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埼玉の名城8選!”築城の教科書”から現存御殿まで、歩いて楽しむ戦国の遺構

本ページには広告が含まれています

「埼玉に城なんてあるの?」と思っていませんか?
実は、かつての武蔵国・埼玉は、戦国時代に北条・上杉・武田といった有力大名が激火花を散らした「城郭の宝庫」です。
堀や土塁が完璧に残る“築城の教科書”から、関東では珍しい石積み、全国に2か所しかない現存本丸御殿まで。

本記事では厳選した散策に最適な埼玉の名城8選を、現地に行かないと分からない”見学お役立ちメモ”を加えて詳しく解説。
この記事を読めば、週末の歴史歩きが120%充実すること間違いなし!

目次

【日本100名城】埼玉が誇る全国区の名城2城

城郭ファンならずとも一度は訪れたい、日本100名城に選ばれた全国的な知名度を誇る名城2城からご紹介。
これらの城跡は整備状況も良く、埼玉の歴史を語る上で欠かせないランドマークです。

川越城跡(川越市)|全国に2つだけ。現存本丸御殿で江戸の息吹を感じる

川越城本丸御殿 正面(埼玉県川越市)
本丸御殿

【川越城の歴史】
扇谷上杉氏の家臣であった太田道真・道灌親子が、江戸城や岩槻城と同時期の長禄元年(1457年)に築城したといわれる平山城です。
戦国時代は多くの戦乱の舞台となりましたが、中でも良く知られるのが天文15年(1546年)の「河越夜戦」。北条氏康が山内上杉・扇谷上杉・古河公方連合軍に対し、奇跡の逆転劇を見せた戦いです。
江戸時代になると幕府の老中も務めた松平信綱が藩主の時代に、近代的な城郭へと整備。以降も江戸近郊の要衝として、譜代大名が代々藩主を務めました。

【川越城跡の見どころ】
日本100名城の一城。
城跡の最大の目玉は、現存御殿としては日本に4か所のみ、その内本丸御殿に絞ると高知城と川越城の2ヶ所のみという現存本丸御殿の一部が残っていること。
内部の見学もでき、畳敷きの広間や家老詰所に座れば、江戸時代の武士の息遣いが聞こえてきそう。
その他の遺構は少ないながらも、中ノ門堀跡富士見櫓跡に当時の城郭の面影を見ることができる。

見学のお役だちメモ
アクセス:本丸御殿は駅からだと2km以上離れているので、観光地を巡回するバスの活用もおすすめ。 小江戸巡回バス 小江戸名所めぐりバス
*駅からの距離:東武・JR「川越駅」から約2.8km、東武「川越市駅」から約2.4km、西武「本川越駅」から約2km。
日本100名城スタンプ:本丸御殿受付付近に設置されており、開館時間内に押印可能。
御城印:以下で販売(1枚330円)。 小江戸川越観光協会 川越まつり会館 仲町観光案内所
ランチ:本丸跡から東へ300m程歩いた国道254号沿いには、いくつか飲食店がある(チェーン店が多い)。西に600~700m程歩くと、川越の街中らしい飲食店が多くある。
近隣スポット:
・本丸御殿向かいには「川越市立博物館」があり、川越城の大型のジオラマ模型は一見の価値あり。
・本丸御殿の斜め向かいにある老舗の和菓子屋「川越菓舗 道灌」は、和菓子好きにはおすすめ。座われるスペースもあるので、休憩がてらの立ち寄りをおすすめ。


【おすすめポイント】
文化財・城跡としての重要度:★★☆ ※県指定史跡・日本100名城
遺構の多さ:★☆☆ ※本丸御殿・富士見櫓跡・中ノ門堀跡など
歩きやすさ: ★★★
食事処などの多さ:★★☆ ※少し歩けば豊富にあるが、周辺にはわりと少ない
専用駐車場の有無: ※向かいにある美術館北側に約20台分


川越城 本丸御殿

公式サイト
住所:埼玉県川越市郭町2丁目13番地1(GoogleMapで開く

川越ランチは事前予約やクーポン利用で、並ばずお得に!!

