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歩いて、食べて!「越谷」宿場町ウォーク、ランチは築120年の古民家で【埼玉県】

歩いて、食べて!「越谷」宿場町ウォーク、ランチは築120年の古民家で【埼玉県】

運動不足解消を兼ねて越谷で宿場町ウォークしませんか?日光街道の宿場町の中では比較的大きな規模で、街道の面影を残す建物も少し残っています。築120年の古民家をリノベーションした洒落た複合施設もあり、立ち寄って食事も楽しめます。誰か誘って出かけるのも良いですね!


街歩きのスタートは東武「越谷駅」から

越谷タウンといえば?

東武「越谷駅」

越谷市ってどんなところ?と聞かれれば、まずは日本一大きな商業施設「イオンレイクタウン」がある所と答えます、はい。レイクタウンは2008年にオープンした25万m2の面積と710のテナント数を備えた施設。それまで日本一だった千葉県のららぽーとの2倍以上の面積を誇る商業施設で、端から端までは1km以上あります。館内くまなく回ると3km以上、ふえ~。レイクタウンの最寄り駅は今回紹介する東武「越谷駅」ではなく、JR武蔵野線「越谷レイクタウン駅」になります。

日光街道の宿場町「越ヶ谷宿」について

日光街道は江戸時代の五街道のひとつで、江戸日本橋から徳川家康を祀る東照宮がある日光山への主要道路として整備された全長約142kmに及ぶ街道です。日本橋を出て「千住宿」を過ぎると、次の宿場町からは埼玉に入り「草加宿」「越ヶ谷宿」「粕壁宿」「杉戸宿」「幸手宿」「栗橋宿」と6か所の宿場町が埼玉にありました。
「越ヶ谷宿」は日光街道の3番目の宿場町ですが、規模的には大きな宿場町だった様です。市内を流れる元荒川までの越ヶ谷町エリアが「越ヶ谷宿」、元荒川を越えた大沢町は「大沢宿」と呼ばれ、二つを合わせた総称として「越ヶ谷宿」と呼ばれていました。

「ガーヤちゃんの蔵屋敷」駅前の物産館で情報仕入れ

ガーヤちゃんの蔵屋敷

まずは東武「越谷駅」東口にある観光物産拠点施設「ガーヤちゃんの蔵屋敷」に立ち寄って観光情報を仕入れましょう。ん~、この地域の看板となるお土産は草加と同じくやはりせんべいの様で、せんべいコーナーは充実の品揃え。嫌いじゃないので思わず一枚購入してしまいましたが、なにか?(笑)。

ガーヤちゃんの蔵屋敷

巨大な鉄道ジオラマがありビックリです。今は運転中止中とありますね、残念。越谷市のマスコットキャラクター・ガーヤちゃんのプロフィールが知りたい方は「ガーヤちゃん公式サイト」へどうぞ。

ガーヤちゃんの蔵屋敷公式ページ
住所:埼玉県越谷市弥生町505-2(越谷駅東口高架下)(GoogleMapで開く
営業時間:9:30~19:30、休館日:月2回、年末年始

旧日光街道を歩く

本日お目当ての旧日光街道に入り歩きます。特に旧街道とか案内板も無かったので他所から来て街歩きする者からすると少し分かり辛かったなあ。近くのお店に入って聞いてしまったよ。

街道に入ると老舗の人形屋が目に入ってきます。江戸時代の安永年間の創業とありますね。
ちなみに越ヶ谷町は明治7年(1874年)と明治32年(1899年)の2回にわたって大火があり、残念ながらその際昔からの木造建築物の多くは火災にあってしまっている様です。

「田中米穀店」「行徳屋」

少し歩いて行くと宿場町の面影を残す古い建物が見えてきますね。

「田中米穀店」は昭和初期に建てられた建物で築90年以上の木造建築物です。2階部分の緑色の銅板の戸袋(雨戸を収める所)が特徴的ですね。

行徳屋

「行徳屋(ぎょうとくや)」は田中米穀店の近くにあります。全体的な建物の形はお互い似ていますが、それぞれ2階の格子と銅板戸袋の特徴が少し違います。築年数に関する詳細は不明ですが、田中米穀店と同時期の建物でしょうかね?

