吹上コスモス畑、河川敷で魅せる美しいグラデーション！【埼玉・鴻巣市】

花の生産地として全国的にも知られる、埼玉県鴻巣市。
そんな鴻巣市には、日本一の川幅を誇る荒川の河川敷があります。

その河川敷には秋になると、1千万本のコスモスが咲き乱れる巨大なコスモス畑が出現します。

季節感たっぷりの秋の風物詩、鴻巣市の満開のコスモス畑の様子を紹介。

『鴻巣のコスモスの名所』秋の風物詩

「花のまち鴻巣市とコスモス」

埼玉県のほぼ中央部に位置する鴻巣市は、鑑賞用の植物栽培である花卉(かき)園芸で知られています。

その歴史は昭和23年(1948年)、気候風土に適したパンジーの生産を取り入れたことに始まります。
現在では花の産地として、徐々に全国的に知られつつあるんですよ。

鴻巣の花卉生産農家はなんと200軒を超えており、中でもプリムラ・サルビア・マリーゴールドの出荷量は日本一を誇ります！

そんな花の街の秋の風物詩、荒川河川敷のコスモス畑に出かけてみました。

コスモス1千万本！川幅日本一の河川敷に咲く

会場は鴻巣市と川向うの吉見町の間にある、「日本一の川幅」を誇る荒川河川敷です。
そこに約8.9ヘクタールにわたるコスモス畑が広がります。

会場について堤防に立つと、綺麗な3色の絨毯が見えてきました！

背景に見える水管橋も、日本一の長さだそうですよ。

会場は少し離れますが、春には同じく河川敷で畑面積日本一といわれるポピーまつりも開催されます。
河川敷に広大な花畑を複数持っている鴻巣って、凄いですねえ。

鴻巣ポピーまつりは面積日本一！3千万本の花に埋もれよう【埼玉・鴻巣市】

ではコスモス畑を歩いてみます。

畑には数約1千万本のコスモスが植えられています。
下りてみると、上から眺めるより広大に感じますね。

コスモスの花が咲き乱れる様には、野趣を感じます。

ピンクや白が混ざるオーソドックスな感じのこちらは、センセーションという品種。
コスモス畑を構成しているメインの品種です。

さまざまな色が入り混じり、カラフルな感じも良いですね。
開花の状態はかなり見ごろですが、品種によってはまだ蕾が目立つのもありました。

2022年鴻巣コスモスフェスティバルについて

日程的には翌週が「コスモスフィスティバル」のイベント週でした。

2022年鴻巣コスモスフェスティバル　※このイベントは終了しています
開催日：2022年10月22日・23日の2日間
場所：埼玉県鴻巣市の吹上地区のコスモスアリーナ周辺
イベント：鴻巣出身の歌手・さくまひできさんによるライブや、地元団体パフォーマンスによるステージ。模擬店の出店など。

フィスティバルも楽しそうですが、混みそうなのでその前の週に訪問した次第です。

会場にはかなりの駐車スペースがありましたが、本日でも8～9割程埋まってました。
フィルティバル期間中の車の訪問は、混雑覚悟で早めに訪問した方が良さそうですよ。

コスモスの種類はけっこう多彩だった！

コスモスがどんな花だか、ちょっとおさらいしてみましょう。

コスモスはキク科コスモス属の花で、原産国はメキシコです。
開花の時期は品種による違いもありますが、秋桜(あきざくら)という和名の通り秋に咲く性質があります。

春から夏に種まきをするのが一般的な一年草です。

花言葉は乙女の純潔・真心など。

花言葉の通り、コスモスには純情可憐なイメージがありますなあ。
あっ！個人の印象ですがね（笑）。

実は訪問前はコスモスの花ってどれも似たような感じでしょ？って、思ってたんです。
しかし本日つぶさに見てると、案外品種によっては個性があることに気づきました。

写真はブライトライトという品種。
キバナコスモスともいわれ、草丈が低いのが特徴です。

コスモス畑では、一番最初に咲き始めた品種とのこと。
それでいながらまだ元気に咲いているってことは、花期も長いんでしょうね。