鉢形城跡(寄居町)|荒川断崖の絶景と復元された四脚門・石積土塁を堪能

鉢形城跡 二の曲輪・三の曲輪間の大空堀(埼玉県寄居町)
石階段と四脚門

【鉢形城の歴史】
関東管領であった山内上杉氏の家臣、長尾景春が築城した城と伝わる平山城です。
後に小田原北条氏支配の城に取って代わり、北条氏3代当主・氏康の弟である北条氏邦が、関東地方において有数の規模を誇る城へと整備拡充。北関東支配における北条氏の重要拠点として位置づけられました。
豊臣秀吉による小田原征伐では、3万5千人といわれる前田利家・上杉景勝ら北国軍の大軍を相手に、約3千の兵で籠城戦にて対抗した後、約1か月に開城した。

【鉢形城跡の見どころ】
国指定史跡で、日本100名城の一つ
荒川という要害を背後に置いた絶壁上に築かれた城で、まさに自然の地形を生かした「断崖の城」としての迫力は唯一無二のもの。
小田原北条氏らしい見事な空堀や土塁が残っており、特に二の曲輪・三の曲輪間の大空堀は最大の見どころ。
さらに三の曲輪には四脚門や石積土塁、四阿(あずまや)などが復元されており、当時の城郭の様子が再現されています。
また、敷地内に設置されている「鉢形城歴史館」では、模型や映像を通して往年の城の姿を学ぶことができる。

見学のお役だちメモ
アクセス:寄居駅からの距離は約1.3km程で、駅から徒歩でのアクセスが可能。
パンフレットの入手:鉢形城歴史館で入手可。歴史館は駅からだと上記到着後、さらに900m程歩いた北側に位置する。
日本100名城スタンプ:鉢形城歴史館の受付に設置されており、開館時間内に押印可能。
御城印:鉢形城歴史館で販売(1枚300円)。
ランチ:城址公園内に飲食店はない。持参して歴史館前の休憩所などで食事するのも一考。西側の三ノ曲輪近辺にもトイレを有する休憩所あり。
その他:
・城址公園は広大な範囲におよぶため、時間の余裕を持ってめぐりたい。また、飲み物も歴史館前の自動販売機を利用するなど、歩き始める前に用意しておきたい。
・公園内には樹齢150年を超える桜・エドヒガンがあり、城主の名にちなみ「氏邦桜」の名で親しまれている。
近隣スポット:
・荒川の河川敷には県指定の名勝地「玉淀河原」があるが、そこから見える断崖は鉢形城の本曲輪の背後にあたる場所。城の立地を知る上でも立寄ってみたいスポット。
・その河川沿いの東側には、7代目・松本幸四郎別邸の跡地を整備した「雀宮公園」があり、紅葉スポットとして人気。


【おすすめポイント】
文化財・城跡としての重要度:★★★ ※国指定史跡日本100名城
遺構の多さ:★★★ ※空堀や土塁など
歩きやすさ: ★★☆ ※アップダウンのある箇所もあるが、全体的に整備されており歩きやすい
食事処などの多さ:★☆☆ ※車がないとタイムリーに飲食店に食べに行くのは厳しいかも
専用駐車場の有無:
 ※歴史館前、および公園内の数か所に有り


鉢形城公園・鉢形城歴史館

公式サイト
住所:埼玉県大里郡寄居町大字鉢形2496-2(GoogleMapで開く

寄居町ランチは事前予約やクーポン利用で、並ばずお得に!!

日本100名城と続日本100名城の紹介と公式スタンプ帳が一冊にまとまっており便利!

