎ)があり十千木と呼ばれるようになった。」とのこと。

ふ~む、十千木 =とちぎなんですね(語呂合わせ。。。)。ちなみに県名発祥説は諸説あるみたいです。

神明宮

公式ページ
栃木県栃木市旭町26番3号(GoogleMapで開く
アクセス:
電車)JR・東武「栃木駅」から徒歩約10分
車)蔵の街第1駐車場から徒歩約4分

「近龍寺」「山本有三ふるさと記念館」 山本有三ゆかりの地

近龍寺(栃木県栃木市)

神明宮に隣接する 「近龍寺(きんりゅうじ)」にも立ち寄り。こちらには栃木市出身の作家である、山本有三の墓があります

墓石には作品「無事の人」の冒頭の一節が刻まれています。
~ 動くもの砕けるものの中に 動かないもの 砕けないものが 大きくからだに伝わってくる ~

含蓄がある言葉ですね。

山本有三(1887-1974年)
日本の小説家・劇作家・政治家。大正・昭和期に活躍し、人間の尊厳と社会正義をテーマとする作品を多く残した。代表作に「路傍の石」「米百俵」「女の一生」などがあり、特に青年の成長を描いた「路傍の石」は広く親しまれた。
戦後は参議院議員としても活動し、文化行政にも関与。教養主義を重んじた作風が特徴である。昭和40年(1965年)に文化勲章を受章。

近龍寺

公式ページ
住所:栃木県栃木市万町22-4 (GoogleMapで開く
アクセス:
電車)JR・東武「栃木駅」から徒歩約10分
車)蔵の街第1駐車場から徒歩約4分

山本有三ふるさと記念館(栃木県栃木市)

近龍寺の参道から大通りに出たところにあるのが「山本有三ふるさと記念館」。
江戸末期の見世蔵を改修した建物内には、生前の愛用品や自筆原稿などが展示されています。

山本有三ふるさと記念館

公式ページ
住所:栃木県栃木市万町5-3(GoogleMapで開く
入館料:大人 200円 / 中学生以下 :無料
営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日:月曜日(祝日の場合翌日)、年末年始

「とちぎ山車会館」 デジタル技術でとちぎ秋祭りを再現!

とちぎ山車会館(栃木県栃木市)

山本有三ふるさと記念館の斜め向かいにあり、コンクリート造のひときわ重厚な建物は「とちぎ山車会館」です。
2年に一度「とちぎ秋まつり」が開催されますが、そこで使われる山車が保存・展示されている施設です。入館して見学してみました。

とちぎ山車会館(栃木県栃木市)

館内のメインとなる見どころは、山車展示室にどど~んと展示されている8m超の3台の山車。
この巨大な山車がなんと動くのです!

上演開始とともに、コンピューターグラフィックを駆使した映像がマルチスクリーンに映し出されます。お囃子が流れる中を、巨大な山車が動いたり器用に転回したり。
お世辞抜きになかなかの臨場感でした。

栃木の山車は明治時代から始まったもので、街の繁栄の象徴ともいえます。

とちぎ山車会館

住所:栃木県栃木市万町3-23(GoogleMapで開く
入場料:大人500円、中学生以下無料
営業時間:9時~17時(入館は16:30まで)
定休日:1・2・3・7・8・12月の月曜日(月曜日が祝日の場合翌日)、年末年始、展示替えによる臨時休館有
アクセス:
電車)JR・東武「栃木駅」から徒歩約15分
車)蔵の街第1駐車場から徒歩約2~3分

「善野家土蔵」 栃木を代表する豪商の三連蔵

蔵の街 小江戸とちぎ(栃木県栃木市)

山車会館のすぐ脇にある三連蔵「善野家(ぜんのけ)土蔵」は、かなかなゴージャスな景観を見せてくれます。善野家は延享年間(1744~1748)に発展した、栃木を代表する豪商です。

建築年代は右側の東蔵が文化年間(1804~1818年)初期、中蔵が天保2年(1831年)以前、左の西蔵が天保11年(1840年)とのこと。市内でも現存最古の部類に入る土蔵群らしい。

蔵の街 小江戸とちぎ(栃木県栃木市)

内部は地元ゆかりの作家の作品を中心とした、美術館として使用されています。

善野家土蔵

住所:栃木県栃木市万町3-23(GoogleMapで開く) *山車会館向かい

蔵の街 小江戸とちぎ(栃木県栃木市)

蔵の街大通りの先にある、見世蔵がずらっと並んだ「五連蔵」も見どころのひとつ。
こちらは単独の蔵が並んでいるのでデザインもマチマチです。それぞれの違いを見比べる楽しさがあります。

宿場町時代にはこんな街並みがずらっと続いていたのかな、と思いを馳せてみたりも。

「塚田歴史伝説館」 ハイテク語り部が巴波川悲話を語る!?

