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京都観光で伏見方面に行くなら大人気の「伏見稲荷大社」と、これぞ京都の紅葉スポット!と言える紅葉の名所「東福寺」を併せて訪問しましょう。ほど近い両スポットの人気の理由と見どころをご紹介します。
「伏見稲荷大社」も「東福寺」もJR京都駅からアクセスが良い場所で訪問もしやすいので京都に行くなら是非訪問しましょう!
『伏見稲荷大社』 稲荷大社の由来と、人気の理由を探る
最初は、外国人観光客が訪れたいNo.1スポットに選ばれることも多い「伏見稲荷大社」の紹介。
神社の由緒や見どころとともに、なんでそんなに人気があるの?って理由も探ってみたいと思います。
「伏見稲荷大社の紹介」 稲荷大社の総本宮

全国各地に約3万社の「お稲荷さん」と呼ばれる神社がありますが、その稲荷神社の総本宮がこちらの伏見稲荷大社になります。
稲荷大神様がこの稲荷山に鎮座されたのは、奈良時代の和銅4年(711年)が起源とされます。
宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)を主祭神とし、佐田彦大神(さたひこのおおかみ)・大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)・田中大神(たなかのおおかみ)・四大神(しのおおかみ)が祀れています。
お稲荷様とは、その名に稲が入っている通り「稲が生る=いなり」から来ており、稲の豊作にご利益があるとされる五穀豊穣の神様でした。
その後、商売繁盛や家内安全の神様などとしても信仰対象が広がり、後に身近な神様「お稲荷さん」と親しまれる様になっています。
豊臣秀吉が造営したと言われる大規模な「楼門」

本殿がある敷地に入る時にくぐる楼門です。
これは豊臣秀吉が母大政所(おおまんどころ)の病気治癒を祈願して天正17年(1589年)に造営されたのもと言われます。また、秀吉の祈願が成就すれば一万石奉加する、と記した“命乞いの願文”がこの大社に伝来しています。
神頼みをしたという秀吉の人間臭い一面が感じられる逸話ですよね?伏見稲荷大社の楼門は規模としては最も大きいものに属します。
※楼門とは2階建ての門で、一階部分に屋根を持たない門の総称
稲荷大社といえばお狐様ですが。。。

狐は神様の使者とされます。
農事が始まる春先から秋の収穫期にかけて里に降りて姿を現して、収穫が終わる頃に山へ戻っていくため農耕を見守る神様の様に考えられていた様です。(諸説ある様です。)
伏見稲荷大社の楼門の左右にお狐様が鎮座していますが、左のお狐様は鍵を、右のお狐様宝球をくわえています。 鍵は蔵の鍵を意味して富貴・豊穣の成就を表し、宝珠は諸願成就の象徴だそうです。
全国の稲荷大社の狐の像も何かくわえていることが多いらしく、上記の他に、稲束をくわえている場合は五穀豊穣の成就、巻物の場合は仏教の経典を表すなどの意味があるそうです。 へえー。
そんなとこを気にしてお狐様を見て行くと、稲荷神社を訪れる楽しみが増えますね!
「千本鳥居」は実は約1万本あります!


この鳥居自体は比較的新しい時代の物で、信者の奉納によって作られたものです。一個21万円から奉納できるみたいですので、おひとついかが?
「千本鳥居」という呼び名ですが、現在は約1万本の本数があり稲荷山の上の方まで鳥居が続いている様は凄いですね。やはりこれは唯一無二のエキセントリックな景観。
人気スポットゆえ、鳥居の中が人混みで渋滞しているのはちょっと苦笑いしてしまいます。

伏見稲荷、外国人観光客の人気の理由!?

