鴻巣ポピーまつりは面積日本一！3千万本の花に埋もれよう【埼玉・鴻巣市】

花の一大産地である埼玉県鴻巣市は、花のまちとして知られます。

そんな鴻巣市で春に開催される「こうのす花まつり」。
そのメインイベントが、川幅日本一の河川敷にあり、日本一広いポピー畑を誇る「ポピーまつり」です。

約3千万本のポピーの花が一面に広がり、スケールの大きな絶景の花模様に出会えますよ！

2021年5月開催の「ポピーまつり」の様子や見どころを紹介します。

鴻巣市ってどんなところ？

鴻巣市は埼玉県の中央に位置しています。

首都圏50km圏内にあり交通の便も良く、電車で新宿・上野まで最短約50分です。
近隣に関越自動車道・東北自動車道・圏央道なども走り、車でもアクセスしやすいです。

地理的には秩父山地を源流とする荒川が流れ、関東ローム層などによる肥沃な土地質を持ちます。

近年はそれらの環境を生かした観賞用植物の栽培・生産(=花卉:かき)が盛んで、「花のまち」として全国的に知られています。

毎年5月に開催される「鴻巣花まつり」

花の生産は、昭和23年(1948年)頃から一部地域でパンジーの生産を始めたのが始まり。
以降、徐々に産地としての規模を拡大します。

現在は市内の花卉生産農家は200軒を超え、花の一大産地として発展しています。
中でもプリムラ・サルビア・マリーゴールドの出荷量は日本一を誇っています。

そんな花のまちとしての一大イベントが、毎年5月に開催される「こうのす花まつり」。

期間中は各所でさまざまな花のイベントを開催。
今回はそのメインイベントである、日本一広いポピー畑の「ポピーまつり(馬室会場)」の様子を紹介します。

「ポピーまつり(馬室会場)」日本一広いポピー畑

会場の河川敷は川幅日本一！

「ポピーまつり(馬室会場)」は、吉見町との境の荒川河川敷にあります。

ポピー畑は約13ヘクタールで、東京ドーム約2.5個分。
栽培面積は日本一で、見頃時期には約3千万本の色とりどりのポピーが咲き誇ります。

会場にあたるこの荒川河川敷は、実は「川幅日本一」を誇ります！
幅は2,537mで、奥に見える御成橋のたもとには「川幅日本一の標」が立っています。

川幅っていう割に川が無いじゃん！って思うでしょうが。。。、「堤防間を川幅」と国土交通省では定義しています。
実際にがある部分は数10mです、ええ(苦笑)。

圧巻のポピーのカーペットが出現！

遥か彼方までポピーが植わっており、圧巻ですね～。

ポピーはケシ科の花で、基本的には一年草。
和名はヒナゲシ。

昔「ひなげしの花」って歌がありましたが、ポピーのことだったんですねぇ。
な～んて話が通じる人は、私と同じ昭和な人かも(笑)。

ポピー自体は特に珍しい花ではないですが、群生して咲き誇る姿は見事ですね！
なかなか見れないファンタジックな情景です。

「シャーレーポピー」背高で映えるメイン品種

いくつかの品種が植えられていますが、メインの品種はこの「シャーレーポピー」。
背が高いので非常に映えます。

赤・ピンク・白の色があって混ざりあって、カラフルなグラデーションを作りだしています。

ちなみに植えられているポピーには、花の香りはなかったように思えます。

「花の中に埋まってみました！」な記念写真も素敵ですね～。

「アイスランドポピー」小ぶりで可愛らしい

「アイスランドポピー」はシャーレーポピーと比べると、背が小さいのが特徴。
名前の通り寒冷な気候の地域に分布する品種です。

本来は多年草らしいですが、日本の気候の中では一年草として扱われます。

「カリフォルニアポピー」ビタミンカラーが畑一杯に

「カリフォルニアポピー」は一般的なフリフリなポピーとは少し違い、ちょっぴり大人の雰囲気の花弁です(個人の印象です、笑)。

ポピーも案外バリエーションがあるんですね。

ビタミンカラーが畑一杯に！

カリフォルニアポピーの群生の中に、ポツンと一輪シャーレーポピー。