蔵の街 小江戸とちぎ(栃木県栃木市)

五連蔵のある交差点から、大通りを西に外れて巴波川へ。
川沿いに続く旧商家「塚田家」の蔵群は、蔵の街・栃木を代表する景観の一つです。美しいですね。

この先に遊覧船の発着所があるので、乗る気満々でやってきたのですが。。。本日は強風により運行休止とのこと。あらら、ちょっと残念。

蔵の街遊覧船
公式ページ
住所:栃木県栃木市倭町2-6(GoogleMapで開く) *塚田歴史伝説館隣
運行日:毎日 / 休日:年末年始、荒天時
営業時間:3月~11月:10時~16時(最終受付 15:50)、12月~2月:10時0~15時(最終受付 14:50)
料金:大人(中学生以上) 1,000円、小人(小学生) 700円、幼児 無料、ペット(1匹) 300円

塚田歴史伝説館(栃木県栃木市)

江戸時代後期から木材回漕問屋業で財を成した豪商・塚田家の屋敷は、巴波川の舟運で繁栄した栃木の歴史の象徴的な存在ともいえます。
当時の江戸までの木材の回漕は、木材を筏に組み三日三晩掛けて深川の木場まで運ぶ、というものだったそうです。

塚田家の建物は国登録文化財に指定されており、「塚田歴史伝説館」として一般公開されているので見学してみました。

塚田歴史伝説館(栃木県栃木市)

入場してすぐあるのが「三味線ばあさんロボット展示」コーナー。”日本初、三味線都々逸をひく語り部ロボット”とありますよ、どれどれ。

なるほど、語り部のおばあさんロボットの表情や動きが、なかなかリアルだ!近くにいる猫ちゃんロボットが時折動く様子も楽しい。

畳に腰かけて随分熱心に聞いているおじさんが居るな、と思ってたら。。。なんとこちらもロボットだった!人だと思ってましたよ、マジで(苦笑)。

塚田歴史伝説館(栃木県栃木市)

三味線ばあさんの次は別部屋に移り、蔵芝居「うずま川悲話」の鑑賞だ。こちらも絵とロボットによる全自動のお芝居。

内容は水害を起こす巴波川の神の怒りを収めるため、少女が生き埋めとなり犠牲となる悲話(悲しすぎる。。。)。水神様を鎮める伝承話って、なぜか若い娘が人柱になるパターンが多い気がするが。

敷地内には小振りの庭園や資料館などもあります。
建物よりは演目の印象が残りましたが(苦笑)、手作りとハイテクがミックスした施設で案外楽しめました。

塚田歴史伝説館

住所:栃木県栃木市倭町2-16(GoogleMapで開く)
入館料:大人 700円、小人 350円 
営業時間:9:30~17:00(入館受付は16:30まで)
定休日:月曜日(祝日の場合開館:振替無し)、年末年始
アクセス:
電車)JR・東武「栃木駅」から徒歩約10分
車)蔵の街第1駐車場から徒歩5分

「とちぎ蔵の街観光館」 美隠れ家的な蕎麦屋でランチ

とちぎ蔵の街観光館(栃木県栃木市)

最後にランチを頂いたスポットを紹介。
場所は神明宮の参道脇にある「とちぎ蔵の街観光館」内。施設の建物には麻苧(あさお)と呼ばれる糸の問屋だった建物が使われており、雰囲気があります。

その奥まった一角にある、隠れ家的な「手打そば・太郎庵ふく田」へ。

とちぎ蔵の街観光館(栃木県栃木市)

細めで少し平たい感じの蕎麦は喉越しも良く、美味しかったです!ご馳走様。

蔵の街は見どころ範囲が広い割には、若干飲食店の数が少なめだと感じました。出かける前には、食事処のあたりをつけておくことをおススメしたいです。

手打そば「太郎庵 ふく田」

住所:栃木県栃木市万町4-1(とちぎ蔵の街観光館内)(GoogleMapで開く
営業時間:昼 11:30~15:00、夜 18:00~21:00
定休日:月曜日(祝日の場合は火曜日)
アクセス:
電車)JR・東武「栃木駅」から徒歩約15分
車)蔵の街第1駐車場から徒歩1分

栃木市のランチは事前予約やクーポン利用で、並ばずお得に!!

栃木市内の移動について

蔵の街を隅から隅まで歩くと、結構距離があり時間が掛かります。
その際の移動手段として、市内の施設や観光スポットなどを巡る「ふれあいバス」や、「シェアサイクル」のサービスを使ってみるのも一考かと思います。

栃木市内バスの案内栃木市観光協会のHP
シェアサイクルの案内栃木市のHP

蔵の街・栃木市へ出かけてみませんか?

蔵の街・栃木は思ったよりも広範囲に蔵の建物が残っており、見応え・歩き応えが多くありました。
また、栃木県や栃木市の歴史に触れられるスポットも興味深かったですね。

そんな蔵の街・栃木市に、歩きに出かけてみませんか?

記事の訪問日:2022/2/27

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