川越熊野神社、開運満載そこまでやる!?足ツボ、銭洗い、占いまで【埼玉・川越市】

江戸時代に城下町として繁栄した埼玉県川越市は、今も古い街並みが残り小江戸と称される人気の観光地です。
室町時代より川越城下町に鎮座する川越熊野神社は、小江戸散策の際にも立ち寄りやすい場所にあります。

川越熊野神社には夫婦神が祀られており、縁結びのご神徳が頂けると人気です。
また、境内には開運スポットが沢山あることに驚かされますよ！

そんな楽しく参拝することができる川越熊野神社を紹介します。

『川越熊野神社』小江戸の町の開運スポット！

活気のある城下町の鎮守様

かつて江戸時代に川越城城下町として繁栄した川越には現在もその面影が残り、小江戸と称される町並みが人気です。
休日になると多くの訪問客でにぎわっています。

観光の中心地となるのが重要伝統的建造物群保存地区エリアにある蔵造りの町並みですが、「川越熊野神社」はその蔵造りの町並みから500mほどの場所にあり、立寄りやすいです。

神社は街の中心部にありますが、県道から外れた参道は静かでした。

街中では着物を着ている方々を結構見かけますね。
市内には気軽にレンタルできる店が、いくつかあるようです。

北条氏家臣の城主・大道寺氏の母が蓮馨寺に勧請

「一の鳥居」の前では、すでに活気のある境内の雰囲気が伝ってきます。

現在は連雀町の鎮守として親しまれていますが、以前は別の場所が鎮座地でした。
神社の西側には蓮馨寺(れんけいじ)がありますが、元々はその蓮馨寺の境内にあったんですね。

蓮馨寺は川越城（当時河越城）を小田北条氏が支配していた時代に、城主大道寺政繁の母・蓮馨が開基した寺院です。
大道寺政繁の甥にあたる、感誉存貞(かんよぞんてい)上人が開山しました。

その後、蓮馨寺の二世である然誉文応僧正(ねんよぶんおうそうじょう)が、天正18年(1590年)に紀州熊野本宮大社を勧請したのが川越熊野神社の起源とされます。

明治時代の神仏分離により、蓮馨寺から独立して現在の境内に移っています。

「鈴の輪くぐり」日本サッカー協会のシンボル八咫烏が沢山！

訪問時は秋詣のシーズンで、「八咫烏(やたがらす)鈴の輪くぐり」が設置されていました。

日頃の罪穢を清め祓え、導きの神である八咫烏様のご利益を頂けるとのこと。
さっそくやってみましょう！

輪を八の字まわりで3度くぐり抜けだすのですが、これ、苦手だったりします（苦笑）。
あれ？とか言いつつ、なんとか終了。

境内を進むと、八咫烏の御社紋が描かれた提灯に目がゆきますね。
あらためて、八咫烏の絵って見たことがある気がしますがなんでしたっけ？

熊野大社における八咫烏には、こんな伝説があります。

いにしえの古代に、日本を建国した神武天皇が熊野の山中で迷われれました。
その際に八咫烏が大和の橿原まで道案内した、といわれます。

太陽の化身で、天・地・人をあらわす3本の足を持つとされる八咫烏。
古来より導きの神様としての信仰を受けているそうなんですよ。

八咫烏は、日本サッカー協会のマークにも使用されていることを思い出しました。
これはボールをゴールに導くように、との願いが込められているそうです。

そして拝殿で参拝。
現在の社殿は、明治時代に移転した際に建てられたものです。

拝殿手前の狛犬も明治時代の奉納品でした。
前髪と尾がクルクルっとカールしたタイプでした。

夫婦神から縁結びのご神徳を！

川越熊野神社は創建以来、地元では”おくまんさま”の通称で親しまれているそうです。

御祭神は熊野大神。
伊弉諾命(いざなぎのみこと)・伊弉册命(いざなみのみこと)・事解之男命(ことさかのおのみこと)、速玉之男命(はやたまのおのみこと)の四神です。

伊弉諾命と伊弉册命は日本の国を作った夫婦神で、縁結びのご神徳があるとされています。

おお！賽銭のスマホ対応があるっ！進歩的だわぁ。

可愛らしい干支の絵馬があったのでパチリ。

撫で蛇様と銭洗弁天で開運！

拝殿で参拝したあとは境内社をめぐります。

市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)が祀られている「厳島神社」は、通称・銭洗い弁天。
お金を洗うと増えるというアレですね。是非あやかりたい！

