
人気の観光スポット埼玉県「秩父」。中でも「三峯神社」は奥深い場所にあり、だからこそ神秘的な魅力を発する神社。その魅力を紹介します!
日本武尊とオオカミの伝説など、創建に関する伝説と由緒も紐解いてゆきましょう。
三峯神社は関東随一のパワースポットといわれます。
三峯神社のパワーの源は?「 御神木 」や、オオカミ信仰?
女優の土屋太鳳(たお)が出演して 、軽快な動きで女子旅を紹介する西武鉄道「特急車両ラビュー」のCM。あの電車で行くと西武池袋駅から西武秩父駅まで最短77分でアクセス!西武秩父駅から路線バスで三峯神社への移動は約75分です。(結構かかりますね。。。)
アクティブに色々周る予定であれば、西武秩父駅でレンタカーを借りるのもお勧めです。
車だと関越自動車道・花園ICから約2時間、中央自動車道・甲府昭和ICからだと約2時間半になります。私は今回車で訪問しました。
「三ツ鳥居」傍らに鎮座するオオカミ

訪問は夏のお盆の週の時期で、台風が向かってきているヒヤヒヤな天気の中で出かけることになった。三峯神社に着いた頃は何とか雨はやんでいました。
境内に入って行きますが、鳥居からして変わった感じで思わず「おっ!」と背筋が伸びますね。珍しい「三ツ鳥居」と呼ばれる鳥居です。

そして、三ツ鳥居の両脇には、狛犬では無くて狼の像が鎮座しています。
” ちょっと普通の神社じゃないかも”感が早くも湧き上がってきます。


杉並木の参道を進みます。
雨あがりの後のモヤが掛かっており、周りの森林が神秘的な雰囲気に包まれます。
「随身門」は色鮮やかな装飾


色鮮やかな装飾に彩られた「随身門(ずいしんもん)」。その脇にはまたまた狼が鎮座。こちらでは”大神”とも呼ばれます。
元々の随身門は元禄4年(1691年)に仁王門として建立されましたが、現在の随身門は寛政4年(1792年)に再建されたものを、さらに昭和40年(1965年)に改修したものです。
額の文字は江戸時代の大名で文人だった増山雪斎(ましやませっさい)の筆跡。
「拝殿」”御神木”や” 龍の床”からもパワーを頂く

煌びやかな装飾の「拝殿」は、寛政12年(1800年)建立されて昭和37年(1962年)に改修されています。
正面に掲げた大額は、道の達人でもあった幕末・明治期の皇族・有栖川宮幟仁親王(ありすがわのみやたかひとしんのう)によるもの。

霊獣達の彫刻。霊獣は架空のけだもので、不思議な力を持ち、オドロオドロしい見掛けとは裏腹に縁起の良いものとされます。

拝殿脇にある大きな杉の木は鎌倉時代の武将 畠山重忠が奉献したもので樹齢800年!です。
この「御神木」は直接触れるので御神木から「氣」を頂いて行きましょう。皆がお触りした箇所がツルツルになっているのも参拝者の数と、時の流れを感じさせます。

水をかけると龍のお顔が浮かび上がってくる不思議な「龍の床」 。
おおっ!確かに浮かんできた、不思議。 龍は縁起の良い生き物とされます。
「奥宮遥拝殿」霧で神秘的だった

天気が悪いせいでむしろ独特の雰囲気が増します。
「奥宮遥拝殿」では、奥宮のある妙法ケ岳が遥拝できます。そして、下界の景色を展望できる場所。。。なんですが、霧でしょうか、雲海と言って良いのでしょうか?本日は真っ白で何も見えませんでした!

