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知るほど楽しい!「新宿歴史博物館」で江戸時代の新宿へさかのぼる【東京都】

知るほど楽しい!「新宿歴史博物館」で江戸時代の新宿へさかのぼる【東京都】
新宿歴史博物館

現在の新宿はビルも多く都会のイメージが強いですが、昔はどんな感じだった知りたくないですか?

「新宿歴史博物館」の展示内容は江戸時代以降を中心に、比較的現代に近いものが多く結構とっつきやすい内容だと思います。

新宿にゆかりのある施設や人物の情報も多くあってオススメのスポットですよ。

新宿歴史博物館へ出かけてみよう!

「新宿歴史博物館」は、新宿の郷土資料を扱う博物館として1989年に開館した区立博物館です。

場所は新宿区四谷三栄町で、最寄り駅はJR「四ツ谷駅」、東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」、都営地下鉄新宿線「曙橋(あけぼのばし)駅」で、いずれから歩いても1km弱の圏内で丁度中間点になる感じですかね。

今日は地下鉄で新宿から二駅目の曙橋駅下車にて歩いてみます。

地下鉄「曙橋駅」から博物館へ

新宿歴史博物館

曙橋駅のA4出口から出ると傍に案内板が出ているので、これをたどって行けば着けます。

曙橋駅は降りるのが初めてで、そうかと思ってましたがやはり曙橋って橋があるんですな。 天気も良し、散歩気分で歩き始めます。

新宿歴史博物館
新宿歴史博物館

日本一安い「定食酒場食堂」

新宿歴史博物館

路地に入るとひと際目を引く濃い~感じな佇まいの食堂発見。

「日本一安い」「ご飯みそ汁付きランチ」「生卵一個付き」「288円定食」などの文字が目に入ります。超安いですね。

この「定食酒場食堂」は知る人ぞ知るお店で、メディアでも時々取り上げられる個性派食堂らしいです。

定食酒場食堂
住所:東京都新宿区片町4-10(GoogleMapで開く
定休日:日曜日

「防衛省市ヶ谷地区」が近くにあります

新宿歴史博物館
防衛省

この近隣には大きな鉄塔が目を引く「防衛省市ヶ谷地区」があります。

終戦後ここで「東京裁判」が行われ、1970年(昭和45年)には三島由紀夫が自衛隊決起を呼びかけた後に割腹自殺をした「三島事件」の舞台にもなった場所です。平日限定で内部の見学ツアーも組まれています。

防衛省市ヶ谷地区のそばには「中央大学の市ヶ谷キャンパス」があります。

新宿歴史博物館の施設紹介

新宿歴史博物館

「新宿歴史博物館」は大通り(外苑東通り)からは少し離れた、山の手の閑静な住宅街の中にありました。地上2階、地下1階の都合3フロアある建物です。

入口でコロナ対策の手指消毒液、検温、来館者カード記入を済ましチケット購入後館内に進みます。

1階:エントランス、受付・ミュージアムショップ

新宿歴史博物館

1階はエントランスで、受付・ミュージアムショップなどがあります。

新宿歴史博物館

2階:図書館など、窓からの眺めが良い

新宿歴史博物館
2階からの景色

2階には事務室、図書室、 講堂、会議室などがあります。博物館敷地内にある木々と市ヶ谷辺りの建物の風景がいい感じに楽しめるので、用事が無くてもちょこっと2階に登って景色を楽しむと良いですよ。

地下1階:展示室、サンクンガーデン

新宿歴史博物館
サンクンガーデン

展示室は地下1階フロアにあります。

博物館というとコンクリーとかレンガでできた厳つい建物を想像しますが(私だけか?)、ここは全面ガラス張りで自然光がふんだんに入ってくる開放的な造りですね。美術館みたいな雰囲気で、地下フロアも明るくていいね。