厳島神社と加祐稲荷神社・秋葉神社は、明治時代に蓮馨寺境内から移ってきた神社です。

銭洗弁天財の手前には「撫で蛇様」がいらっしゃいます。

石台の左右両方の白蛇様を願いをこめて撫でるとご利益が得られる、とのことですが、なんだかオドロオドロしいなあ。

ちなみに触る箇所によりご利益が変わるらしく、
頭：学業成就・合格祈願、巻物：芸事上達・知恵、体：身体健康・病気治癒、
卵：金運・商売繁盛・出世開運・安産子宝、二匹同時：良縁・夫婦円満・家内安全

のご利益があるそうですよ。

撫で蛇様ですが、近くで見るとニッコリと愛らしい感じでした。ほっ！

で、どこを触ったって？
至る所をくまなく触らせて頂きましたが、何か？（笑）

お詣りが済んだら、いよいよ「銭洗弁天財」へ。
金銭をザルに入れ柄杓で御神水をかけるか、ザルを直接宝池に入れるかにて清めます。

効き目が良さそうな後者にて、少し強めに銭洗いしておきました。
これで金運対策はバッチリですね！

稲荷神社の輪投げで運試し！

次に「加祐稲荷神社(かゆういなりじんじゃ ) 」へ。

倉稲魂命(うかのみたまのみこと)をご祭神とする、お稲荷様ですね。
お稲荷様は、食物（稲）や願いの実りを助けて下さる福の神として知られます。

こちらにお詣りすると「運試し輪投げ」にチャレンジできる、というのがこれまたユニークだなあ。

輪を3つ持ってロープの外に立ちます。
試したい運気の前に立ち、気持ちをこめて投げますよ、えいやっ！

運よく健康運に一個入りました、やった！
本日は健康で小金持ちになれそうな運気を頂けて、大変満足です（笑）。

大鷲神社では毎年酉の市を開催

「大鷲神社」は大正11年(1922年)に、鷲宮神社（現、埼玉県久喜市）の分霊を頂いた神社とのこと。

御祭神の天之鳥船命(あめのとりふねのみこと)は、通称”おとりさま”。
家内安全・商売繁盛の守護神として、信仰されています。

例年12月3日には「酉の市」が開催され、稲穂付きの熊手や百万両小判を授かりに、毎年多くの人々が集まります。

「秋葉神社」は第10代川越藩主・秋元喬房(たかふさ)氏により、享保8年(1723年)に創建。

御祭神は火之迦具土命(ひのかぐつちのみこと)で、通称”あきはさま”と呼ばれます。
火防・火伏せの神様で、火を扱う方からの崇敬が厚いです。

こちらは大鷲神社の傍にある「元杢網(もくあみ)の歌碑」。

江戸時代の狂歌師である落栗庵元杢網(らくりつあんもとのもくあみ)が、蓮馨寺境内の桜について詠った歌碑です。

「むすびの庭」で八咫烏様の声が聞ける!?

社殿の裏手にちょっと不思議な林を発見しました。
「むすびの庭」とありますね。ハテ、何でしょう？

親切に参拝マニュアルがありますね、どれどれ。。。

・鳥居をくぐって左右どちらかの御神木を大きくまわり、正面祭壇に向かう。
・お賽銭を入れてお詣りし、神恩感謝・開運・縁結びのいずれかのガラス玉に手をのせる。
・するとあら不思議、八咫烏様から一言頂ける。

とのことらしい。

またまた～、八咫烏様の声が聞こえるわけないでしょって半信半疑で試したら、なんと！ホントに八咫烏様の声が！
「しばらく我慢すれば。。。」、あまり景気の良いお言葉ではなかった気もするが。

私はソロで参拝でしたが、カップル編もあるんですよ。ユニークですね。

足ツボ健康や手相鑑定まで!?