【比企城館跡群】戦国時代の息吹が残る「築城の教科書」と山城巡り

松山城跡全景(埼玉県吉見町)
松山城跡全景

戦国時代初期の関東では、公方(くぼう)足利氏、山内上杉氏(やまのうちうえすぎし)、扇谷上杉氏(おうぎがやつうえすぎし)らによる争乱が激化・長期化した。
その3つの勢力が交差する地点となった埼玉県中央部に位置する比企(ひき)地域は、特に城が多かったエリアで69もの城館が確認されています。
その内の代表的な4城が「比企城館跡群」として国指定史跡となっており、この4城をめぐることにより、戦国時代における関東の城郭の特徴を知ることができます。

菅谷館跡(嵐山町)|畠山重忠ゆかり地。広大な土塁と「史跡博物館」を歩く

菅谷城跡 本丸跡(埼玉県嵐山町)
本郭跡

【菅谷館の歴史】
菅谷館跡は鎌倉幕府の有力御家人で”坂東武士の鑑”と称えられた、畠山重忠の居館があった場所。
畠山重忠は二俣川(現、神奈川県横浜市)で北条義時を大将とする大軍に滅ぼされますが、その際もこの菅谷館から発ったことが、鎌倉幕府公認の歴史書「吾妻鏡」にも記されています。
現在残っている城郭跡は、山内上杉氏と扇谷上杉氏の争いが激化した15世紀後半に、山内上杉氏により戦国の城郭として改修されたと見られている平城跡です。
さらに16世紀後半には小田原北条氏の重要拠点として使用された、と考えられています。

【菅谷館跡の見どころ】
国指定史跡で、続日本100名城の一つ。
台地状の地形をした広大な敷地に築城された城郭で、綺麗に残っている巨大な土塁や空堀の遺構により、中世城郭の様子を知ることができる。
特に曲輪や土塁の規模の大きさや、横矢掛りが意識された防御の造りに注目してめぐってみたい。
二ノ郭の土塁の一角には、かつての菅谷館の主であった畠山重忠の像が立っているので、記念撮影はぜひこちらのスポットで。
敷地内に併設されている「埼玉県立嵐山史跡の博物館」では、菅谷館や比企城館跡群の概要について知ることができるので、最初にめぐる比企城館跡群の一城としておすすめ。

見学のお役だちメモ
アクセス:東武東上線・武蔵嵐山駅からの距離は1km程なので、歩いてのアクセスが可能。
パンフレット入手:嵐山史跡の博物館で入手可。
続日本100名城スタンプ:嵐山史跡の博物館に設置。
御城印:嵐山史跡の博物館で販売(1枚200円)。
ランチ:向かいを通る国道254号沿いには飲食店が数軒ある。ランチ持参の場合は博物館のロビーか、二ノ郭にあるあずまや風の休憩所で食事をとるのがおすすめ。飲み物の自動販売機は博物館内にあり。
近隣スポット:
・隣接して県が管理する雑木林「オオムラサキの森」があり、国蝶であるオオムラサキをはじめ多くの生物が生息している。
・近隣には「嵐山渓谷バーベキュー場」「千年の苑ラベンダー園」などがあり、他のレクレーションと兼ねての訪問もおすすめ。
・小倉城、杉山城へはともに約4kmほどの距離なので、車の場合は10分程度でアクセス可能。
その他:蚊が出る季節の訪問時には、虫除けスプレーの持参がおすすめ。


【おすすめポイント】
文化財・城跡としての重要度:★★★ ※国指定史跡続日本100名城
遺構の多さ:★★★ ※空堀や土塁など
歩きやすさ: ★★☆ ※アップダウンもあるが、全体的に整備されており歩きやすい
食事処などの多さ:★★☆ ※数は多くはないが、約600m程の圏内に数軒の飲食店あり
専用駐車場の有無:
 


菅谷館跡(埼玉県立嵐山史跡の博物館)

公式サイト
住所:埼玉県比企郡嵐山町菅谷757(GoogleMapで開く

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杉山城跡(嵐山町)|山城ファン絶賛!「築城の教科書」と呼ばれる縄張と驚異の横矢掛かり

杉山城跡 南二の郭の虎口から望む(埼玉県嵐山町)
南二の郭の虎口から

【杉山城の歴史】
文献などによる資料もほとんどなく、長年、築城主をめぐる論争が続いた謎多き山城。
その縄張りの巧みさから、小田原北条氏が築城もしくは改築した城、というのが長らくの定説でした。
しかし平成になり、国指定史跡認定に向けて詳細な発掘調査がおこなわれた結果、山内上杉氏が築城した城という説に落ち着いた。
山内上杉氏の拠点だった鉢形城と、扇谷上杉氏の拠点だった河越城(=川越城)の中間地点に設けられ、短期間の使用で廃城になった、と見られています。