「横田診療所」現役の診療所、洋風で印象的

おっと、やけに惹かれる洋風のレトロな建物が現れる。「横田診療所」は診療所として現役の建物。 元々は越谷郵便局として昭和10年に建築されたもの。雰囲気あるねえ。

「油長内蔵」リノベーションされてコミュニティ施設に

「油長内蔵(あぶらちょううちくら)」は江戸時代末期に建てられた蔵を移動して 改修し、コミュニティ施設として使われている建物。これは曳家(ひきや)と呼ばれる改修方法だそうです。住まいや街づくりの相談を受けているほか、まち蔵カフェも運営。本日はお休みでした。

周辺は比較的新しい住宅街でしたが、奇麗に再生されているので違和感なく周囲に溶け込んでいるのが素敵でした。

まちづくり相談処 油長内蔵公式ページ
住所:埼玉県越谷市越ヶ谷三丁目2-19-5 (GoogleMapで開く
開館時間:10:00~17:00 ※イベント開催時には変更する場合があり。
休館日:水曜日、年末年始 ※その他随時に休館することもあり。

「CAFE803」ギャラリーやイベントスペースもある

”カフェ ハチマルサン”と読みます。お洒落な感じのパン屋さんでイートインができるカフェですね。中は広くて明るい感じ。街道歩きの休憩に良さそうです。

CAFE803公式ページ
住所:埼玉県越谷市越ヶ谷3-3-16(GoogleMapで開く
営業時間:平日 9:00~18:00、土日祝 9:00~17:00
定休日:毎週木曜日、第1・第3・第5月曜日、年末年始

「中町浅間神社」越谷市内で一番大きなケヤキの木

交通量がある青葉通りと交差した所を少し入るとある「中町浅間神社」。説明板によると、この神社には丸い木型に富士山をかたどった銅板が張られたこの辺では珍しい懸仏(かけぼとけ)というものがあるそうだ(保管場所は他所)。添え書きには応永32年(1425年)とあるとのことで、室町時代からの古い由緒を持った神社の様です。

浅間神社のケヤキは越谷市内で一番大きなケヤキで樹齢は約600年とあります。越谷市指定の記念物。

神社の駐車場からも古そうな建物の屋根部分が見えます。実は神社というよりはこの建物に惹かれてここに立ち寄った感じだが、詳細は不明。この辺りは残っている古い建物がかなりありそうだ。

中町浅間神社
住所:埼玉県越谷市中町7-2(GoogleMapで開く)

「木下半助商店」国登録有形文化財

青葉通りを越えるとある「木下半助商店」は国の登録有形文化財に指定されている建物で、現在でも金物屋の店舗として使われています。
元々江戸時代から商いを始めていたそうだが、1899年(明治32年)の大火に見舞われその後現在の建物が建てられたとの事。店舗の他、土蔵、石蔵、主屋、稲荷社がありそれぞれ文化財として指定されていますが、店舗以外は公開はされていません。

「小泉家」「鍛冶忠商店」 明治時代の蔵造り

「小泉家」は江戸時代から続く呉服商でした。店舗と蔵が横並びになっている形式は越ヶ谷宿で現存する唯一の建物だそうです。”ザ・蔵のある家”という感じでに綺麗に残ってますね。明治8年(1875年)築の蔵部分は明治の大火でも燃えず残りました。店舗と自宅は大火後の明治32年(1899年)に再建されたものです。

鍛冶忠商店

「鍛冶忠(かじちゅう)商店」は江戸時代末期創業のお店。明治33年(1900年)に建てられた蔵造りの建物で現在も店舗として使われています。元々は名前の通り鍛冶屋でしたが、現在は日用品雑貨店へと変わっています。

「米長乾物店」

米長乾物店

「米長(こめちょう)乾物店」の創業は昭和3年(1928年)ですが、建物自体は明治32年(1899年)の前からあったそうなので築120年近い木造建築物です。貴重ですね。
この先には大沢橋があり橋を渡ると”大沢宿”だったエリアです。この「米長乾物店」は”越ヶ谷宿”の一番端っこ位置しています。