伏見稲荷大社が特に外国人観光客の間で人気なのは、次の様な理由のようですよ。
- ■ 朱色の鳥居が千本もあり、日本らしい独特の神秘的な景観が楽しめる
- ■ 京都駅からも、最寄りの駅からも近くアクセスが容易
- ■ 時間を気にせず入場でき、訪問日時の調整がしやすい(24時間見学可)
- ■ 入場料が無料
- ■ 2005年のアメリカ映画「SAYURI」の影響。
最後の映画「SAYURI」は2005年のアメリカ映画で、アメリカ人作家・アーサー・ゴールデンの小説・さゆりが原作。
京都の祇園で活躍した芸者の話で、伏見稲荷大社の千本鳥居をロケ地に使った印象的なシーンがあります。この作品は第78回アカデミー賞で6部門ノミネートされ、3部門で受賞しました。
ま、こちらはちょっと古い話になりつつありますね。
基本情報・アクセス

住所:京都市伏見区深草薮之内町68番地 (GoogleMapで開く)
拝観料:無料
アクセス:
電車/バス)
・JR奈良線 稲荷駅下車 徒歩直ぐ (京都駅より5分)
・京阪本線 伏見稲荷駅下車、東へ徒歩5分
・市バス:南5系統 稲荷大社前下車、東へ徒歩7分
『東福寺』 京都屈指の紅葉の名所
東福寺は25か寺の山内寺院を有する臨済宗の禅寺の大寺院で、紅葉の名所として有名なお寺です。
東福寺は伏見稲荷大社からも比較的近い場所に在り、伏見稲荷大社とセットでの訪問もお勧めです。
訪問した際は紅葉のベストシーズンということも、訪問客の数が半端無いですが、焦らず人の流れに任せて進んで行きます。
境内の渓谷や橋が立体感のある景観を演出



境内を東西に横切るように「洗玉澗(せんぎょくかん)」という渓谷があり一筋の川が流れています。
川に掛かる橋が3つあり、その中でも本堂近辺から開山堂へと延びる「通天橋」から渓谷を眺めるのが最大の紅葉絶景ポイントになります。
渓谷や橋が織りなす高低差のある立体的な紅葉景色を楽しめるのが、東福寺の最大の魅力です。紅葉の絨毯の様な景色は素晴らしかったです。

濃い色と淡い色のグラデーションがとても綺麗。ずっと眺めていたい美しさです。
「開山堂」で名園を楽しむ


通天橋からつながる開山堂の庭園は江戸時代中期の名園です。(この人の列も見て頂きたい。。。)
境内には国指定の名称「東福寺本坊庭園」もありますのでそちらもお勧めです。
基本情報・アクセス

住所: 京都府京都市東山区本町15丁目778(GoogleMapで開く)
拝観時間:
4月~10月末:9:00~16:00(拝観受付終了は16:00、16:30閉門)、11月~12月第一日曜日まで:8:30~16:00(拝観受付終了は16:00、16:30閉門)、12月第一日曜日~3月末:9:00~15:30(拝観受付終了は15:30、16:00閉門)
拝観料:
通常期)*下記の秋季期間以外 [通天橋・開山堂] 大人:600円/小人:300円
[東福寺本坊庭園(方丈)] 大人:500円/小人:300円
[東福寺本坊庭園(方丈)・通天橋・開山堂(共通拝観券)] 大人:1,000円/小人:500円
秋季拝観料)*11月10〜30日
[通天橋・開山堂] 大人:1,000円/小人:300円
[東福寺本坊庭園(方丈)] 大人:500円/小人:300円
[東福寺本坊庭園(方丈)・通天橋・開山堂(共通拝観券)] 設定なし
※小人:小中学生
アクセス:
電車/バス)
・JR・市営地下鉄:JR奈良線東福寺駅下車、徒歩10分
・京阪電車:京阪東福寺駅下車、徒歩10分
・京阪電車:京阪鳥羽街道駅下車、徒歩8分
・京都駅:京都市バス(88/208系統)で東福寺バス停下車(約15分)、徒歩4分
・四条河原町:京都市バス(207系統)で東福寺バス停下車(約19分)、徒歩4分
・東山三条:京都市バス(202系統)で東福寺バス停下車(約18分)、徒歩4分
・祇園:京都市バス(202/207系統)で東福寺バス停下車(約14分)、徒歩4分
出かけてみませんか?
京都は色々な季節の魅力がある場所です。今回は秋の魅力をお伝えしましたが、伏見稲荷大社の魅力と東福寺の紅葉の素晴らしさが伝わりましたでしょうか?
参考にして頂き京都の豊かな季節感を味わいに是非出かけてみて下さい。
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