【杉山城跡の見どころ】
続日本100名城の一城。
杉山城には戦国時代の城における基本的な技巧が詰まっており、城ファンからは「築城の教科書」と呼ばれる人気の高い城跡です。
小規模な城郭ながら、敵を袋叩きにする「横矢掛かり」や、迷路のような「馬出」など、防御の構造が手に取るように伝わってきます。
さらに杉山城の素晴らしいところは、主要箇所の高木が伐採されており遺構が見やすいところ。
また、散策路には木製チップが撒かれており歩きやすくなっているなど、整備が行き届いていて見学者に優しい点も見逃せません。
コンパクトにまとまった縄張り、そして分かり易く歩きやすい城跡なので、山城初心者には特におすすめしたい城です。

見学のお役だちメモ
アクセス:東武東上線・武蔵嵐山駅からの距離は約3km(徒歩約40分)で、路線バスの運行などもない。
人によっては歩くのに微妙な距離ですが、武蔵嵐山駅西口の観光案内所「嵐山町ステーションプラザ嵐なび」では電動自転車の貸出(有料)をおこなっているので利用してみては? 嵐山町ステーションプラザ嵐なび(らんなび) 
パンフレット入手:見学入口(大手口前)に置かれています。
続100名城スタンプ:杉山城跡から1.6km程離れた、嵐山町役場庁舎の玄関ホールに設置(休館日でも押印可)。杉山城現地にスタンプは設置されていないので注意。
御城印:嵐山町ステーションプラザ嵐なびにて販売(1枚500円)。
ランチ:周囲には飲食店がないので持参がおすすめ。ベンチはあまりなかったので、レジャーシートを1枚持って行くと重宝するかも。
近隣スポット:
・菅谷館跡へは約4kmほどの距離なので、車の場合は10分程度でアクセス可能。
・畠山重忠館の鬼門除けとして創建された「鬼鎮神社」への、行き帰りにおける立寄りもおすすめ。


【おすすめポイント】
文化財・城跡としての重要度:★★★ ※国指定史跡続日本100名城
遺構の多さ:★★★ ※空堀や土塁など
歩きやすさ: ★★☆ ※アップダウンもあるが、全体的に整備されており歩きやすい
食事処などの多さ:★☆☆ ※約1km圏内に飲食店なし
専用駐車場の有無:
 


杉山城跡

公式サイト
住所:埼玉県比企郡嵐山町杉山513ほか(GoogleMapで開く

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小倉城跡(ときがわ町)|「石積み」遺構は関東で稀少。ハイキングに最適な山城

小倉城跡 郭1(本郭)への虎口(埼玉県ときがわ町)
郭1(本郭)への虎口

【小倉城の歴史】
小倉城(おぐらじょう)は小田原北条氏の重臣だった遠山光景によって築城されたといわれており、武蔵国進出を狙う小田原北条氏が、比企地方の重要拠点として整備したと考えられている山城です。
城がある場所は槻川と都幾川が交わる河川交通の要所。また、鎌倉街道上道と、八王子城と鉢形城を結び上野国・高崎に抜ける山辺の道の2つの幹線道路の中間にあたる場所でもあった。
それらの交通網を監視するのが主な築城目的だったのではないか、と考えられています。

【小倉城跡の見どころ】
国指定史跡である城跡の最大の特徴は、関東の城には珍しい「石積み」の多用です。
山中で採掘された緑泥片岩を用いた石積みが各所に残っており、土の城が多い埼玉において特異な景観を見せる城。それらの石積みの重厚感や大規模な堀切が、戦国時代の緊張感を今に伝える。
城跡の中心部は約140mの低山の上部にあり、先の杉山城よりも山城らしい雰囲気が感じられます(杉山城の高さは95m)。
登ぼり始めが少し急ですが、散策路は全体的に良く整備されているので、ハイキングに行く感じで出かけてみましょう。