蔵カフェ「糀屋」 味噌蔵を改造した洒落たカフェ

蔵カフェ「糀屋(こうじや)」は、江戸時代創業で味噌醸造・販売をした「糀屋」の大正6年(1917年)に建築された味噌蔵を改造したもの。 カフェでは発酵品の食品や飲み物などヘルシーな感じのメニューが用意されている様でした。

蔵カフェ「糀屋」は、斜め向かいにある後述の「はかり屋」で一時期開いていた「絵本のあるへや」という私設文庫の移転を機に改築が行われた建物だそうだ。暖簾分けではないですが、地域で古民家をめぐる活動が循環している感じはイイ感じですね。

蔵カフェ「糀屋」公式Instragram)
住所:埼玉県越谷市越ヶ谷本町3-29(GoogleMapで開く

「はかり屋」古民家複合施設でランチタイム!

越谷「はかり屋」-古民家

明治38年(1905年)築の、およそ築120年のお屋敷「旧大野邸 秤屋(はかりや)」がリノベーションされ、レストラン・ショップが入った古民家複合施設として2018年より営業されています。
建築物としては、”主屋”(写真に写っている正面の建物)と、敷地内の”土蔵”の2件が「旧大野家住宅」として国の登録有形文化財になっています。

越谷「はかり屋」-古民家
越谷「はかり屋」-古民家

ちょっとした昔の街並みたいな雰囲気が再現されています。

越谷「はかり屋」-古民家

レストラン「modest」

越谷「はかり屋」-古民家

レストラン「modes」は本格的なフレンチ料理のお店。古民家でフレンチというのも優雅でよろしいですねえ。本日は予算的にちょっとスルー。

越谷「はかり屋」-古民家

ですが、敷地内の共通のトイレがこの店の入り口から入った所にあるので、ちょっとお邪魔できた。

越谷「はかり屋」-古民家

建屋の中に蔵の扉が残っており迫力がある造りです。

レストラン「modest」
定休日:毎週水曜日、第2、第4火曜日

越谷旬野菜「遊佐農場」

越谷「はかり屋」-古民家

「遊佐(ゆさ)農場」は、越谷地域での地産地消を目指す無農薬野菜を扱っている農場でここはその直販所。加工品も扱っておりちょっとのぞいてみると楽しいです。

越谷「はかり屋」-古民家
越谷旬野菜販売「遊佐農場」
定休日:水曜日

キッシュとフレンチ惣菜のお店「ミネット」

※ミネットは2021年4月30日をもって閉店となりました。

越谷「はかり屋」-古民家

もう一つの登録有形文化財の”土蔵”。こちらが入口になっている「ミネット」というキッシュとフレンチ惣菜のお店でランチにします。ちなみにお店にあわせて複数の入口がありますが建物の中ではお店がつながっている様です(遊佐農場は別棟)。

越谷「はかり屋」-古民家
越谷「はかり屋」-古民家

入口付近も洒落た感じ。

越谷「はかり屋」-古民家

”キッシュプレートランチ”をオーダー。好きなキッシュとドリンクが選べます。

越谷「はかり屋」-古民家

店内が一杯なのでテラス席にて。キッシュとドリンクの他に総菜が2種とサラダとスープ、バケットのセットです。キッシュはずしっと食べ応えがあり、見た目に反して(失礼!)結構満たされました。全体的にヘルシーな感じ。ご馳走様!