ちょっと素敵な演出？それとも偶然？

「かすみ草」ポピーのコラボ

白い花は「かすみ草」ですが、かすみ草は他の花を引き立てるのが上手ですよね！
畑一杯のかすみ草が赤のポピーを包み込んだ、花束のようにも見えます。

「麦なでしこ」可憐な紫の花

ポピーではない花もいくつか。

「麦なでしこ」はヨーロッパから渡ってきた花。
赤系のポピーとの相性が良いですね。

「ネモフィラ」ブルー系のアクセント

「ネモフィラ」は赤系中心のポピーの中で、良いアクセントとして植えられていました。
植えられていたのは、一区画だけだったと思います。

イベントステージや屋台なども

全体は花壇というよりは、畑といった方がしっくりくる感じ。
花に気を取られて溝やうねでコケないよう、ちょっと注意が必要かも。

ところどころにベンチが置いてあります。

一角にはイベントステージが設営されています。

土日にはステージでイベントを開催。
よさこいソーランや和太鼓演奏、鴻巣市ゆかりの「こうのす観光大使」の歌手の方々などによるイベントが組まれていました。

ステージ周囲には休憩用のテントと屋台の出店。

屋台は約10軒程度出店してましたが、新型コロナ対策のためテイクアウトのみ。
その場で飲食しないよう、場内放送で呼びかけられていました。

時世柄、やむをえないですね。

人力車で周るサービスもありました。
これは優雅に花見できそうですね！

「第11回こうのす花まつり(2021年)」全体概要

2021年「第11回こうのす花まつり」　*このイベントは終了しています。
花久の里バラまつり
日程：5月8日(土)～16日(日)
会場：花と音楽の館かわさと「花久の里」/ 住所：埼玉県鴻巣市関新田343（GoogleMapで開く）
ポピーまつり(馬室会場)
日程：5月15日(土)～23日(日)
会場：ポピー・ハッピースクエア / 住所：埼玉県鴻巣市滝馬室1139-1付近（GoogleMapで開く）
麦なでしこ・ポピーまつり(吹上会場)
日程：5月15日(土)・16日(日)
場所：コスモスアリーナふきあげ周辺 / 住所：埼玉県鴻巣市明用636-1（GoogleMapで開く）
鴻巣オープンガーデン
日程：5月8日(土)・9日(日)・15日(土)・16日(日)
時間：9時30分から16時まで
会場：鴻巣市全域の対象の個人宅

絶景本は数々あれど、埼玉にしぼられているのが良い。
一年中楽しめる、埼玉の花の名所と里山の風景の紹介。

鴻巣市ポピーまつり（馬室会場）詳細情報・アクセス

鴻巣市ポピーまつり（馬室会場）

住所：埼玉県埼玉県鴻巣市滝馬室555 ポピー・ハッピースクエア（GoogleMapで開く）
アクセス：
電車）
最寄り駅のJR「鴻巣駅」からのアクセス）
・駅からの距離は約2.2km、徒歩約30分
・鴻巣市コミュニティバスフラワー号利用、「鴻巣駅西口」乗車で「給食センター前」下車(乗車約8分)、又は「北本駅西口」乗車で「給食センター前」下車(乗車約25分)　※1時間半に1本程度なので本数に注意
・無料シャトルバスの運行はコロナ対策により2021年度は運行中止。
車）
・駐車場は約400台分、駐車料金500円

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花のまち鴻巣へ出かけてみませんか？

花のまち鴻巣のポピーまつりの様子を紹介しましたが、いかがでしたか？

この時期になると西の方からは梅雨入りの声が聞こえてきて、関東もまもなくと伝わってきます。
梅雨入り前に束の間の花景色を楽しみたい！そんな時期の花模様が楽しめました。

本年は、新型コロナの影響で例年のシャトルバスの運行が中止するなど、気を使いながらの開催になっていました。
来年の今頃はそんな不安が解消されていると良いですね！

花のまち鴻巣に、ポピーを見に出かけてみませんか？

記事の訪問日：2021/5/15