見学のお役だちメモ
アクセス:東武東上線・武蔵嵐山駅からの距離は約4km(徒歩約1時間)で、車以外であれば路線バスを使うのが一般的。武蔵嵐山駅西口発のときがわ町路線バス(十王堂前経由せせらぎバスセンター行き)に乗車し、田黒バス停下車後、徒歩20分(1.4km)。
パンフレット入手:見学入口(大福寺)に置かれています。
ランチ:周囲には飲食店がないので、ランチ持参がおすすめ。郭1にはベンチがあります。
御城印:次の2ヶ所で販売(1枚500円)。ときがわ町観光協会 建具会館
近隣スポット:岩畳や紅葉の名所として知られる景勝地「嵐山渓谷」が約1.6km程の近隣にあるので、立ち寄りにおすすめ。
その他:蚊が出る季節の訪問時には、虫除けスプレーの持参がおすすめ。


【おすすめポイント】
文化財・城跡としての重要度:★★☆ ※国指定史跡
遺構の多さ:★★★ ※空堀や土塁など
歩きやすさ: ★☆☆ ※整備されており歩きやすいが、登口に急斜面があるのでこの印とした
食事処などの多さ:★☆☆ ※1km圏内に飲食店なし
専用駐車場の有無:
 


小倉城跡

公式サイト
住所:埼玉県ときがわ町大字黒田字城山1184(GoogleMapで開く

松山城跡(吉見町)|上杉・北条・武田が奪い合った激戦地で「深い空堀」の底を歩く

松山城跡 本曲輪とニノ曲輪の間の深い空堀(埼玉県吉見町)
本曲輪とニノ曲輪の間の深い空堀

【松山城の歴史】
松山城は扇谷上杉氏の配下だった上田氏が築城した平山城。
扇谷上杉氏・小田原北条氏・甲斐武田氏・越後上杉などの争いにより、絶えず戦乱の舞台となった城で、小田原北条氏勢力の支配が長く続いた城でした。
豊臣秀吉による小田原征伐では約2千3百の兵で籠城するも、前田利家・上杉景勝らの大軍に包囲され落城した。
比企城館跡群の4城の中では文献資料等が最も豊富で、その戦乱の歴史を追うことができる一城だ。

【松山城跡の見どころ】
国指定史跡
比企丘陵地帯のヘリあたる台地に築かれた平山城で、市野川を天然の堀として利用した立地にある。
崖を利用した天然の要害と、人工的に掘り抜かれた巨大な空堀の対比が見事で、本丸を囲む空堀の深さと鋭さは県内の城郭でも随一のもの。
城郭主要部の半分以上を空堀が占めるという極端な縄張りとなっており、少数兵でいかに大軍に立ち向かうか?を突き詰めた造りであることを感じさせる。
空堀の底を歩ける箇所もあり、当時の荒々しい戦国城郭の魅力を肌で感じることができる城郭跡です。

見学のお役だちメモ
アクセス:東武東上線・東松山駅からの距離は約2km(徒歩約30分)なので歩けない距離ではない。駅からバスを使う場合は川越観光バス「免許センター行」に約5分乗車、「百穴入口」で下車して徒歩約5分。
なお、車の場合は松山城跡には駐車場はないので、近隣の吉見百穴の駐車場を利用。
パンフレット入手:吉見百穴内にある吉見町埋蔵文化財センター内においてあるが、吉見百穴の入場料を払わないと入れないエリア。受付でも取扱いがあるかもしれないので聞いてみて下さい。
御城印:吉見百穴の受付で販売(1枚500円)。
ランチ:松山城跡の入口の反対側(北側・吉見百穴側)に巌窟売店といううどん屋がある他、市野川を越えて国道407号線沿いに出るとチェーン店の飲食店が数軒ある。
近隣スポット:
・国指定史跡である「吉見百穴」は珍しい横穴式古墳なので見学をおすすめしたい。
・松山城跡の裏手にある「岩室観音堂」は”懸造り”と呼ばれる、崖に寄り掛かって建つ珍しい造りの観音堂。
その他:蚊が出る季節の訪問時には、虫除けスプレーの持参がおすすめ。


