【最新記事:2021.4.15】日高市「高麗神社」は異文化感じる神社、”出世明神”として著名人も多数参拝【埼玉県】

週末は「岩槻人形博物館」を見学して、ヨロ研カフェで美味しいランチを頂こう!【埼玉県】

週末は「岩槻人形博物館」を見学して、ヨロ研カフェで美味しいランチを頂こう!【埼玉県】
岩槻人形博物館

人形のまちとして知られる埼玉県岩槻に、新たに「岩槻人形博物館」が2020年にオープンしました。公立の人形博物館としては日本初の施設です。 敷地内にはヨーロッパ野菜をメインとした洒落たカフェレストランも併設されていますので、週末は岩槻へ伝統文化とヘルシーなランチを楽しみに出かけてみませんか?

岩槻ってどんなところ?

埼玉県さいたま市岩槻区が岩槻の地名です。さいたま市は2001年に浦和市・大宮市・与野市の三市が合併してできたましたが、岩槻市はそれに少し遅れる形で2005年にさいたま市に合併しています。

岩槻人形博物館
太田道灌公の像

岩槻は岩槻城の城下町として、また日光御成街道の宿場町として江戸時代に栄えました。そこに宮大工らが流入して住むようになり人形作りを始めた、というのが人形のまちとしてのこと始めと言われます。
博物館の敷地内には岩槻城を築城したとしてゆかりのある武将・太田道灌 (どうかん) の像があります。太田道灌は室町時代後期に関東で活躍した武将で江戸城を築城したことで有名です。
ただし。。。、近年、同じ埼玉にあった忍(おし)城主であった成田正等(しょうとう)が岩槻城を築城したとする説が浮上している様で、実は誰が築城したのかはっきりしていない様です。ここだけの話ですよ。

「岩槻人形博物館」を見学する

岩槻人形博物館とは

岩槻人形博物館

博物館の建物は和が基調ですが、ガラス張りの開放的な建築物で”和モダンな”と表現しておきますわ。
岩槻人形博物館は旧岩槻区役所の跡地に建てられました。 ここは、”人形文化の継承”という文化的な側面を持っていると共に、集客による経済効果にも期待されていると聞きます。人形ビジネスもやはり少子化の向かい風の中で色々厳しいのかなと想像できますからね。地域への集客を図るポータル施設として期待されるのもわかります。

では、博物館の中に入ってみましょう。常設展は2か所の部屋に分かれています。特別企画展はコロナの影響で延期につき残念ながら本日は開催されていませんでした。

岩槻人形博物館

常設展『埼玉の人形作り』

岩槻人形博物館

日本における人形の製造過程の紹介と、埼玉の人形が全国で親しまれる様になった明治~昭和期の人形も紹介されています。

岩槻人形博物館

岩槻の人形産地として最も盛り上がっていたのが高度成長期の頃で、当時は300軒近い工房と問屋が軒を並べていたという事です。ヒュー、凄いですね。

人形のパーツは分業生産され、それを問屋が仕入れを行い組み上げて商品仕立てして販売する流通だそう。商品企画なども問屋がコントロールするそうです。一から十まで自社でコツコツと作って販売しているイメージをなんとなく抱いていましたが、とんでもない!かなりシステマティックな生産・販売網ができているんですね。

岩槻人形博物館
専門の作業道具

常設展『日本の人形』コレクション展示

岩槻人形博物館
岩槻人形博物館

江戸時代の雛人形。18世紀後半に江戸で生まれた「古今雛(こきんびな)」は現在の雛人形の原形になっているそうで、豪華な衣裳をまとった写実性の高い表現が特徴。この人形の表情はまだのっぺりとした感じですね。

岩槻人形博物館

こちらの雛人形は昭和に入ってからの作品ですが、富士山をかたどったユニークなフォルムでアートな印象です。

岩槻人形博物館

歌舞伎などの人気役者を模して作られた江戸時代の「似顔絵人形」。 見ての通り着せ替えが可能で、膝や関節が折れて座ったりもできるそうです。人形の表情も着せ替え衣装精巧にできてますね。裕福な人の娯楽道具だったと想像します。

岩槻人形博物館

江戸時代の鼓打(つづみうち)の「衣装人形」は躍動感を感じますね。この腰つきがイイネ。

岩槻人形博物館

江戸時代の「次郎座衛門頭立雛(かしらたちびな)」と言われる立雛人形。雛人形はこういう立った姿から始まり、作風の成熟と共に座り雛人形へと発展していったようです。ルーツ的な人形として興味深い。

岩槻人形博物館

雛人形の並べ方の並びの変遷紹介。 江戸時代の雛人形の並べ方は細かい決まりは無くもっと自由に並べられていたとの事。 昭和に入って昭和天皇即位式や天皇の肖像写真などが参考として現代の並べ方に影響をしている様です。なるほどね。

展示コレクションは興味深く、特に江戸時代から成熟を見せる人形文化の多様性と精巧さに関しては思ったより(失礼!)興味深く見学できました。
一方、人形の歴史においては時代毎の流行によるスタイルや技法があり、それらがもう少し初心者にも分かる様な説明があると展示物への親近感が増すのでは?と少し思いました。”次郎座衛門雛”ってどういう起源の人形?なんで”内裏雛(だいりびな)”って呼ばれるの?など。
見学した人が人形博士になって出てくるくらいの噛み砕いた情報やトリビアがもう少しあると良いかなーって思いました。

