4月末、加須市の騎西地区に、甘い香りと薄紫のカーテンが降り注ぐ季節がやってきます。
県指定天然記念物である玉敷公園の大藤は、樹齢450年という圧倒的な生命力で見る者を魅了してやみません。
実際に現地を歩いて感じた大藤の美しさや、満開の藤棚の下で幻想的な風景を楽しむための見頃の時期やアクセスなどについても紹介。
のんびりとした、春の穏やかな一日を過ごしに出かけてみましょう。
目次
【2026年】「加須市騎西藤まつり」開催(2026年4月18日・19日・25日・26日・29日)
令和8年度(2026年) 加須市騎西藤まつりの概要
会場:玉敷公園
開催日程:4月18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)、29日(水・祝)の計5日間
主なイベント内容:よさこいソーラン、コーラスなどのステージ発表のほか、琴の演奏や野点(お茶会)など、日替わりで多彩な催しが行われます
アクセスと交通手段:
・加須駅南口から会場付近まで、開催日にあわせて無料シャトルバスが運行。
・臨時駐車場(騎西総合支所・騎西総合公園) *台数に限りがあるため、公共交通機関の利用を推奨
加須市騎西藤まつりのページ(加須市)
イベント開催予定や開花状況については、加須市騎西藤まつりのページでお出かけ前にご確認下さい。
当ブログ記事も参考にして頂き、ぜひ出かけてみてくださいね!
樹齢450年!藤棚一杯に広がる大藤の花は圧巻
埼玉県の北東に位置して、概ね都心から50km圏内にある加須市。
利根川の豊かな水と土壌に恵まれているため田園風景も多く見られ、都心に近いわりにはのんびりした風景に出会えるエリアです。
【見頃と開花状況は?】県天然記念物「玉敷神社のフジ」を中心とした藤棚
そんな加須市にある騎西地区は、「ふじとあじさい」の名所として知られている花の街。
本日は開花のシーズンを迎えた、「玉敷公園」の大藤の花模様を紹介します。

玉敷公園は、埼玉県でも有数の古社に数えられる玉敷神社に隣接した公園です。
藤の名所として知られる玉敷公園には2つの大きな藤棚があり、毎年4月末頃~5月上旬まで、気品あふれる藤
花が楽しめます。
例年藤の花の開花の様子は加須市のイベントページ で紹介されるので、こちでチェックして花見のベストタイミングを狙って出かけるのが良いと思いますよ。

園内にある2つの藤棚のうち、北側のこちらの藤は「玉敷神社のフジ」の名で県天然記念物に指定されている大藤です。これは美しくて、雄大ですね!
ノダフジという品種のもので、推定樹齢はなんと450年といわれています。年代でいうと安土桃山時代頃ですかね?それは凄い。
藤の木は比較的長寿な植物で、平的寿命は100〜300年ともいわれます。
しかしその平均寿命を遥かに超えて、今なお美しい花を咲かせているというのは、しっかり手入れがされてきた証拠ではないでしょうか。

幹回りは約4.8mという太さを誇っており、県内でも有数の巨木だ。
1本の幹で700m2もの藤棚一面をカバーして花房を付けているという、そのスケール感には圧倒されます。
大藤の歴史は?玉敷神社の神苑への奉納に始まる

この大藤、実は元々は騎西町内(現、加須市)の民家に植えられていました。それが昭和8年(1933年)に、玉敷神社に奉納されたもの。
現在の玉敷公園は市が管理してる公園ですが、元々は大正時代に玉敷神社の神苑として造成されたのに始まりました。
それにしても、巨大な樹木の移動も大変だったでしょうねぇ。

大藤の歴史を紹介したところで、藤の花の歴史も少し紹介。
藤はマメ科フジ属のつる性落葉木で、日本では古くから親しまれてきた植物です。代表種はノダフジやヤマフジ。
日本では奈良時代以前から観賞されており、万葉集にも詠まれるなど文化的にも重要な存在。
平安時代には貴族文化と結びつき、家紋や装飾にも用いられました。特に藤原氏は「藤」を象徴として用いたことで知られます。
江戸時代になると藤棚として庭園や寺社に広く植えられたため、現在でも名所が各地に残っています。
藤は香る?どんな香り?