【おすすめポイント】
文化財・城跡としての重要度:★★☆ ※国指定史跡
遺構の多さ:★★★ ※空堀や土塁など
歩きやすさ: ★☆☆ ※根の株が出ていたり草が茂っているなど、若干注意を要する箇所あり
食事処などの多さ:★★☆ ※数は多くはないが1km圏内に数軒の飲食店あり
専用駐車場の有無: ※近隣の吉見百穴の駐車場を使用


松山城跡

住所:埼玉県比企郡吉見町北吉見298(GoogleMapで開く

松山城周辺のランチは事前予約やクーポン利用で、並ばずお得に!!

関東周辺の山城攻めをトレッキング視点でまとめた、ありそうでなかったタイプの城攻め本。
これから山城歩きをする人は、東京都にもタフな山城があったりするのには超驚くと思いますよ!

【物語を歩く】映画の舞台や城下町の風情を楽しむ名城

歴史のドラマに浸りたいなら、逸話の残るスポットがおすすめ。
映画の舞台となった逆転劇の地や、江戸の防衛を担った城下町の風情など、散策と観光を同時に楽しめる城跡を厳選しました。当時の物語を想像しながら歩くのが醍醐味です。

忍城跡(行田市)|映画「のぼうの城」の舞台!石田三成の水攻めに耐えた「浮き城」の伝説

忍城跡(埼玉県行田市)
御三階櫓

【忍城の歴史】
成田氏の本拠地で、かつては関東七名城の一城ともいわれた堅城の平城です。
忍城の歴史において最も良く知られるのが、豊臣秀吉の小田原征伐における合戦。
小田原北条氏側についた忍城は、秀吉勢の石田三成軍による水攻めを受けますが、これに城は落ちず「浮き城」の異名が付いた。この戦は「映画・のぼうの城」の題材にもなりました。
江戸時代初期に藩主として老中・阿部忠秋が入ると、城の拡張整備がおこなわれ御三階櫓などが完成した。

【忍城跡の見どころ】
続日本100名城の一城。美しい水堀と再建された御三階櫓がシンボルとなっており、水に囲まれた要塞としての面影を今に伝えています。
城址公園内にある「進修館表門」や「鐘楼」は江戸時代のもの。また、進修館表門を出た南側には「本丸土塁」の一部がひっそりと残っているので、見逃しに要注意だ。
本丸跡には行田市郷土博物館があり、忍城や行田市の歴史を知ることができる。また、博物館は御三階櫓に通じており、櫓の中の見学も可能。
県内では最も”お城然”とした雰囲気が味わえるお城といえます。

見学のお役だちメモ
アクセス:最寄りの秩父鉄道・行田市駅からは約1.1km。JR行田駅からだと約3.7km(徒歩で約50分)あるのでバスを利用。市内循環バス・西循環コース(右回り)などの利用にて「忍城址・郷土博物館前」下車、すぐ。
続100名城スタンプ:行田市郷土博物館内に設置。博物館の休館日は、「観光物産館ぶらっと♪ぎょうだ」で押印可能。 観光物産館ぶらっと♪ぎょうだ
御城印:1枚300円。郷土博物館や観光物産館ぶらっと♪ぎょうだなどで販売。
ランチ:城址公園は街中にあり、近隣に数軒の飲食店あり。
近隣スポット:
・忍城址から約600m程南東にある「水城公園」は、忍城の外堀を水辺公園として残した場所で、かつての水城の面影を感じさせるスポット。
・行田市には「埼玉古墳群」や「足袋蔵」など、歴史スポットが豊富な街なので、あわせて色々めぐってみたい。


【おすすめポイント】
文化財・城跡としての重要度:★★☆ ※県指定旧跡、続日本100名城
遺構の多さ:★☆☆ ※鐘楼、本丸土塁など
歩きやすさ: ★★★
食事処などの多さ:★★★
専用駐車場の有無: 