社内の開運スポット編はまだ続きますよ。

こちらにはなんと！さまざまな開運指南を頂ける指南士が駐在（有料）。
結婚運・恋愛運・健康運・仕事運・金運、エトセトラ。。。

ここまでするか！？の開運神対応に驚きです。凄いわぁ。

こちらは「水みくじ」。

社務所でおみくじを購入しこちらの水に浸すと、あら不思議、図柄と文字が浮かんできます。

「凶がでた方は社務所にて、八咫烏御守を進呈します」とあります。
う～む、アフターサービスも充実してますね。

おみくじも血液型別など、よりどりみどり。

そして最後に、開運は健康から！の図。
入口の鳥居を抜けた場所に「足踏み健康ロード」があります。いやあ、気が利いてますね。

靴を脱いで歩いてみましたが、イタタタ、かなり効きました。

川越ご当地マンガ・アニメの聖地

境内の掲示板では、川越が題材のマンガ・アニメが紹介されていました。
実在の町が舞台の漫画は、実際に訪問する楽しさがありますよね。

「川越の書生さん」「月がきれい」「神様はじめました」など。
ご存じのマンガ・アニメはありますか？

川越熊野神社の御朱印

参拝を終えて、社務所で御朱印を頂きました。

力強い書体で、八咫烏と秋詣の判も鮮やかな素敵な御朱印を頂けました。

神社に参拝に行くと、神々についてや神社施設の呼び名・役割について知りたいけど、聞ける相手もいない！
ってことありません？そんな時、網羅範囲が広い本書は結構頼もしいですよ！

川越熊野神社の詳細情報・アクセス

川越熊野神社

公式ページ
住所：埼玉県川越市連雀町17-1（GoogleMapで開く）
アクセス：
電車）
・西武新宿線「本川越駅」を出て、中央通りを北へ徒歩約5分。連雀町交差点を渡り、右手に川越熊野神社の看板が見えます。
車）
・関越自動車道「川越IC」から5km。
・駐車場無し。

観光向け巡回バスについて
市内では、川越駅(JR・東武東上線)を出発地とする観光向け巡回バスが2路線運行されています。
いずれも主要な観光スポットを経由します。
休日は市内の道路や駐車場は混雑しますので、巡回バスは効率良く巡るのに便利ですよ。

■小江戸巡回バス（イーグルバス株式会社）　公式ページ
■小江戸名所めぐりバス（東武バスウエスト株式会社）　公式ページ

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周辺おすすめスポット（蓮馨寺ほか）

蓮馨寺

川越熊野神社が境内にあったゆかりの寺院です。
神社の裏手の通りを一つ隔てた場所なので、立ち寄ってみましょう。
参拝者向けの無料駐車があります。

蓮馨寺

公式ページ
住所：埼玉県川越市連雀町7-1（GoogleMapで開く）

小江戸蔵里

神社東側正面の道を南に400mほど歩いた場所にある、川越市産業観光館です。
明治時代の酒造を改修した耐建物で、おみやげ処(明治蔵)、まかない処(大正蔵)、ききざけ処(昭和蔵)の3つの蔵と、つどい処(展示蔵)で構成されています。
食事やお土産の物色を兼ねての立ち寄りにオススメです。

小江戸蔵里川越市産業観光館

公式ページ
住所：埼玉県川越市新富町1-10-1 （GoogleMapで開く）

川越城本丸御殿
現存の本丸御殿が残る城は、実は全国で川越城と高知城しかないので貴重。建物内部の見学もできます。
本丸御殿周辺にある、川越城ゆかりのスポットをめぐるのもおすすめです。

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川越城本丸御殿

住所：埼玉県川越市郭町2丁目13番地1（GoogleMapで開く）
電車）
・西武鉄道「本川越駅」東口から徒歩約25分・約2km
・東武鉄道「川越市駅」から徒歩約30分・約2.4km
・東武鉄道・JR「川越駅」東口から徒歩約35分・約2.8km
・「本川越駅・川越市駅・川越駅」からイーグルバス・小江戸巡回バス乗車、「博物館・美術館前」下車、徒歩約1～2分
・「川越駅」東口から市内循環バス｢川越シャトル」乗車、「博物館前」下車、徒歩約1～2分
車）
・最寄り高速道路ICは関越道「川越IC」
・駐車場あり

川越氷川神社
約1500年前に創建されたと伝わる古社です。
夫婦の神様が2組も祀られており、夫婦円満･縁結びの神様として人気の神社です。

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川越氷川神社

住所：埼玉県川越市宮下町2-11-3（GoogleMapで開く）
アクセス：
電車）
・JR、東武東上線「川越駅」・西武新宿線「本川越駅」からバス利用。
東武バス上尾駅西口行きほか(埼玉医大経由)で「宮下町」下車1分、又は、東武バス神明町車庫行きほか(蔵のまち経由)「喜多町」下車徒歩5分、又は、小江戸巡回バス「氷川神社前」下車徒歩0分、又は、小江戸名所めぐりバス「宮下町」下車徒歩0分
車）
・関越自動車道「川越IC」から車で20分

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