「日本武尊」と”お犬さま”の伝説

三峯神社の創建を行ったと言われる「日本武尊(やまとたけるのみこと) 」の像があります。
日本古代史上の英雄・日本武尊が、約1900年前、東征の際に甲斐・酒折宮から雁坂峠を越えて碓氷峠に向かう途中、東国の平安を祈りこの地に伊弉諾尊・伊弉册尊の二神をお祀りされたという「ヤマトタケル伝説」が残っています。
その際、日本武尊の道案内をした狼がその勇猛・忠実さから、三峯神社の使い神に定められたというのが言い伝えです。
神のお使いである狼は「御眷属(ごけんぞく)さま」「御神犬」「お犬さま」「山犬さま」などとも呼ばれ親しまれています。
「秩父名物 くるみ蕎麦」を頂きました


境内にある「三峰お犬茶屋 山麓亭」で昼食。
秩父産のくるみの実をすって溶かしたつけ汁で食べる「くるみ蕎麦」を頂きました。あっさりした感じですね。くるみはビタミンやミネラルが豊富でヘルシーでいいですね。
この店は奥秩父名物「中津川いもでんがく」や「三峯だんご」「やまめ炭火焼」など地の物も色々楽しめます。いもでんがくは”ベンピがぴたりとなおる”と張り紙があったのでお試しあれ。
境内には他にも食事処がいくつかあり、秩父名物「わらじかつ」が食べられる店や、手打ちうどんの店などもあります。
「雲海」も秩父の名物であります

食事処から外へ出ると、雲海が現れていました。
秩父の盆地という地形が実は雲海を発生させやすくしており、雲海が観られる確率が非常に高い地域となっています。
「ミューズパーク展望台」「美の山公園」そしてこの三峯神社が雲海の人気スポットです。
「氣守り」必ず買って帰りましょう!

見ての通り「氣」の文字が入り、裏面はオオカミの刺繍が入ったなんともカッコいい”氣守り”です。1,000円です。
以前は、月初めの朔日(ついたち)にのみ、特別な「白い氣守り」が頒布されていました。
浅田真央選手の姉・舞さんがこのお守りを買われ、オリンピック前の浅田選手に手渡したという話で有名になりました。周辺道路渋滞の為残念ながら現在は販売を中止している様です。
また、三峯神社では御眷属様(オオカミ様)を御神札として一年間お借りするとする「御眷属拝借(ごけんぞくはいしゃく)」というものがあります。
これは強力な「氣」が頂けそうですね!
基本情報・アクセス
住所:埼玉県秩父市三峰298-1(GoogleMapで開く)
駐車料金:大型・貨物4t以上 1,540円、マイクロバス・貨物2~4t 1,020円、普通・軽510円、自動二輪・バイク 200円(開門時間:8時~18時)
アクセス:
電車)
・池袋駅から:西武鉄道・特急ラビューで西武秩父駅まで1時間17分。
・八王子駅から:JR八高線で東飯能駅へ、東飯能駅から西武鉄道に乗り換え西武秩父駅へ。
・西武秩父駅から:三峯神社行き急行バスで約1時間30分、あるいは御花畑から秩父鉄道に乗り換え終点の三峰口駅へ、そこから西武バスで三峯神社へ。
・上野駅から: JR高崎線で熊谷駅へ。熊谷駅から秩父鉄道に乗り換え終点の三峰口駅へ。そこから西武バスに乗り換え終点の三峯神社へ。 参考:西武観光バス(秩父エリア) / 西武観光バス(三峯神社線)
車)
・東京方面から:関越自動車道・花園ICより国道140号線、皆野寄居バイパス経由で約2時間。
・山梨方面から:中央自動車道・甲府昭和ICより国道140号線、雁坂トンネル経由で約2時間半
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出かけてみましょう!

パワースポットたる三峯神社の魅力が少しでも伝わりましたか?秩父へ行かれるのであれば雲海が綺麗に観られるスポットとセットで出かけるのもオススメですよ。
関東で雲海が観れる場所なんかそうそうないですからね。是非出かけてみて下さい!

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【記事の訪問日:2019/8/14】