天然記念物の大藤とは別に、もう一本大きな藤が植えられています。
比較するとこちらの幹は少し小ぶりですが、それでも枝っぷりはなかなか !
樹齢は不詳ですが、若木らしくこちらの方が花付きが良く、色も鮮やかでした。

藤の花は、光の加減で色合いが変化して見えるのも楽しいですね。
青っぽい、いわゆる藤色に見えたり、ちょっとラベンダー色に見えたりと。
ところで、藤の花って香りがすると思います?それがですねえ、結構香るんですよ。
甘い香りに、少しスパイシーな感じもブレンドされた大人の甘さというか。なんだか味の説明みたいになりましたが(苦笑)。
ということで、目と鼻の両方で幻想的な雰囲気が楽しめる空間でした。
開花時期に開催されるイベント「藤まつり」
”藤まつり”ではステージイベントなどを開催

藤の開花の時期には、例年、藤まつりが開催されます。
訪問した令和4年(2022年)についても、訪問した日は4月23日でしたが、その翌週の4月29日~5月5日の7日間にわたり開催されます。
園内ではステージでのイベントなどもおこなわれますが、本年は新型コロナ感染症対策により、残念ながら規模を縮小しての開催となります。

公園内には唯一、だんご屋のキッチンカーが出ていました。古風な感じの造りが面白いですね。
小腹が空いたので、こちらで団子を購入。

見た目も楽しい、だんご三兄弟だ。右から、みたらし、ずんだ、梅の、ちょっと変わり種を含むラインナップでした。もっちりして旨かった!
花見と併せて歴史ある「玉敷神社」を参拝しよう

玉敷公園と隣接した場所には玉敷神社があります。
玉敷神社は平安時代の法典・延喜式神名帳にも記載されている、由緒ある延喜式内社。ぜひ立ち寄って参拝してゆきましょう。
御祭神である大己貴命(おおなむちのみこと)は別名・大国主命とも呼ばれ、大黒天に通ずる御利益を持つといわれています。
境内には2本の大いちょうがあるほか、ふるさとの森と呼ばれる豊かな緑に囲まれており、自然のなかで静かに参拝ができます。
藤まつりの開催期間中は玉敷神社でも催しが開催されるので、藤まつりのページでチェックしてから出かけましょう。
タイトル通り、いまいちばん美しい日本の絶景写真が楽しめます!
その場所・その季節・その時間帯などの組合わせが創り出す絶景。
絶景本は数々あれど、埼玉にしぼられているのが良い。
一年中楽しめる、埼玉の花の名所と里山の風景の紹介。
駐車場は?玉敷公園へのアクセス・詳細情報
公園には約30台分の駐車場がありますが、藤まつり開催期間中はすぐに一杯になると思われます。
早い時間に訪問するか、臨時の駐車場(騎西総合支所・騎西総合公)の利用も検討してみてください。
また、例年開催日にあわせて加須駅から無料シャトルバスが運行されるので、そちらの利用を検討するのも良いと思われます。
玉敷公園
住所:埼玉県加須市騎西552番地1 (GoogleMapで開く)
電車)
・東武伊勢崎線「加須駅」から、鴻巣駅行き又は免許センター行きバスで「騎西一丁目」下車、徒歩約7分
・JR高崎線「鴻巣駅」から、加須駅行きバスで「騎西一丁目」下車、徒歩約7分
車)
・公園駐車場が約30台分あり
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玉敷公園で季節の花を楽しみませんか?
風に揺れる藤の花房と、古社・玉敷神社が醸し出す静かな空気。加須の春は、都会の喧騒を離れて深呼吸したくなるような、優雅な時間が流れていました。
ぜひ、あなたもこの春、樹齢450年の生命力に会いに出かけてみませんか?
藤の季節が終わると、騎西エリアは色鮮やかなあじさいの季節へと移ろいます。
あじさいの季節の花模様を紹介した記事もありますので、併せてチェックしてみて下さい。
記事の訪問日:2022/4/23 *
2026年4月1日に情報追記




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