アクセス情報

岩槻人形博物館(公式ページ: https://ningyo-muse.jp/
住所: 埼玉県さいたま市岩槻区本町6丁目1-1 (GoogleMapで開く
開館時間:午前9時~午後5時
休館日:月曜日(休日の場合は開館)、年末年始(12月28日から1月4日まで)
観覧料:一般 300円、高校生・大学生・65歳以上 150円 ※展覧会により観覧料が異なる場合あり
アクセス:
電車)
・東武アーバンパークライン「岩槻駅」東口下車、正面の大通りを直進、2つ目の信号(岩槻駅入口)を左折、直進約500m右手。徒歩にておよそ10分
車)
・東北自動車道「岩槻IC」より国道16号線を春日部方面へ約3.5㎞進み、城町2丁目の交差点を左折し、信号2つ目を左折すると約1.2㎞先左側が博物館駐車場

「にぎわい交流館いわつき」の”ヨロ研カフェ”でランチを楽しもう

岩槻人形博物館

岩槻人形博物館の敷地内には「にぎわい交流館いわつき」という、観光情報発信や多目的施設、レストランを要する施設が併設されています。
本日はコロナの影響でレストラン以外の施設はクローズされ入場できませんでした。興味深いイベントや地域情報発信の場として今後注目したい。

「ヨロ研カフェ」は、ヨーロッパ野菜のカフェレストラン

「ヨロ研カフェ」は「にぎわい交流館いわつき」内にあるレストランです
本日、岩槻人形博物館に訪れたきっかけは。。。、新しく綺麗な博物館ができたのを見掛けていたのでそのうち覗きたいな、と思っていたのが一つ。ヨーロッパ野菜を素材としたカフェレストランが併設されているっていうのを知ったのが決め手。週末のランチを兼ねての訪問でした。(花より団子でスミマセン。。。)

店内は明るくナチュラルテイストな造り

ヨロ研カフェ

建物は人形博物館同様ガラス張りでオープンな感じの明るい店内で、木を基調としたナチュラルなテイストのお店でした。

ヨロ研カフェ
ヨロ研カフェ
ヨロ研カフェ

「デトックスウォーター」。ミント、レモングラス、ライム、ディルが材料とあります。

ヨロ研カフェ

ランチプレートは目にも楽しい

ヨロ研カフェ

連れは「ヨロ研野菜たっぷりのワンプレート」1,400円ナリを注文。たっぷりヨーロッパの野菜が使われたヘルシーな感じのランチプレート。
サラダ、ミネストローネ、フランスパン(”パン・ド・カンパーニュ”ってボードに書いてありました)、 豚肉のポルケッタ(ローストしたもの)、それに、プチヴェール、ラディッキオ・タルティーボ、ロマネスコというヨーロッパ野菜がソテーされたものが添えらています。あとヨーグルトか。

プチヴェールはキャベツの仲間、ラディッキオ・タルティーボはキク科の野菜、ロマネスコはブロッコリーとカリフラワーが掛けあわさった野菜だとか。
なんだか外人の名前みたいな野菜達で覚えられませんが、でも、ヨーロッパカリフラワーとか覚えやすい名前が付いちゃうと一気にありがたみが無くなるんだよね、たぶん(笑)。

ヨロ研カフェ

私は旬の野菜を使った「本日のランチパスタ」900円ナリを注文。ミニサラダ付き。ヨーロッパ野菜のロマネスコは面白い形。ブロッコローより食感が柔らかくて食べやすいかも。あっさりしたトマトソースベースのパスタで美味しかったです。

ジェラートも変わり種多し

ヨロ研カフェ

デザートまで頂く予定はなかったのですが、野菜を使った変わり種のものが多くついつい試してみたくなった。選んだのは「酒粕&バナナチョコチップ」と「カッサータ(リコッタチーズのアイスケーキ)」。
「酒粕&バナナチョコチップ」 は、う~ん、リアルにバナナ感が伝わってきますな。素材の持ち味が素直に出ている感じ。食べなかったが「かぼちゃと秩父ブラン」つうのはどんな味だろう?気になるのでまた次回。

ヨロ研カフェ

店内ショップではヨーロッパ野菜が買える

ヨロ研カフェ
ヨロ研カフェ

店内のショップでは地元や県内のおみやげ物の他に、近所のスーパーでは見かけない珍しいヨーロッパ野菜の販売もされています

このカフェを運営している会社ノースコーポレーションはイタリア料理店の会社ですが、食を通して生産者や地域と密着してさいたまの食文化を盛り上げよう!とするコンセプトで色々な企画・運営をされているようで興味深い。例えば、さいたま市の学校給食でイタリア料理を提供するなどの試みとか。
地産地消という観点でさいたま市・埼玉県の食文化を通じて色々面白い展開をしてくれることを今後も期待します!

ヨロ研カフェ

基本情報

ヨロ研カフェ岩槻店(公式ページ:http://north.co.jp/yoroken_caffe
住所:埼玉県さいたま市岩槻区本町6丁目1−2 にぎわい交流館いわつき1F
営業時間:平日:ランチ10:00-14:30、カフェ14:30-17:00(L.O.16:30)、土日祝:ランチ10:00-15:30、カフェ15:30-19:00(L.O.18:00)
定休日:年中無休

にぎわい交流館いわつき(公式ページ:https://www.nigiwai-koryukan.jp/
住所:埼玉県さいたま市岩槻区本町6丁目1−2(GoogleMapで開く
開館時間:9:00~21:30、休館日:年末年始(12月29日~1月3日)

出かけてみませんか?

岩槻人形博物館

岩槻は伝統文化である「人形のまち」ということで少し古臭い街のイメージがあるかもしれませんが、岩槻人形博物館が観光や産業の温故知新の場となって新しい風が吹いてくるといいなって思います。
皆さんも休日に訪れて、伝統文化に触れつつ美味しいランチを頂きつつで、のんびり過ごしてゆきませんか?

【記事の訪問日:2021/2/27】
Pocket

博物館 美術館カテゴリの最新記事