サンクンガーデンというのは”地下式庭園”って意味合いの様ですが。。。、馴染まない言葉だな(苦笑)。

庭園にはコヒガンザクラという種類の桜やカエデが植えてあるので、庭園の規模は小規模ですが春と秋にはそれぞれの季節感が味わえそうです。

新宿歴史博物館
小田急ロマンスカー の復元運転席

地下1階ロビーには小田急ロマンスカーの3100形NSE車の運転席の復元と座席シートがあります

NSEは”New Super Express”の略で、いつの時代のNewかというと。。。、1964年の昭和の東京オリンピックの少し前にNew車両として登場したものだそうです。

先頭車両までが客室展望車両で、運転室はその2階にある構造。これは2階部分だけを切り取って再現させた状態ですね。通常は運転席の中にも入れる様ですが、残念ながらコロナの影響で外側から見るだけになります。

新宿歴史博物館

「常設展示室」6つの展示ゾーンで構成

新宿歴史博物館

常設展示室は一般入場料300円で見学できます。企画展示を見るだけならば入場は無料です。

歴史博物館というと縄文時代あたりからしっかり説明が始まるイメージがありますが(個人の印象ですが)、この博物館は比較的江戸時代以降~現代中心に絞り込んで展示しているのが特徴だと思います。

街中ゆえ敷地の広さとも関係してそうですが、全体的に新しめの時代を扱っているので取っつき易い印象を受けました。古墳や土器のマニアには少し物足りないと思われます。6つのゾーンを紹介しますね。

『大地に刻まれた歴史』 旧石器時代~江戸時代の発掘物

新宿で発見された旧石器時代~江戸時代の遺跡などを紹介

縄文時代草創期の貴重な土器も発見されているそうです。弥生時代の集落は早稲田、高田馬場あたりの神田川流域に集中して発見されているみたいですね、ふ~ん。

このゾーンの特筆事項は。。。、なんと、この博物館を建てる際の建設用地から17世紀頃(江戸時代頃)の地下室が発見された!という事ですね。貯蔵庫的な目的の地下室だったのでは?と推定されているそうです。

『中世の新宿』『江戸のくらしと新宿』 新宿のはじまりはじまり

新宿歴史博物館

江戸時代に「甲州街道」は日本橋を起点とした五街道の一つでしたが、日本橋から出発すると最初の宿場町高井戸宿との距離があり不便だったという事で1699年(元禄12年)に「内藤新宿」が宿場町として設置されました

ここで新宿の地名が出てきましたね。宿場町の用地として譜代大名内藤家の下屋敷(現新宿御苑)などの一部が充てられたので内藤新宿という名になっています。

120分の1の縮尺模型で当時の宿場町の様子が再現されています。

模型奥の方が東側の四谷方面(日本橋側)で、手前の方が西側の高井戸方面です。甲州街道は、八王子・甲府を経由して信濃国(現在の長野県)で中山道と合流する街道です。

新宿歴史博物館

こちらは新宿区内にあった江戸時代の蔵造りの商家を実物大で復元したもの

「店蔵」と呼ばれる建物は防火建築の観点で江戸時代~明治時代にかけて江戸(東京)に多く広まった建物です。元々「火事と喧嘩は江戸の華」って言われるくらい江戸は木造建築が多くその分火事も多かった、ちゅうことです。

新宿歴史博物館

お菓子(らくがん)の型。この商家はお菓子屋だった様です。

『近代文学にみる新宿』 新宿にゆかりの深い夏目漱石

明治の文学を担った数多くの文学者が新宿を生活の場とし、また、活動の拠点としていたそうです。

その中で新宿にゆかりが深く最もメジャーな文学者は国民的文豪である夏目漱石で、新宿区で生まれ育ちその生涯も閉じたという事です。漱石の作品にはたびたび新宿の地が登場するそうです。(昔読んだきりだが、また読んでみようかな。。。)