基本情報・アクセス

はかり屋公式ページ
住所:埼玉県越谷市越ヶ谷本町8-8(GoogleMapで開く
営業時間・休業日:店鋪によって異なります
アクセス:
電車)東武「越谷駅」より徒歩8分
車)近隣のコインパーキングは駐車できる数に制限があります

「香取神社」古くからの地元の鎮守神

腹ごなしにもう少し歩いてみます。大沢橋を越えて東武線の隣の駅「北越谷駅」近くの「香取神社」を訪問。

越谷「香取神社」
一の鳥居

この神社の創立は500年前の応永年間といわれ、古くから鎮守神として土地の人に信仰されていた神社とのこと。特に江戸時代は奥州街道・日光街道に面していた為旅の安全と家族の安泰を祈願して参詣する人が多くいたそうです。

越谷「香取神社」
拝殿
越谷「香取神社」
拝殿
越谷「香取神社」

鯛の形をしたおみくじ。可愛らしいですね。

越谷「香取神社」
本殿

拝殿の方は比較的新しい造りでしたが、本殿の方は歴史がありそうな建物で凝った彫刻が施されており重厚な雰囲気です。

越谷「香取神社」
本殿

上の方には霊獣が彫られていますが、下の方は何やら人々が作業している様子が彫られておりちょっと変わってます。本殿及び彫刻は江戸時代末期の慶応2年(1866年)の再建時に造られたものといわれます。

越谷「香取神社」
御神木
越谷「香取神社」
御神木

ご神木を囲む様に掛けられた絵馬は強力に効き目がありそうですな。この神社は特に安産・子授け・子宝の神社として知られているそうです。

香取神社公式ページ
住所:埼玉県越谷市大沢3-13-38(GoogleMapで開く

越谷宿場マップ

今回、越谷宿場町歩きをした際参考にした宿場マップです。

越谷宿場マップ

越谷へのアクセス情報

越谷へのアクセス
電車)
・東武スカイツリー線「北千住」から「越谷駅」まで急行で約17分
・東武アーバンパークライン「大宮駅」から「春日部駅」まで急行で約21分、東武スカイツリーラインに乗換で「越谷駅」まで急行で約10分
車)
・東京外環道「草加IC」から約5km、東北道「浦和IC」から約7km、常磐道「三郷IC」から約10km

出かけてみませんか?

いかがでしたか?街道の古い街並みを訪ねてのんびり街を歩くのは楽しいですよ。普段訪ねる機会が無い街を訪ね歩くのも新鮮ですしね。
建物は人が住まなくなると傷んでしまうので「はかり屋」の様に古民家をリノベーションして住まいや商業施設として活用することは保存の理にもかなっていると思います。そこで食事できたりできれば街への活性化へもつながりますしね。

関連して、建築会社のポラスグループが越谷の「油長内蔵」と「はかり屋」の蔵造りの建物を再生した際の詳細について説明しているページがありました。非常に興味深い記事ですので紹介しておきます。

”蔵のある街「越谷」ポラスグループの地域活性プロジェクト”
https://www.polus.co.jp/polus_style/kura/kotonoha/

宿場町「越ヶ谷宿」を歩きに出かけてみませんか?

【記事の訪問日:2021/3/14】

もっと埼玉の宿場町歩き! 【あわせて読みたい】

宿場町「草加」を街歩き

草加市の「草加松原」を歩いたことはありますか?このオススメの散歩道は、俳人・松尾芭蕉もおくの細道の旅で通った風光明媚な道。草加で日光街道の雰囲気を残した風情を楽しみ、名物のせんべい屋をのぞいたりランチしたりと、草加の街を歩いてみましょう!

宿場町「春日部」を街歩き

近所のコースに飽きたらウォーキングコースの宝庫・春日部を歩きませんか?「クレヨンしんちゃん」一家がまちの案内人の春日部は、日光街道の宿場町として栄えました。歴史の面影を探しながら街歩きします。街かどアートを発見して時々横道にそれたりします。

宿場町「杉戸」を街歩き

最近近所のウォーキングコースに飽てませんか?そんな貴方に宿場町として栄えた埼玉県杉戸町を紹介します。 街歩きコースが整備されている宿場町スポットは楽しみながらのウォーキングに最適!街中の説明板も充実しており見て周ると結構運動量も稼げますよ!

宿場町「幸手」を街歩き

埼玉県幸手市では江戸時代に建てられた古民家をカフェでランチができます!国の登録有形文化財にも登録されている貴重な建物なんですよ。幸手は宿場町として栄えた歴史があり宿場町の面影がありますので、街道歩きを楽しで、古民家カフェで食事を楽しむのはいかが?

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