忍城跡(行田市郷土博物館)

住所:埼玉県行田市本丸17-23 (GoogleMapで開く

岩槻城跡(さいたま市)|江戸北方の要衝。現存の「黒門」や「藩校」を巡ぐる城下町さんぽ

岩槻城跡 城門遺構(黒門)(埼玉県さいたま市)
城門遺構(黒門)

【岩槻城の歴史】
室町時代末期に太田道真・道灌父子が築城したといわれていましたが、近年は忍城城主だった成田氏による築城説も浮上している平城です。
戦国時代後期の小田原北条氏の支配期を経て、関東に入封した徳川家康配下の城となります。
江戸時代には江戸近郊の城として重要視され、代々譜代大名が城主を務めた。また、日光社参の際には将軍の休憩所という重要な役割も担いました。

【岩槻城跡の見どころ】
城郭跡の一部が岩槻城址公園として整備されており、湿地帯を利用した「沼城」だった雰囲気が再現されています。
公園内には「黒門」「裏門」の2つの城門が残っているほか、土塁や堀の遺構も見られるのでつぶさに歩いて探してみて欲しい。
そして実は岩槻城の最大の特徴は、城下町全体が大構(おおがまえ)と呼ばれる、約8kmにわたる土塁と堀で囲まれていたこと。
その城下町内には岩槻藩校「遷喬館(せんきょうかん)」と「時の鐘」が現存。また、街の北端にある愛宕神社には大構えの土塁跡が残るほか、街の至るところにxx曲輪やxx小路の石碑が立てられている。
それらをブラタモリ的な視点で巡ってみるのも、城マニアにとってはたまらない楽しみのひとつだ

見学のお役だちメモ
アクセス:東武アーバンパークライン・岩槻駅の東口より約1.8km(徒歩約23分)。
御城印:1枚300円にて次の2ヶ所で販売。 水野書店 田中屋本店
ランチ:岩槻公園内にある「食堂 大手門」では、岩槻B級グルメで知られる豆腐ラーメンが人気(マーボー豆腐がのったもの)。それ以外の飲食店は周囲にはあまりない。持参して公園のベンチで広げるのもおすすめ。
その他:
・城址公園は約500本の桜が植えられている、県内屈指の桜の名所。桜と公園のシンボルである朱塗りの「八ツ橋」との組合わせで、フォトジェニックな景観が楽しめます。
近隣スポット:
・1km程南に鎮座する「久伊豆神社」は、かつて徳川家康自ら鬼門除けの祈願をしたとも伝わる、城内にあった神社。朝香宮鳩彦殿下より贈られた末裔の、美しい孔雀が飼われている。
・「岩槻人形博物館」を見学すると、岩槻の人形の街としての発展は、城下町・宿場であったことと深く関係していたことが良くわかります。


【おすすめポイント】
文化財・城跡としての重要度:★☆☆ ※県指定史跡
遺構の多さ:★☆☆ ※土塁・堀跡など
歩きやすさ: ★★★
食事処などの多さ:☆☆ ※城址公園周辺の飲食店は少ない
専用駐車場の有無:
 


岩槻城址公園

住所:埼玉県さいたま市岩槻区太田3-4 (GoogleMapで開く

岩槻のランチは事前予約やクーポン利用で、並ばずお得に!!

明治時代の初めにはまだこれだけ様々な城が残されていたんですね。
貴重な写真の数々に思わず釘付け!

古地図と現代地図を見比べながら 江戸のなりたちを巡りませんか?
歴史好きならば、東京の街歩きが楽しくなる一冊!

埼玉の城跡歩きにでかけませんか?

埼玉の城跡は、都心から1時間圏内で戦国時代へタイムトラベルできる貴重な場所ばかりです。
まずは歩きやすい「菅谷館跡」や「川越城」あたりから始めて、徐々に比企の山城などへと足を踏み入れてみてはいかがですか?

当ブログでは他にも、「関東の御朱印巡り」や「江戸の城門歩き」などの散策テーマの記事も紹介していますので、あわせてチェックしてみてください!

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