『昭和初期の新宿』『戦中から戦後・平成 新宿のうつりかわり』

新宿歴史博物館

昭和10年に新宿駅前から四谷へ向けて走っていた5000形(半鋼製)市電の復元。当時は”わめく市電”と言われ騒音が凄かったとか。。。

文化住宅
文化住宅

昭和10年頃、当時憧れの洋間を取り入れた「文化住宅」と呼ばれるタイプの住まいの復元

漫画「巨人の星」でいうと、星一徹がちゃぶ台をひっくり返す部屋と、花形満の家が一緒になった感じの家かな?(個人の抱いたイメージです。ちょっと時代が違うか。。。)

展示物には戦後の昭和20年から平成にかけて、10年ごとの新宿各所の移り変わりを紹介している写真がありました。復興の様子を追って行くとその変化には感慨深いものを感じますね。

「企画展示室」は見学無料

「企画展示室」は無料で見学できますので、常設展示室を既に見学したことがあればこちらだけサクッと見に来るのもアリですね。

所蔵資料展「新宿はなざかり」

企画展示室では「新宿はなざかり」と題して、桜を中心に新宿の花の名所の今昔が錦絵・絵画・陶器などで紹介されていました。

”東海道五十三次絵”で知られる江戸時代の浮世絵師「初代歌川広重」の描いた「玉川堤の花」の絵は美しく印象的。

このモデルとなった場所は現新宿御苑北側の玉川上水沿いらしいが「そこには実はこんな立派な桜並木なんてなかったはず」、などのちょっと不思議なエピソードも紹介されており興味深く見学しました。

「新宿はなざかり」 のリーフレット

ところで、見学しててふっと思ったのですが。。。”東海道五十三次絵”の作者って安藤広重って日本史の授業で習わなかったっけか?気になったので別途確認しました。

広重は安藤家の出身ということで間違いは無いが、史実上絵師として安藤広重を名乗った事は無いという点が尊重され、近年、雅号である歌川広重に統一されているという事らしいですぜ、ダンナ。

アニメ「啄木鳥探偵處」とのタイアップ、デジタルスタンプラリー開催

新宿歴史博物館

テレビアニメ「啄木鳥探偵處(きつつきたんていどころ)」とタイアップしたデジタルスタンプラリーが開催中でした。(この企画は令和3年3月14日で終了しています。)

スマホで参加するスタンプラリーって初めてですが、今どきのニューノーマル対応つうことになりますかね。新宿区立の記念館各所をまわってQRコードを読むとスタンプをゲットでき記念品がもらえるという企画でした。

アニメ啄木鳥探偵處とは。。。、明治時代の末、金欠に苦しむ天才歌人・石川啄木が探偵家業を始めるという異色の”文学的”探偵物アニメ。TOKYO MX TVなどを中心に2020年に放映されたそうです。

デジタルスタンプ設置場所:「新宿歴史博物館」、「漱石山房記念館」(早稲田南町7)、「林芙美子記念館」(中井2-20-1)、「佐伯祐三アトリエ記念館」(中落合2-4-21)、「中村彝アトリエ記念館」(下落合3-5-7)

テレビアニメ「啄木鳥探偵處」公式ページ

基本情報・アクセス

新宿都立新宿歴史博物館公式ページ
住所:東京都新宿区四谷三栄町12-16(GoogleMapで開く)
開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日:第2・4月曜日(祝日の場合は翌日)、※全館燻蒸作業日(12月)と年末年始(12/29~1/3)は休館
観覧料:常設展示 一般300円、小・中学生100円
電車)
・JR中央線・総武線、東京メトロ南北線「四ツ谷駅」より徒歩10分
・東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」出口4より徒歩8分
・都営新宿線「曙橋駅」出口A4より徒歩8分

出かけてみませんか?

新宿歴史博物館

今はビルが多い新宿ですが、歴史を色々知ると普段行き慣れたスポットもまた違った風景に見えてきますね。また、新たに歴史の面影を探しに歩いてみたい場所も出てきて楽しいです。

まだ知らない新宿を見つけに新宿歴史博物館へ足を運んでみませんか?

【記事の訪問日:2021/2/21】

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