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「西福寺」に、埼玉県で一番高い木造建築の三重塔に会いに行った!【埼玉・川口市】

「西福寺」に、埼玉県で一番高い木造建築の三重塔に会いに行った!【埼玉・川口市】

埼玉県川口市の「西福寺」には、県内では3ヶ所にしか現存しない江戸時代の貴重な三重塔の一つが残ります。
現存木造建築としては、県内で最も高い建造物でもあるんですよ!

その三重塔の奉納者は徳川三代将軍・家光の長女千代姫であったなど、その興味深い歴史を振り返りながら、平安時代創建といわれる古刹の境内を巡ります。

『江戸時代の三重塔が残る境内』

金剛力士像が建つ参道口

埼玉県川口市 西福寺

西福寺は少し住宅地から外れた感じの、緑に囲まれた里山のような雰囲気の場所にありました。

特に門も無い入口から、観音堂へ向かって真っすぐ参道が続きます。

埼玉県川口市 西福寺

入口両脇を金剛力士像が固めています。

埼玉県川口市 西福寺

結構本格的に凄みのある金剛力士像です。

観音堂、 百ヵ所の札所の御利益

埼玉県川口市 西福寺

西福寺は真言宗の寺院で、平安時代の弘仁年間(810~824年)に弘法大師が創建したと伝えられる古刹です。

観音堂は、元禄3年(1690年)に再興されたものといわれます。

埼玉県川口市 西福寺

観音堂に納められている本尊は如意輪観音坐像で、高さ90㎝・幅は55㎝とのこと。
この像の両脇には99体の観音像が安置されており、本尊を入れて百観音と称されています。

このお堂一堂の参詣で、百ヵ所の札所をめぐったのと同じ御利益があるそう。
それはありがたい!ということで、御利益を頂けるよう参拝させて頂きました。

埼玉県川口市 西福寺

そして実は、その本尊の観音坐像の腹中にも、99体の小観音像が納められてます。

前述の本尊両脇の像は、手法的に本尊より後期に作られた像であるらしい。
そのことから、江戸時代当時は本尊の腹中の99体に本尊自身を加えて「百観音」と呼ばれたんではないか、と考えられているそうですよ。

三重塔、県内で最も高い木造建築物

埼玉県川口市 西福寺

そして入口入った所にあるこちらの立派な三重塔が、本日のお目当てでありました。

埼玉県内で江戸時代の三重塔の塔が残っているのは三か所だけ。
行田市の成就院(じょうじゅいん)、吉見町の安楽寺、そしてこの西福寺です。

西福寺の三重塔は約23mで、その三塔の中で最も高さがあります。

そして県内の現存する木造建築の中でも、最も高い建造物でもあるんですよ!
とても貴重な建造物ですね。
あまり知られていない気もするが。。。

埼玉県川口市 西福寺

この三重塔は徳川三代将軍・家光の長女千代姫が願主となって、元禄6年(1693年)に建立されたと伝えられます。
塔内には釈迦三尊と千代姫の位牌が安置されているそう。

かつては、なんと!櫓を組んで、塔の頂上まで参詣者に登らせた時代もあったそうな。
サービス旺盛だった時代があったんですね~。

埼玉県川口市 西福寺

塔は鉄製の釘を使わず、木の組細工によって作りあげられています。
それって凄い技術ですよね。

建物の構造は方三間(ほうさんけん)と呼ばれるもので、四方どこから見ても柱が4本とその間の間が3つある造りです。(写真の様なイメージが四方面にある。)

そして一層の天井から真上に一本の柱が立ち、その柱から二層・三層の屋根に梁を渡しバランスを取っているそうです。

埼玉県川口市 西福寺

一層の天井近くには、荷重を分散させるための蟇股(かえるまた)と呼ばれる部材が付いている。
ここには十二支を表わす動物の彫刻が刻まれており、これは方角を現しています。

こちらは猿だから、南西の方角を示しているようですね。

埼玉県川口市 西福寺

三重塔を奉納したとされる千代姫について少しご紹介。

徳川家光公待望の第一子だった千代姫は、将軍家と尾張徳川家の結びつきを強めるため、なんと2歳6カ月の時点で尾張徳川家の2代光友公に嫁いだ姫君なんですね。

その際の婚礼調度品は芸術性が高いとされ、国宝指定されていることでも知られます。

そんな、千代姫と西福寺との繋がりに関する、詳しい情報は見つけられませんでした。

この寺院が徳川将軍家の菩提寺だった江戸増上寺の末寺であることや、徳川将軍が参拝に使う日光御成道の宿場町が川口にあったことあたりが関係するのかなあ、なんて素人なりに考えましたが、いかに?

地蔵堂、 魔大王と奪衣婆が怖い!

埼玉県川口市 西福寺

観音堂の正面左手にある、地蔵堂をのぞかせて頂きました。

埼玉県川口市 西福寺

中央に延命地蔵菩薩像、右手が閻魔(えんま)大王像、左手が奪衣婆(だつえば)像。

奪衣婆は、三途の川で亡者の衣服を剥ぎ取るといわれる老婆の鬼ですね。
おー、ここは怖いな~。

江戸の日帰り行楽地だった

埼玉県川口市 西福寺
百観音供養塔

江戸時代、江戸から川口宿までの距離は約13km程で、西福寺のある西立野まで足を延ばしても日帰り圏内でした。


埼玉県川口市 西福寺
常念観音菩薩像

江戸から近い割には山里の風情が残っていた西福寺周辺は、江戸庶民の手頃な行楽地として人が集まったそうですよ。

江戸時代の人々も、「この三重塔凄いわあ、京の都みたいだわ~」とか言いつつ、喜ばれたことでしょう。たぶん。

西福寺へのアクセス

西福寺
住所:埼玉県川口市西立野420(GoogleMapで開く
アクセス:
電車)
・埼玉高速鉄道「戸塚安行駅」から徒歩約10分
車)
・東京外環自動車道「川口東IC」から約1km
・駐車場有り

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西福寺へ参拝に出かけませんか?

貴重な江戸時代の三重塔が現存する、古刹・西福寺を紹介しましたがいかがでしたか?
境内は緑に囲まれ、のんびりとした良い場所でした。

なんでこんなところにこんな立派な三重塔が?(ちょっと失礼な言い方ですが。。。)とか、千代姫ってどんな人物?などと追って行くのもまた楽しかったり。

この地域には江戸時代の陣屋跡である赤山陣屋跡などもあり(綺麗に空堀が残っています!)、地元の歴史散策とあわせての訪問も歴史好きには楽しいですよ。

そんな西福寺に出かけてみませんか?


サステナブルにお得な買い物ができるって、いいんじゃない。

【記事の訪問日:2022/9/25】

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